14 冒険者協会試験(後)
自前の武器の大きさ、形に近い木刀を二人とも持ち、一定の距離を離れて向き合う。
「じゃあよろしくやろうやプレイヤー同士」
その言葉が合図だったのか、いきなり切りかかってきた。
「幼女相手なんだから先手は譲ろうよッ!!」
「なんか見た目と言動がなんかあってないな……」
喋りながら後ろに下がり攻撃を避ける。
ステータスを素早さに一応振ったおかげか目が付いていけている。
手加減されているんだろうな……。
「おぉ、スゴイ!」
じゃあもう少しスピード上げるぞ、っと言ったとたん木刀が当たった。木刀を弾き、左手、右脇腹、左肩を言う順に切られた。
三発でHP0になり死んだ。そして暗闇に飲まれた。
切られたというより殴られたという感覚に近くめっちゃ痛い。
この体、痛覚に敏感過ぎだろ。
痛過ぎて起き上がれない。
数秒したら暗闇も晴れHPも完全回復したが、当たったところは鈍痛が残っている。
「思ってたよりHP少なかったのか」
「……そうですが?」
心底驚いたような顔のヘンリクに少しムッとなってしまった。
「そんな怒んなって」
「……怒ってません」
「口を尖らせて言っても説得力がないぞ」
ここで反論しても意味がないと思いなおし合否の確認する。
「合格だよ。でももうちょいステータス上げような」
スルーして地下から上がり受付に向かい冒険者カードを受け取る。
「合格されましたので冒険者カードの説明をします。まずそのカードは身分証にもなりますので無くさないようにしてください。紛失した場合は1000ギットかかります。他国に入る時に入国税の5%が引かれますので他国に行く際はお見せください」
このゲーム、入国税取られるのか。
「討伐クエストなどは、討伐された数が自動でカードに記入されますので、受付に見せてくれれば報酬をお支払いいたします。クエスト期限に間に合わなければ罰金、酷い場合は冒険者カードの剥奪になりますので気を付けてください」
一通り説明し終えると、さっそく俺はアイテム屋に向かう。
「道具屋ってどこにありますか?」
話終わった受付さんに聞いてみると向かいの家が店らしい。
「ありがとうございます」
看板にはポーションのマークが彫られていた。
中は素材屋に近いように見えたが、商品がポーション、スコップなどの物からフライパンなど調理器具まであった。
「おっ、あったあった」
天秤は500ギットだった。
「買える!!」
速攻で天秤おとりカウンターに持って行きお金を払う。
店主は物珍しそうにしていたが、そんなことは知ったこっちゃない。




