席替えに転校生
(キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン)
二時間目。
「今から席替えをしたいと思います」
先生がそう言った途端教室がうるさくなった。
「くじを引きにきてください」
前には番号と席の位置が書かれている。
みんなが並び始めた。だが健吾は並ばない。
列から追い出されるからだ。しかも残り物には福がある、と言うし。
みんなが終わって自分も並び始めた。
[16]
一番前か。
「[17]転校生入る予定なんで」
隣が転校生?。
残り物には福がない。これからは早く並ぼう。
めんどくさそー。
机を動かした。
後ろにゆきこついて来た。
斜め後ろは…村岡かよ…。
まあ関わる事はないだろう。
こうして日時は過ぎ…。
四月 二十日。
「今日から転校生が入って来ます」
「中谷 美加です。これからお願いします」
「え?美加?」
「ゆきこ!」
「なんであなたが…。一生会いたくないと思ってたのに」
なんだか二人とも怒ってるようだ。
「まあまあ」
先生が止めに入る。
中谷 美加は可愛いかで行ったら可愛い。でも、僕的に言うと暗い。
まあ転校だからしょうがないか。
色々教えないといけないのか…。
「よろしく」
「ええ。いろんなこと教えてね」
元何県なんだろう。標準語だ。
そして学校が終わった。
「学校の…案内してくれる?」
中谷 美加が話しかけて来た。
「良いよ。いつ?」
「今日は買い物行くから…明日の放課後はどう?」
「良いよ。じゃまた明日」
いつのまにか友達と喋るみたいな口調になっていた。
中谷 美加の顔も明るくなっていた。




