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魔科学  作者: 水銀
東方魔法連邦編
9/26

テスラ

翌朝まだ眠気がありながらもベットから起きて窓を開ける。


「ユーリ、あしゃだょ〜ふわぁ〜」


「ノアが朝起きてるなんて珍しいわね」


さっき起こしたばっかなのにもう目が見開いて完全覚醒しているユーリ。


「まぁ今日は朝から街巡りだからね」


「それもそうね、それじゃあ朝食が来る7時までは整理と準備をしておきましょうか」


互いに着替えや髪を整えたり荷物の整理をしたりなどを進めていき7時になった。


ノックと共に「お客様起きていますか?」という声が聞こえる。


「は〜い」


扉を開けて朝ごはんを受け取る。


「はいこっちユーリの」


「ありがと」


ご飯を食べていき、2人とも食べ終わってから食器を返して宿から出る。


「それじゃあ町巡り始めよっか!」


「あんまりはしゃぎすぎないでね、あと珍しいからってポンポン買わないこと」


「う、わかったよ」


まず初めに朝市が賑わっている南地区に向かう。


「とりたてだよ〜!」「これはね⋯⋯」などなど様々な声が飛び交うこの場所は朝なのにも関わらずたくさんの人で賑わっていた。


「すごい人だねユーリ⋯⋯あれ?」


話しかけても返事がないため隣を見てみると誰もいなかった。


「ユーリ!?どこ!?」


焦って周りを見渡して探してみると、少し先の屋台で何かを見定めているのを見つける。

急足で進んでいき隣まで行くとそこにはりんごを凝視しながら悩むユーリの姿があった。


「ふっ」


「どうしたの?ノア?う〜ん」


「いやりんごで悩んでるのかぁって思って」


「りんごは色だったり鮮度が大事なんだから悩むに決まってるでしょ!それに明日にはここを出るんだから!」


「それもそうだったね、昨日言ってたもんね」




時は昨晩勉強会に遡る。


「ノア」


「どうしたのユーリ?見ての通り僕は今頭から火を吹いているんだけど⋯⋯」


「火は出てないから安心して、それよりこの町だけど明日の夜には魔法連邦の首都に向けての馬車が出るらしいんだけどそれに乗って首都に行かない?」


「それまたどうして?」


「ここよりいろんなものが集まってると思うの各地の文化だったりが集まっててノアの探求も捗ると思うし私達まだ定住場所とか決まってないから“巨大“ダンジョンもある首都に行った方じゃいいんじゃないかと思って」


「う〜ん、それじゃあ明日町を回ってからでいい?」


「そうしましょうか」


「それじゃあ明日は早く起きないとね!それじゃあそろそろ」


「ノアまだ勉強は終わってないわよ?」


「ですよね〜」




「それにしてもなんでりんご?」


「りんごを⋯⋯りんごを丸ごと一つ齧ってみたかったのよ⋯⋯⋯⋯」


思ったより可愛いことだったのでついつい笑ってしまう。


「わっ!笑わないでよ!」


「ごめんごめん、それじゃあおじさんこれ4つください!」


「あいよ!」


代金を支払ってりんごを受け取る。


「それじゃあはい」


受け取った袋に入ったりんごを一つ取り出しユーリに手渡す。


「ありがと」


りんごを食べながら次の地区、西地区に移動する。


「さてここが、この前一瞬だけ見た“リーナ闘技場“か」


「えぇそれにしても昨日も見たとはいえ大きいわね」


「西地区の大半がこの闘技場の敷地らしいからね〜、さてと今はなにをやっているのかな?」


毎日の競技と書かれた看板を見てみると。



10時〜 冒険者による冒険の進め

12時〜 魔法学院生による演奏会

14時〜 市民参加型料理対決!!

16時〜 魔物討伐戦

18時〜 魔法学院生による魔法発表会

20時〜 魔法決闘



「へぇ〜結構色々あるんだ!ん?」


その隣に多彩な色で目を引く看板があった。


「えっとなになに?」


市民や旅人、冒険者達を集めた第48回大決闘トーナメントを開催致します!!

この決闘で必要なのは東方魔法連邦でのみ有効な身分証明パスのみ!

それさえ提示していただければ一部例外を除き誰でもエントリー可能です!

開催日時は5月1日より1週間にかけて開催いたします!


「そんなのあるんだ〜まぁ僕たちには関係ないかな?」


「そうね、じゃあ一旦商店街に行きましょうか!」


そうしてその場から移動しようとしたその時。


「そこの2人!!ちょっと待ったー!!」


周りに大きく響く声でそういう。


「なんだ?」


振り返るとそこには、ローブに身を包み帽子を被った少女が立っていた。


「お二人さんちょっと話を聞いてくれない?」


「行きましょうノア、きっと私たちじゃないわ」


「冷た!!そんなこと言わずにね!ね!」


「それなら早く済ませなさい」


氷点下より冷たい目で謎の少女を見るユーリ。


「ごっほん、では僭越ながら私の名前はテスラ!訳あって2人にお願いしたいことが!」


「お願いしたいこととは?」


「それは⋯⋯その⋯⋯場所を変えて話さない?」


「ノア行きましょうか」


「ちょっと待ってあなた達にも悪い話じゃないから!!」


しかしユーリは止まることなく進み続ける。


「あなた達!馬車に乗るんでしょ!その馬車身分証明パスがないと乗れないんだよ!」


そこでピクッと反応しユーリの足が止まる。


「そのパス今は大決闘に行くためにいろんな人が発行してるから普通に行けば一ヶ月以上は待たないといけないもしれないし!」


「それほんとなのよね?」


「はっひゃい!!」


わかる、あの静か笑顔で見られるとそうなる、うんわかる。


「ノア?何か失礼なこと考えてない?」


「いえ、そんなことないです」


「それじゃあここからはその私の部屋でお話ししてもいいですか?」


「仕方ない、案内して」


「はい!」


すぐさま北地区の方向に向かって歩き始めるテスラ。


「もう、まだ2人で商店街を見てまわりたかったのに⋯⋯」


「ん?何か言った?」


「なんでもない!」


そうしてテスラ案内の元僕たちはこの町にある“リーナ魔法学院“に到着した。

北地区→魔法学院

西地区→闘技場・ダンジョン

南地区→商店

東地区→住宅・宿

この町の大まかな地図はこんな感じです!

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