自称変人抱き合う
此処は道場ステージ
ガウスは簀巻きに
ソウ嬉しそうにビチビチ跳ねている
・・・ガウス君の死は無駄にしないそう郁美の目は言っている
・・・死んで無いけどねとガウスの目は言っている
ガウスはその間もビチビチ
「なるほど。正人は君のモノか」
「そう」
「はぁー。道理で世界の全てがオカシイと・・・」
「?」
郁美は無表情に茉菜の前にただ自然に立つ
茉菜は仁王立ちで郁美の前に立つ
両者の背は似たくらい
スタイルは全く違う郁美は無駄の無いスレンダーな体つき
郁美は最近自分だけ除け者に気付きもがき続けてきた
調べても分からない。故にだんだんと全てが信じられなくなっていた。
ビチビチガウスを見微笑み目で感謝を伝え
郁美は茉菜のお願いね。じゃあ孤立も仕方ないかと思い
不思議顔の茉菜に
「安心して正人は君しか見てない」
「え!」
茉菜は顔を赤らめ
郁美は茉菜の背に素早く移動
「さ。飛び込んで正人の胸に恐れずに」
茉菜の背を押すように耳元で甘く囁く
走る茉菜抱き受け止める正人
びちびちガウスを始め此処に居る一同(正し郁美は除く)はこう思う
(((頑張った(わね)正人(君)!!本当に良かった)))
皆走り出した茉菜を見た瞬間吹き飛ぶ正人を想定していた。
「本当に正人君強くなったわね」
柊の発言
「そうですね。ガウスさん連れて行きます」
怜奈は微笑み浮かべガウスを抱き絞めている
ガウスはビクッんビクっんと奇妙な動きで恍惚な表情を浮かべるのみ
一同皆微笑み賛同
柊、怜奈、瑠璃、ガウスは去り行き
理仁の声が道場に響く
「さて。式の講義受けたい人!手を上げて」
茉菜、正人、成美、郁美、朔が手を
「朔は俺と組んで」
独活が声をかける
「そうか」
沈んだ声で独活に向かう朔
「どうだい」
茉菜、成美、郁美、正人、の肩には式の小鳥が止まっている
「式作れそうです」
正人は嬉しそうに伝え
「流石だね。正人君」
理仁は微笑み応える
茉菜はあれっと思い
理仁に目で伝える
師も林も七光が源流なのと
理仁は分からないと目で伝え
「私もまだ七光の全てを受け継いで無いからね」
理仁の発言に
「じゃあ競争しましょう。理仁さん!!」
正人は冗談を口にする
「正人君・・・なら・・ふふ♪」
理仁は本気と受け取り
「其の勝負。受けるよ正人!!」
「理仁さん負けませんよ!!」
ノリ良く受け応えの正人
「あれ良いの」
郁美は呆れ気味に喋る
「正人なら勝てるかも」
「そう思わせる程成長が早い」
成美が応える
「・・・・・此のままでは正人と遊ぶ時間が更に」
茉菜は呟く
成美と郁美は見つめ合い同時に思う
正人ガンバと・・・・・・
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