正確なイメージ
翌日も学院に通ったあと実習がなかったため放課後テスラを誘いグラウンドに向かう。
「それじゃあノアくん、今日もこの魔水晶に向かって魔法をぶち当てて欲しいんだけど⋯⋯そうだね何かイメージしやすいものってあるかな?」
「イメージしやすいものかぁ〜」
「子供の頃からよく読んできたものとかでいいからさ!」
「それなら“マッチと少女“が一番読んでるかな?」
「確かマッチとかいうのを使う少女のお話だったけ?」
「そうそう、でもそのマッチがなんなのかいまだにわからないんだよね⋯⋯」
「う〜ん、取り合いず火かぁそれなら」
またもや謎の空間に手を突っ込みものを取り出す。
「じゃあ一旦こも蝋燭に火を灯す練習をしてみようか」
「蝋燭?初めてみるけど⋯⋯」
「あぁ知らないのか⋯⋯魔法を使わない火を灯せば灯り続ける棒みたいな認識でいていいよ」
「なるほど、それじゃああのぐらいの火を想像して、火の魔法!」
すると今までと違い今にも消えそうな火が蝋燭に灯った。
「うん完璧、それじゃあもう一つ魔法を使う上で大事なこと!魔法の解除について」
「解除?」
「魔法を発動した時、そこには魔力をもとに作られた物質だったりが残るじゃん」
「そうだね」
「だいたいは時間と共に消えるんだけど、特定の魔法だったり、付与魔法は残り続けるだよね」
「その時に、解除の魔法を使うと」
「そそ、後は緊急時とかに、それじゃあ実践いってみよう」
「うん、解除の魔法」
発動から数秒後蝋燭に灯った火が消えた。
「すぐ消えるわけではないんだね」
「そそ、だから頭の隅に置いとくくらいでいいよ、あっ、後自分の魔法にしか効果はないからそれも、それじゃあだいたい基礎は終わり!じゃあ今日から頑張って行こー!」
「おー」
それから2日間は火の魔法と解除の魔法を交互に繰り返していった。
そして2日後。
「そろそろ、水魔法をやってみようか」
「オッケー」
火の魔法の時と同じぐらいの容量で!
「水の魔法!」
すると、周りに小さな水が浮く。
「できた?」
「できてる!しかもこんなに完璧に制御してる!!これならこの前言った工程全部無視できるかも!」
「本当に!」
「それじゃあ最後椅子くらいの高さの土柱をイメージしてやってみて!」
「椅子ぐらいの土柱、椅子、土の魔法“椅子”」
そしてその場に土で出来た椅子が現れる。
「これは⋯⋯」
「完璧だよ〜!」
「やった!」
こうして、短い魔法基礎練習が終わり魔法の特訓は佳境に入っていくのだった。
解除の魔法の話の時、魔法で放った物質は残り続けるって言ったんですけど、変えます、特定の魔法を行使した時もしくは付与魔法を施したもののみにします。




