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自称変人大金を得る

 「あはは」

「お茶冷めてしまいますね」

「淹れなおします」

「うんお願い」

「はい」

今だ続く正人と茉菜のシュガータイム

呆れ気味の陽姫と優雅なメイド

そして見目麗しい女性を見つめるガウス


 「見つめてどうした」

「他にどうしろと」

陽姫は尋ねにガウスは答える

「私とバトルは如何ですか?」

「君と」

メイドは伝えガウスは

「俺は・・・・」

「いいか」

悩み受ける


 黒いマスク黒い和甲冑の装いのガウス

メイド改め真理子は白のドレス


 「セイ」

ガウスは手にした槍で片手突き

ふわりと優雅に避け真理子は

「はぁぁぁ」

素早く回し蹴りを放つ

「ドレスで近距離格闘ね・・・」

「では」

呆れ気味のガウスに・・・

ふわりと微笑み真理子はドレスのスカートを両手でたくし上げ

「此れでは如何ですか?」

小型の爆弾をスカートの中から落とす

「色々と美味しいの有難う」

一連の行動見てガウスは微笑みお礼をゆっくり述べる

真理子は優雅に満足げに微笑み

「お喜び・・・・」

そして真理子の微笑みが凍る

動けない気が付けば紐がが足に絡みつき

まるで麻痺してるかの様にその場から動けない・・・・

「え・・・」

麻痺等ではない不意の一撃に体と思考が混乱してしまっただけ

一瞬そう一分にも満たない行動不能時間


 正人なら対処方法思い浮かび茉菜なら引っ張るか突っ込むか・・・


 くだらない事をガウスは思い浮かべ離れる


 彼女真理子にはすべき事が分からない浮かばない


 爆発音と共に荒野ステージでの戦いは決着がつく



 「ガウス強いわぁー化け物・・・」

「何が凄いてエナジー消費量の少ない事スクナイコト」

陽姫は驚きと感嘆の声を上げ

 

 「アレがが兄の本気?」

視聴していた茉菜は疑問をもらし

「茉菜も知らないんだ」

同じく視聴していた正人が応える

「そう。が兄は相手の力を利用して戦うタイプ?」

「俺はこの前の武具に頼る派に一票」

正人と茉菜それぞれ意見述べ

「「「どっち」」」

陽姫もまじりガウスに質問

「ひ・み・つ」

ガウスは作務衣姿でにこやかに言う



 「純エナジーに戻すぞ」

ガウスの発言に頷く一同

真理子はメイド服に着替え控えている・・・ただガウス見つめる視線が・・・・

「神が世界を造り出したり運営するのに使う貴重なもの」

「そのため<ヒガン>から持ち出し禁止だ」

「此処<威風異端>だが」

ガウスの喋りに陽姫が突っ込み

「<ヒガン>の一部だろ」

ガウスは反論

「やっぱ分かりづらいよね」

「第一特区<ヒガン>で。第一から六までの総称もヒガンだと」

茉菜も陽姫に同意

「うぐ」

ダメージを受けるガウス

「なんでガウスがダメージ受けてるの?」

正人の疑問に

「「総王功の大ファンだから」」

茉菜と陽姫が応える

「なるほど」

正人も応える


 陽姫、茉菜、ガウスの話を聞き

「で純エナジーは貴重でこの世界の通貨であり」

「学園に行っても。会話でも。視聴。生きてれば」

正人はまとめにかかる

「そう手に入る」

「エナジーと比べ生成が難しく」

「故に多く手に入れた者が純エナジー目的で狙われた事もある」

「まぁ。一応覚えておいてくれ」

ガウスは頷き言いたい事を述べ

「性分でな。つまらん事を伝えた」

「?」

「バトルで稼いでいけばいいですよね」

正人はガウスが何言ってるのかと思いつつ尋ね

「・・・・・・・・・・・・!?」

正人は膨大な純エナジーがストレージに送られてきた事に驚きガウスを見つめる

「・・・・来たか」

ガウスは察し

「少しずつ渡す予定だったが」

「正人なら問題ないだろうし」

「環境も整った」

「質問あるか正人」

ガウスは落ち着き尋ねる

「えーと大事な事ならお家で」

正人は疑問を口に

「えー僕信用無いのー」

陽姫は笑いながら

「出会って間がなく」

「ならこれからよろしくね」

正人の答えなどお構いなく押す陽姫

「ハイ・・・宜しくお願いします」

押される正人

「陽姫私も宜しく」

「当然♪」

二人は立ち上がり手を取り合い・・・

広い場所で真理子も巻き込んで踊り出す・・・


 楽し気に踊る三人を見つめながら

「俺達も踊るか?」

「遠慮しておきます」

ガウスは尋ね正人は拒否

「何故此れ程多く。俺は?」

正人は戸惑い

「正人・・君は動かし過ぎた」

「此の世界を其の対価だ」

ガウスは言う

「動かし過ぎた?」

正人は意味がわからない

「そう。茉菜いや難しいな・・・」

「君は周りの人間に影響を与えた」

「其れが大きくうねり新たな時代を描きつつある」

「君は既に此の世界にとって大きな意味を持つ存在となった」

ガウスは考えながら伝え正人の応えを待つ

「・・・・・・・・」

「なら・・・このお金は・・・信頼の証・・・」

ああだから重いのかと捨てて逃げてしまいたくなるほどに・・・

「そうだ」

ガウスは不思議そうに同意する

「なら大事に使います!!」

正人は破顔し宣言

「おう!じゃんじゃん使え!!」

ガウスも破顔して言う


 

 正人とガウスは笑いあい・・・・

正人は此れからを思い笑う・・・・・

ガウスもまた此れから思い笑う・・・


 きっと皆・・・・・・



 その頃の朱雀

新たに得た自宅にて鍛錬・・・・・








お読み頂き有難う御座います。

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