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自称変人頼られる

 観客席が興奮で満ち溢れる中


 「玲奈ちゃんさガウスは何処」

柊は微笑み怜奈だけに聞こえるように喋る

「分りません」

怜奈も同じように喋るただ表情は硬い

「そう・・・じゃあ怜奈はガウスとツルンデ私を馬鹿にしてるの」


 柊は今の顔に浮かぶ表情を隠す為マスクで顔を覆う

マスクは柊の感情を表す様に黒と赤の威圧的であり・・・

怜奈は柊を抑える為に前に出た・・・・


 「違います柊さん」

だからと怜奈祈り込めて続けて喋ろうと

「ならドケ」

柊は怜奈の思いを砕く・・・・・

怜奈は俯き退く

「退いて望」

立ちふさがる様に笑う望がいる

「・・・・・」

「・・・・・・」

二人は無言で・・・・・


 望は白いブロードソードを片手に一振りずつ持ち相対

柊は怒りに任せ愛用の木刀を望叩きつける

剣技も何も無いただひたすらに力任せに・・・・

故にコロシアムは耐えきれず歪壊れるハズ・・・・・

システムと独活が力を合わせようとそれは覆らない・・・・


 「チィしまった」

柊は大声で後悔を口にする

「キャハハハ。アハ珍しい柊が焦るなんて」

「ナゼ確かにコロシアムは・・・・」

「アァァァノゾミィィィ」

再び全力で力任せに柊は叩きつける

「何時だ!何時からぁぁぁぁ」


 望は何時と問う意味すら理解する余裕がない

柊の猛攻に耐えているが其れは奇跡に近い・・・

彼女に分かるのは独活は望の味方であり・・・・・

今の柊はただ独り苦しんでいる・・・・

「あはは柊苦しいの。ねっどうなのアハハハ」

愛する息子の為に望は柊を挑発し続ける

「チィィドケェェェ」

望は柊に蹴り飛ばされ意識が飛ぶ

彼女望と柊には覆らない差がある・・・

「アハハ流石柊!!でも逃れられない白き雷光に屈服シロォォォ」

「しっっっぷうぅぅ迅雷ぃぃぃぃ」

けれど彼女望は諦めない・・・・

けれど柊は幾重にも出現した白き斬撃を全て華麗なステップで躱し

「アハハハ潰してあげるノゾミィィィ」

「其の綺麗な願い木っ端微塵に砕いてア・ゲ・ル」

柊は望の決意をまずは潰す事に

「ヒイラギィィィ」

「ノゾミィィィィ」



 一応最初だけ視聴と考えたガウスと玄は怜奈と柊のやり取りに戦慄し通信で独活に謝る

「コロス」

独活の発言にガウスと玄は身震いし

「冗談だよ。ただ二人には俺の指示に従って貰う」

ガウスにはコロシアムをガウス所有のスーパガウスに収容し観客を保護&認識障害でごまかしを。

玄は無効化させ。

独活は焔を掲げ望にバフをそして柊にはデバフを・・・・

「ごめん柊・・・君の後悔と苦しみに今まで気づいて無くて」


 

 玲奈は一也の前に立ち問う

「此れが貴方の選択の結果です」

「違う」

一也は否定に怜奈は無表情で頷き淡々と

「なら誰の選択です」

「ガ・・・ウ・・・」

怜奈は安堵の表情を浮かべ

「ええガウスさんの責任です」

「私が責任を持って叱っておきます」

「だからアレを渡してください」

一也は首振る怜奈は叫びを上げる

「なぜ見なさい。君に背負えますか?」

一也の目に飛び込んで来たものは・・・・

理不尽に蹂躙される母の姿・・・・

「有難う御座います」

礼を述べヨロヨロと立ち上がる一也

怜奈は喜び手を差し伸べる

「後は・・・・」

一也は怜奈の手を払いのけ

「背負います!理不尽に立ち向かってこそヒーロー」

「な・・・」

一也は力強く怜奈に一礼し・・・・

迷い無く理不尽に向け走る!!



 一方ガウス席・・・・

「復旧しないね」

正人の発言に茉菜は無言

「茉菜行こう」

正人は力強く言う

「ダメ!危険すぎる」

茉菜は叫びに零夜は笑い伝える

「行った方がいい」


 茉菜は俯き迷う正人の手を強く握りしめ・・・・




お読み頂き有難う御座います。

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