僕らの中の白い空間
掲載日:2013/03/29
一人ぼっちは、嫌なんだ…。
そう、ポツリと呟いた彼女。
その横顔はとても寂しそうだった。
彼女に出会ったのは、つい先日のこと。
急に襲ってきた腹痛を和らげるべく、保健室へと
行った時だ。
重い扉を開ければ、鼻をつくアルコールの匂い。
薬品だらけの棚。白いカーテン。
全てにおいて、真っ白なそこに、彼女は居た。
角から三番目。つまりは、扉に一番近い場所。
誰しもが選ぶであろうその最適なスポットに、
彼女が踞るように存在していた。
寝ている訳でもなく、くつろいでいるわけでもなく。
ただただ、自らを消し去っているような…。
そんな状態。
けれども、どこか儚い雰囲気を醸し出していたのだ。
見る者を魅了する。そんな印象だった。
なんか・・・純愛とか解りません。
とにかく言えることは、主人公くんはかなりの
ヘタレです。




