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魔科学  作者: 水銀
幼少期編
1/26

きっかけはいつも小さなことから

「お母さん、今日もこれ読んで!」


5歳くらいの少年が一冊の本を持ってきて母に読んでもらうようお願いする。


「ノアはやっぱりこの本が好きね〜」


「うん!!」


「でもちょっと待ってねみんなが選んでから読むからね」


「わかった!」


「じゃあ、みんなは決まった〜?」


大きな声で聞いてみると、3人とも近くに寄ってきた。


「あらみんな選んでないけどいいの?」


「うん」


もう1人の5歳の少女が代表するかのように返事する。


「ユーリちゃんいつもごめんね、うちの子が一番早く持ってくるから遠慮してくれて」


「大丈夫」


「ありがとう、2人もいいの?」


『うん!』


4歳くらいの2人が同時に返事をする。


「それじゃあ読みましょうか!“マッチと少女“」


ある冬の日のこと、幼い少女はマッチを売るために家の前で小さな体から精一杯大きな声で「マッチはいりませんか?」っと道を歩く人に尋ねていました、しかし何人かは買ってくっれたもののほとんどの人は買ってくれず、どんどん日が暮れてきました、夕方になり寒くなってきたため、家の中に入ろうとした時、寒さのせいで扉が開かなくなってしまいました、寒くなっていく外で少女は家の中に入れないまま近くにあった木のそばに座り込んでしまいました、お母さんもお父さんも帰ってくるのはいつも夜遅く、少女はなるべく身を小さくして、暖かくなるようにしました、寒い冬の日なかなか暖かくなりません、ふと少女は近くにあるマッチの箱を見ます、商品として家で作っているマッチを手に取り一本だけ取り出して箱の側面で擦り火をつけます、ボウっと、小さくそれでも勢いよくついた火をなるべく近くに持ってきて暖まろうとしますが、寒い冬の日、乾燥した風が吹き火がすぐに消えてしまいます、それでも少女は一本、一本とマッチを使って暖まろうとしますがすぐに消えてしまいます、少女は考えましたどうやったらマッチの火は消えないかと、人通りも少なくなってきた暗い道で1人考えているとふと昔父が教えてくれたことを思い出し木の下に落ちている木の枝を集めます、そして重ねるように置いていきそこに小さなマッチの火を近づけます、するとマッチから木の枝に燃え移った火が少しずつ大きくなっていき、そしてマッチの火より大きな火になりました、マッチより大きなその火で温まっているとそこにお母さんとお父さんが帰ってきました、こうしてなんとか家に入れた少女は家族と一緒に温かいスープを飲みながら、その日を過ごしましたとさめでたしめでたし。


「はい!おしまい!」


そういって一息ついている母に対して。

「お母さんマッチってなぁに?」


「う〜ん、魔法を使ったものだとは思うんだけどねぇ、お母さんもわからないなぁ、そうだ!ノア、自分で何か調べてみるのはどう?」


「調べる?」


「そう例えばマッチとはなんなのか、自分なりに考えて調べて、そうやって自分なりに答えを出してみたらどうかな?物語の少女が自分で暖まる方法を考えたように!」


「うん!わかった!」


満面の笑みでそう頷き、母が床に置いた童話の本を再び自分で開いて見始める。


うんうん!自分で考えることが勉強に繋がるっていうし、これでノアが勉強してくれるようになれば万々歳だよね、それにしても本当にマッチってなんなんだろう?付与魔法で火を出すようにしたのかな?


「それじゃあお父さん達が帰ってくるまでまだ時間があるしもう一冊くらい読もうかな!何がいいみんな?」


「私これがいい!」


「僕はこれがいい!」


「わかった!じゃあリンちゃんの呼んでからその後レンのも読んじゃうぞ〜」


これから始まるのは“マッチ“から始まる探求の旅の物語。

こっちの方がわかりやすいかつ読みやすいのだろうか?

書き方を全体を通して修正しました。

「」はセリフ

『』は2人以上でのセリフ

何もない場合は状況説明か心、頭の中で考えていることです。

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