続自称変人頼られる
「復旧まだかよ」
客の一人は視聴出来ない苛立ち荒立つ感情も隠しもせず叫ぶ
「お待たせしました」
和装メイド服姿の美女が注文の品を台に置く
すると苛立つ客は
「いただきます」
笑顔を浮かべ食べ始める
「やっぱ食べるなら新緑だぜ」
其れを聞きながら
新は蒼に
「客をおいていけぇねよ大丈夫さ」
新は今コロシアムで起きている事態を
ガウスからいたずらの内容を聞いた時から予見出来ていた
七光 新
独活の息子であり功と茜を養子に持つ
軽食喫茶 新緑万来の店主其の一
今の外見はコックさん
少々狂悪なツラ構えではあるが
七光 蒼
新の妻
軽食喫茶 新緑万来の店主其の二
同じくコックさん
凄まじい美人
髪型はオカッパで色は白
肌は白く和風給仕姿で幻想的な美しさを放っている
蒼は不安を隠しもせず顔に表し
「でも」
新は首を振り笑い
「俺達が行っても意味がねぇ」
「蒼は完璧過ぎる」
「今母さんが欲しい物は共に成長出来る」
新は息を整え
「親父以外の存在」
現状新が思い付く対象は二人
一人は怜奈だが無理だろう・・・・
ガウスの面倒で手一杯
もう一人は茉菜・・・・・
ま・・・母さんも欲が深い事だ・・・・
だがそれできっと良い!!
「蒼大丈夫!母さんは強いこの程度へこたれない!」
「ガウスのヤローも向かったし!」
新は力強く蒼に伝える
「だからガウスが行ってる事が心配なのよね・・・・」
「ガウスの新への信頼も変だけど」
蒼の発言に新は
「だけど」
「新もガウスへの信頼も変・・・」
其れを聞き新は笑い
「さてと休憩終了だ」
「そうね」
二人は調理場と言う名の戦場に向かう・・・・・
「芽衣さんあ~ん」
プチシューをガウスは手に持ち
「美味しいです」
幸せそうにゆっくり食べる芽衣
そして時間かけ食べ終わり
「ガウスさんもあ~ん」
「有難う御座います芽衣さん」
「・・・・・・・」
二人芽衣とガウスは協力し
観客に認識障害かけている・・・・・
芽衣の協力もあり何の問題もなくスムーズに事はつづかなく・・・
「うん。あんた達頑張ってるけど」
聖はビシィと二人を指さし
ガウス食べながらキョトンと聖を見
芽衣は
「ありがとうございます・・・?」
良く分からず可愛い所作の疑問形
「お礼ありがと。でもあんた達なんで緊張感無いのー!?」
もぐもぐごっくんとガウスは食べ終わり
芽衣とガウスは見合う頷くガウス
「出番迄英気は養うモノですから」
そして二人は見合い声を合わせ
「「ね~」」
尚も噛みつこうとする聖に
「聖忘れたか?此れが林だ」
ティムが声をかける
「そうね。そうでした」
聖は彼らと戦っていた時の事を思い出した・・・
彼には緊張感が欠落している・・・・・
必要なら持つ振りをするし・・・
調子を合わせる事が上手く故に信頼を勝ち得慢心せず精進を続ける・・・
故に敵に回せば恐ろしい事この上無く・・・・
此処の戦闘力が高く其れが連係し一番恐ろしいのは常に笑っているのだ・・・・
自信が有るのか自棄なのか分からず混乱した私は感情を殺した・・・
敵には恐怖を味方にはこの上無き安心感をもたらす・・・
それゆえ状況の読みを林がミスると超ド級のヤラカシになる・・・・
だって林に任せっきりにしてるから・・・
「故に独活と朔は出来るだけ林を排除した」
「七光と白月が林に並び立てる日を信じて」
「茉菜大丈夫?」
「大丈夫・・ただ傍に居てね正人」
茉菜と正人はガウスの助けでコロシアムに転移して来た・・・
独活は数多くの奇跡を成し遂げた・・・・
故に夫婦成って以降柊は寝ている時以外は独活を支え続けた・・・
己が願いと嫉妬を胸に秘め・・・・・
お読み頂き有難う御座います。