続自称変人熱狂する
「さあ父さん殴り合おうか」
独活は笑い
「楽しそうだな独活」
微妙に引きつる理仁
「此の歓声は父さんと俺が引き出した」
確かにと理仁頷く
「俺は多くの勘違いの上で踊り歩き疲れ果て終わりを望んだ」
理仁は独活の平手を躱し
独活は
「だから一人で終わらそうとした父さんを」
理仁は首相撲を仕掛け両者は又も笑いあう
「そんな俺に彼女は道を示した」
独活は理仁を投げ飛ばす
「父さん何がねら・・いや母さんは俺を生み」
投げられた理仁は大地に手を付け其のまま飛び蹴りを
「な!」
独活は驚き腕を交差させ受け止める
放ち理仁は華麗に着地し追撃の構え
「生まれ良くとも努力無き者は無力を世に知らしめんと」
理仁の視界から独活は消える地面這うかのように走る且つ刹那に
「俺は至高の子であり無能の烙印を約束された」
理仁にサマーソルトキックを放ち
独活は油断無く構え理仁を見据える
顎にくらいふらつく理仁
「だが子は素晴らしき伴侶共に俺を世界を救った何故だい」
笑い理仁は問いかける昔年の疑問の答えを知ろうと
「ブラックさん」
独活は笑い平手でワンツーコンビネーション放つ
「アレは正体不明のヒーローだから」
笑いながら理仁は避ける
「だね多くの者が憧れた林のヒーロー」
独活は又も這うように走る
「そう七光の者であってはイケナイ」
理仁は飛び上がり逃すまいと独活は追い駆け追い抜く
「父さんは何故七光を見捨てたの」
独活は上から回し蹴り放つ
「俺は七光最も愛された者俺は誕生より最強が約束された」
理仁は腕交差し受け吹き飛ぶ
「もしかして父さんは独力で七光の技を」
独活は理仁を見つめる
「最強の証明等不要ただ在りて立つ」
着地した理仁は落ちる独活を討つべく構える
「だとしたら林の技を何時」
独活は独楽の様にくるくる回り予測困難で魔訶不可思議な動きを魅せる
興奮し正人は攻防を魅入る
「簡単さ。ただ在る俺は玄さんに密かにお願いし」
独活は理仁の死角から回し蹴りを
「俺は爺さんの後悔を聞き育った。中でも一番好きなのがブラックさん」
理仁は大きく避け
「ブラックさん生かすのに七光の技丁度良さそうなので覚えた」
独活は追うか待つか悩む
「片手暇で覚えたのね。文言隠蔽の為に」
苦笑する独活に同じく苦笑する理仁
「ブラックさんの得意戦法ですから」
「ついでだ独活は爺さんに教わったのか」
笑い問いかける理仁
「いや柊さんだよ師はその後に正継さんにも弟子入りして」
理仁は
「独活は加藤の技がベースか」
理仁は柊が天才であり独力だと思っていたが
「では柊さんは父譲りの技か」
独活は追撃を選択
理仁に向かい構え駆ける
「違うよ。俺が柊さんに加藤の技を教えた」
「なるほど。複雑怪奇な」
理仁は笑い
独活は後ろに飛び跳ね
「なんだ!<風よ我を彼方へ運べ>」
「万物不倒最強不敗ブラックさん爆誕」
独活が飛び跳ねた直後衝撃波共に攻性障壁が発生し
ブラックさんが現れる・・・・
黒の怪盗服を身を包み・・・
黒の目出しアイマスク・・・
黒のブーツ・・・・
赤いマフラーを靡かせ・・・・
「父さん柊さんの剣技は独力だよ!」
「流石柊さん!」
「そのとうり!」
二人は笑いあう・・・・
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