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13 冒険者協会試験(前)

 何も考えずに登録しようとしたけど先にクエスト見てからのほうがいいか。旨味のあるクエストがないと登録した意味がないしな。

 クエストボードの前に来れたのは良いけど大人達で全く見えん。

 ジャンプしても見えず、無理やり押し込んで行っても上手い事いかなかったが、その後も何度か隙間を縫うようにしてやっと完全に見える位置に行けた。

 だが見えん……。

 下から見上げるようになるので少し見ずらい。

 いや、でも、爪先立ちすればぁ……。

 下の方だけだが見えるようにはなったが、薬草採取、スライム討伐、紅猪コウチョの角、毛皮の納品など、採取、討伐、納品と様々な依頼が下の方のもあった。

 よくある異世界転生もののクエストでは、子猫探しや荷運び、屋根の修理、下水掃除などがあったがゲーム内でもあるのか気になった。


「やっぱりない」


 やっぱりゲームだからか?

 それか住民とのイベントかクエスト失敗イベント、それ以外なんだろうか?

 

「頑張るしかないけど、素材単体で売るより儲かるな」


 受付もさっきより空いてるし今の内に並んどこ。

 報告だけなのか受付嬢と少し話すだけで去って行っている。

 受付の人ってあんな可愛い女の子ばっかなんだろ。男の人が受付になっても良いと思うけど、俺は可愛いほうがいいけど。

 5分もかからない内に俺の番が来た。


「本日はどのようなご用件でしょうか。報告なら右隣へ、納品物の鑑定なら左隣へ、その他のご用件でしたら私にお願いいたします」


 報告なら右の列なのになんでここに並んでたんだ?

 もしかしてだけど……このお姉さんが美人だから口説いていたっていう訳じゃないよな?

 並んでいた男達の方をチラッと見るが、他の人と変わりないように見える。


「あの、お客様?」

「あっ!すみません。お姉さんが綺麗で吃驚しちゃって」


 自分の意志で赤面するなんて器用な事は出来ないが、誤魔化すように本音を漏らす。


「まぁ、ありがとう。貴方も可愛いわよ」


 身を乗り出して嬉しそうに頭を撫でてくれた。

 でも、なんでこんなに美人の人雇えんだろ。こんだけ美人だとファッションモデルとになれそうなのに。カメラが無いからか?


「ありがとうございます」


 よし、本題に入るか。


「今日はですね。冒険者登録をしに来ました」

「100ギット貰うけど大丈夫?それに試験あるけどいけそう?」


 うん?試験?

 お金はかかるかもと予想していたけど、試験は予想外だ……。


「試験って何をするんでしょうか?」

「試験はね。試験官と一対一で戦うんだけよ。武器や魔法がどれくらい扱えるかのを調べるだけだから気負う必要ないからね?」

「は、はい……」


 スライムに負ける俺が戦ったら即負けするじゃないかと思うだけで憂鬱だ。


「じゃあ準備して来るわね」


 でも即負けと分かっているからって不合格になら、ない、と、思えない……。


「就活を思い出せ!!当たって砕けろの精神で今回も挑もう!」


 不安と緊張が2分くらいあったが、それから10分くらいは椅子に座り周りの観察という名の盗み聞きをしていると、列に並んでいたやつが話す声が聞こえた。


「今回もダメだったわ」

「これで何回目だよ」

「4回」

「ぷはっ、どんだけ告ってんだよ」

「あの体見たら自分の物にしたいだろうが」


 話している男達は下卑た笑みで気持ち悪いことを言っている。

 確かにあの受付のお姉さんはボンッ、キュッ、ボンッで、俺も興奮しそうにならんくもないが――。

 

「襲っちまうか?」

「NPCだしいけるかもな」


 うわっ、こいつらプレイヤーかよ。

 R‐18区画もあるんだからそっちで発散しとけよ。


 R‐18区画は始める前の同意書に書いてあり18歳以上じゃないと見ることも不可能になっている。子供が勝手に迷い込まないように対策されており、やるならリアルマネーが必要になっている。


「聞きたくない」


 嫌悪感が酷くなる前に目を閉じ、耳を手で塞ぎ、椅子の上で体育座りで丸くなる。

 それから5分くらいしてやっと準備が整ったようだ。

「準備整ったけど大丈夫?」

「はい、眠かったので寝てただけですよ?」

「そう?それなら良いんだけど」


 ギルドの地下に行くと小学校の運動場ぐらいの広さがあり、的なども置かれている。


「あそこにいるのが今回の試験官ね」

「あそこ……」


 真ん中の所に革鎧がベースで一部鉄鎧の軽装な格好の男の人がいた。


「じゃあよろしくお願いしますね」

「承りました」


 それだけ言ってお姉さんは戻って行った。

 途中振り返って手を振ってくれた。手と振りかえしましたよもちろん!


「俺はヘンリクだ。君はプレイヤーかな?」


 ゲッ、こいつもプレイヤーか?


「プレイヤーみたいだな。嫌そうな顔してるし」


 苦笑いしている。

 俺そんなに嫌そうにしたか?


「俺もプレイヤーだ。クエストでよく試験官をしてるから、今後聞きたいことあったら聞きにきな」


 お、意外に優しいな。


「タダじゃないけどな」


 チッ、こんな幼気な少女に金を取るとるか普通?

 ……いや、とるか。


「分かりました。その時は頼みます」


 このヘンリクと名乗った男は身長165㎝くらいで武器はダガーみたいな物をつかっつのか両太腿に二本ある。


「私の名前はレイです。戦闘は苦手ですのでお手柔らかにお願いします」

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