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自称変人願いを強くする

 「モヒカンヒーロー見参!!」

柊は白いローブ被りながら名乗りを聞く


 その声が私の嫉妬を刺激する・・・・・

そして願いを大きくする。

もっと我が子と共に・・・・・


 私は・・・・・


 私柊は生まれながらの化け物!

赤子の時から己が意思持ち生まれ落ちた時。

この世界の全てを嘲笑い下らないモノとした。

その事を誰にも否定させない!

そんな私でも幸せになれた。

彼女の母の娘に生まれたからそれが大事!

 

 母なんて誰でも良かった。

ただ父として設定した男に絶望ヲミセタタカッタ!

最初は成功した。あの顔は今でも覚えている・・・

でも今思うと・・・ただ驚いてただけ?・・・・

母は何時でも幸せそうに父と・・・・

そう私は何時しか両親を愛し私自身が母となる日を夢に見。

そのシアワセを守る為に。


 私は世界操る権利を与えられていた。 

権利を行使し林からヒーローいや一太郎を奪い取った。

そしてチート能力を与え言葉巧みに操り続けた。

彼はワタシノ企み道理にモヒカンヒーローとして力を付けた。


 私が14の時間違いに気が付いた。

倒すべき敵と思っていた独活はただの青年・・・・

志だけは高かった・・・まぁ・・そこに惹かれた。


 一太郎には16の時伝えた彼は笑い

「凄い流石ひぃねえ!!」

・・・・・・私は彼の両親にどう謝ればいいの・・・


 そして17の時・・・・

彼の両親は・・・・

「奪い取った?良く分からないけど・・・えーと柊ちゃんのお陰でいちた良い子に育ったよ」

「本当にありがとな」

「できればいいんだけど。これからもよろしくね」

私は何故か許された・・・・


 私はローブを力任せに引き千切りマスクを外す

ゴメンね。

望八つ当たりして・・・・

だってさこんないい子育てていや新も良い子だよ・・いや上だけどさ。

でもでも最近構ってくれないし茉菜は正人君にべったりだし

怜奈ちゃんは母さんと呼んでくれないし。



 「母さん来たよ」

「チィィ柊テメェェああ」

一也は戸惑う

望は頭を掻きむしり半狂乱

柊はマスクを外し微笑んでいるし

「ここは一也任せたよ!」

「後わ~ってるよな」

望の言葉に一也はサムズアップで応える

望は転移で玄の元へ


 「ねえ。そのモヒカンには何の力もない」

柊は一也に微笑む

柊の言葉に頷く一也その姿は

頭部以外特撮ヒーロースーツ

ピッチリした黒インナーの上に手足と急所を光輝く金属鎧が守る


 「君がね。実子が受け継ぐとなると周りうるさいよきっと」

柊の言葉に一也は黙り考え込む

「新結局受け継げなかった」

「ならガウス君に受け継いで欲しかった」

柊は常に微笑み楽しそうに踊る様に一也の周りを歩く

「受け継いでクレタと思ったのに!なのにさ!」

ガウスの事だけは許せないのか荒い口調に

「今度のバトルで!皆にミセビラカシマスト」

「言い笑ったアレははなんだったのさ!」

一也は苦笑いする

「独活さんと理仁さんのバトルに影響されたのかなと」

「そう喜んだのだよ。私はそんな普通の感性有るのだなと」

「ガウス君でも!終わって直ぐに申し入れが来てさ!」

「私は大喜びでさ!元々望とガウスの二人と!」

「望に連絡したらガウス君から既に伝えられてて!」

「此れは本気だと!私のぉぉぉ信頼返せぇぇぇ」

一也は頷き柊の問いに対する答えを口にする


 「えーとガウス酷過ぎない」

聖の問いに

「えーと流石に控室に一時間以上は飽きたので」

「午後も似たような展開になると」

「前から受け継ぎたいと一也言ってましたし中々強いし」

「正直此処迄柊さんお怒りになるとは」

ガウスの答えに

「柊も確かに悪いか・・・・」


 「柊さん少なくとも林の家にはうるさく言う人いませんよ」

一也の答えに

「すてきね」

その答えを聞き柊は微笑み

「なら此れはそれ以外の・・・・」

「光よ」

一也は叫ぶ

「うるささ・・・あはは」

「剣に!」

柊はマスクで再び顔を覆うただ其のマスクは穏やかなモノに


 「うるささ・・・」

柊は笑い思う

「あはは」

柊は一也君強いと確信する


 反応出来た

概念も一瞬で使えた

「凄い。此れが輝黒帝」

剣を合わせてみて理不尽なほどの差を感じる

「でも諦めません」

「うん?何を?」

柊さんは疑問を口にする

「柊さんの強さに何時か追いつき追い越します!」

「へぇ~今日は何処迄耐えられるかな♪」


 独活の声が響く

「合意と見てよろしいですね?」


 「「合意」」 


柊さんは消え・・・・・


 光輝く剣と黒き輝く剣がぶつかりあう

柊はガウスから送られた剣を振るう

一也はガウスより学びし技を


 優雅で光輝く様な不可思議なバトル

観る者は目が離せない其れが<輝黒帝>柊の戦い方

そして鍛錬としても最適・・・正しとてつもなくツラいが・・・


 誰の目にも剣のぶつかる瞬間とその衝撃を感じう

「速いわけじゃないただ俺が捉えられない」

観てる時はすげぇで済んだけどこれヤバすぎる

「上に振るわれる度に意識いや体力もか奪われる」

故にただ何となく状況に合わせたのでは駄目だと一也は考え

一也の思いなどお構いなしに

「フッ」

黒い閃が右上から襲い来る

一也は後ろに避けるヒュンと音が通り過ぎ

柊は詰め寄ろうと

「せいっ」

一也は許すまいと突きを放つが

あっさり柊は避け

「シィ」

一也の胴を目掛け剣で薙ぎ払う

「まだ」

一也は陰となり避け

柊の後ろにそして上から襲い来た黒閃を防ぐ

柊背中を見せたままであり届かない

つまり剣が伸びたのである・・・・


 両者は互いに常に凄みのある笑みを浮かべる


 「綺麗だね。柊さん」

「うん♪流石お母さん!」

茉菜と正人は微笑みあいバトルを見る


 



 柊は間を空け向かいあう

「転移も使えるのね。一也君」

「残念ながら違います」

「頑張って覚えてね。モヒカンヒーローの得意技だし」

「ま!及第点かな」

「でもブレイクデットエンド覚えるの大変だよ」

柊はマスクを外し微笑み伝え

一也は笑い

「俺のブレイクデットエンドはぁぁ・・・・」


 時はさかのぼり・・・

 「望お主嬉しそうだの」

玄は不思議そうに問う

柊と戦いボロボロだが其の貌には笑顔が浮かんでいる

「そりゃそうだ柊の凄さありゃ理不尽だね」

「諦める気は微塵も無し!」

「それでこそ林の者!!!」

望の発言と態度に大喜びの玄

「ご隠居は・・・・」

玄に望は企みを伝え

「ふむ。面白そうじゃな」

「理仁まき込むか!」


 

 「柊さんと望のバトル凄かったわね」

「そうだね瑠璃」

「柊さんとモヒカンヒーローも中々」

「一也君頑張ってるね」

「でもそろそろ終わりかしら」

瑠璃と理仁もバトルを見ている・・・

理仁はバトル開始直後から乱入すら視野に入れ見守っていた

「そうだね瑠璃」

「理仁疲れてない」

「バトル見応え凄いからさ」

理仁は安心しホッとする企み持つ玄が来ることも知らず・・・



 「さてと。準備しなくちゃ」

ガウスは突然そんなことを口に

「何の?」

「エピローグの」

聖の問いにガウスは答える

「は?」

聖は困惑

「後は芽衣さん宜しく」

「はーい♪頑張ってガウスさん!」

芽衣は手を振りガウスを見送ると

「聖さんお願いが・・・・」

芽衣は聖を企みに抱き込む



 「え・・でもガウスさん」

ガウスのお願いに怜奈は戸惑う

「怜奈恥ずかしくても大丈夫」

望むも説得

「駄目かな怜奈さん」

再びガウスがお願いを

今度は真摯に目を見つめ

「・・・・・・分かりました」

「有難う怜奈さん」

怜奈は目を見つめたまま了承

ガウスは微笑みお礼を伝え

二人は・・・・・・

「出番迄そうしてな二人共」

望は去り

「本当に良いのですか?」

「柊さんの思いに応えたいから」

「遅いかも知れないけど」

怜奈の問いにガウスは答える

「駄目なら。一緒に謝りましょう」

「柊さんならきっと」

「そうだね」

怜奈の言葉に同意するガウス本当の狙いを隠したまま・・・


 「ははは!理仁さん素晴らしいお誘い有難う御座います」

「こちらこそ有難う。でも本当に嬉しそうだね」

「俺はこの手の突発イベント大好きでして。暇ですしね。」

紳士の頼みを破顔し快諾する。白い学ラン男

「生徒会長行ってらー」

白の学ラン男の愛娘其の二の発言

此処は平穏学園の生徒会室・・・

「私も行く!」

其の一は行くようだ・・・・・


 コロシアムに人知れず立つ・・・・

イケメンに望は声をかける

「一也強く成ったよね」

「ああ」

望の言葉にイケメンいや一太郎は頷き

「俺は一也がモヒカンヒーローになると言われて本当に困った」

「だから俺は逃げた。息子から」

沈んだ声音で喋る一太郎

「悲劇ごっこ・・・楽しい・・・いちた」

「いやぁー中々♪」

望の言葉に破顔するいちた

「望どうした?」

いちたは問い

「俺で出来ることなら何なりとのぞねぇ様」

優雅に望に傅く

「良い反応♪なら・・・」

 

 「俺のブレイクデットエンドはぁぁ・・・・」

一也は叫び

「こんなので如何でしょう?」

笑い一也は問う

「柊やられっぱなしの私じゃない」

「フッ!ファミリーの為なら如何なる理不尽でもォォォ!!」

現れたるは望と一太郎

望はリベンジに燃え・・・・

右手に持つ剣を柊に向け

一太郎は自棄気味・・・・

でも白い執事服姿でイカス・・・・


 「こんなの如何でしょう?」

ほんと望はワタシノ嫉妬アオルヨネ・・・

「いいと。思うよ凄く!」

マスクを外したまま柊は答える・・・・

本気でいいなぁ・・・あの技ほしいなぁぁと

「はぁぁ・・まっいっか八つ当たりショウそう・・・」

ユラァと黒いオーラが身から立ち上り・・・

柊の黒い瞳が怪しく輝こうとしたその時

「お・母さん・・・私も戦います!!」

怜奈が恥ずかしくて頬を赤く染め

「あう・・あう・・えぐ・・れいなちゃぁぁんありがとう」

感極まり泣き出す柊

「お母さんその・・・・」

「おおおうぉぉぉ」

ガウスは二人を優しく見守る

「聖さん先に状況設定説明お願いします」

ガウスは聖にお願いする・・・・・



 「がってん」

サムズアップで聖は

「おおっーと望掟破りの行動に出たぁー」

「夫一太郎と共に三人で襲いかかるぅぅぅ!!」

「如何にオニキスグリントとて危いかぁぁぁ!!」

「どう思いますか。解説の朔さん」

「そうですね。厳しいでしょう」

「なにせ一太郎は独活と並ぶワードの使い手」

「解説有難う御座います。朔さん」

観客席はどよめきいろめく

まじかよときゃぁぁ等阿鼻叫喚気味



 「やめて朔兄様ハードル上げないで」

一太郎は解説を聞き

「そんなことないさ☆」

独活が声をかける

「ありがとうございます!独活さん!」

「朔にぃの人気は相変わらず♪使える♪」

望は頼れる兄にご満悦

「朔。ノリ良し♪男気アリの♪傑物~♪だし!」

独活は楽し気に林陣営に混ざる

「ふふふ。呼んだ俺天才じゃろう」

玄は誇り

「玄さん天才!苦労したのは父さんだけど」

独活は玄を称えつつも父に気を遣う

「確かに理仁は素晴らしい」

玄も同意

「こっちは理不尽は一人もいなく対する相手は三人共理不尽」

一也は

「燃えるねぇーわくわくするねぇー」

熱く燃える折れかけたが故に更に

「母さん大丈夫」

「大丈夫♪息子気遣い感謝♪」

一也の気遣いに喜ぶ望

「父さん。頼りにしてるよ」

「おお!任せろ!」

息を合わせ意気を上げ一也達は挑む


 「で・・・ガウス君」

柊はガウスの断罪を始める

「はい。申し訳ありませんでしたぁぁぁ」

怒れる柊に土下座のガウス

「いくら一時間以上待たされたぁぁぁ」

「としてもぉぉぉ。人としてぇぇぇ」

ガウスの謝りを聞いてる内に柊は冷静になり・・・・

「ゴメン。誤るのは私の方だね」

柊は謝り出す

「いえ。そんなことはありません!」

ガウスは殊勝な態度で否定

「でも」

「ならお互い水に流しましょう」

「そうね・・・そうしましょう」

途惑う柊にガウスは提案し柊は受け入れる

此処にガウスの本当の狙いは成功する・・・・


 玲奈の心に安堵が広がる・・・・・




 「では審判は独活と俺玄が努める」

「合意で良いか!!!」



 その言葉聞きながら正人は・・・

「付き合うよ茉菜」

「良いの正人」

「ああ」

「なぜあんなに観戦楽しみに」

「茉菜もだろ」

「あはは。うん・・・」

「俺は挑みたいだから今は!」

「私も挑みたい・・・」

「ご両人待ちたまえ」

理仁が声をかける其の隣には瑠璃の姿も

「私達も一緒で良いかしら」

瑠璃は微笑み尋ねる

「お願いします」

「良いよ♪」


 嫉妬を刺激され負けじと人は願いを大きくする・・・・

嫉妬に果てがないように願いにも果ては無い・・・・

故にただ己を願いを信じ人は・・・・・



お読み頂き有難う御座います。

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