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恋姫†先史 光武帝紀 

恋姫†先史 光武帝紀 登場人物紹介

作者: 家康像


恋姫†先史 光武帝紀の登場人物一覧


(主人公)

柳修(やなぎしゅう):別名は柳修(りゅうしゅう)、字は伯昇(はくしょう)

 この物語の主人公。現在16歳。一人称は「俺」。青春真っ只中の男子高校生だが、知り合い相手ならともかく、自分から積極的に女の子と話すのが苦手な「ヘタレ」である。また、女の子の気持ちに対して鈍感な唐変木でもある。しょうもないことが原因で、「三国志の始まる二百年前」の、この「外史」にトリップしてしまい、現在、劉伯升・劉秀兄妹の家にて居候中。

CVイメージ:福山潤


(ヒロインたち)

劉秀(りゅうしゅう):字は文叔(ぶんしゅく)、真名は秀児(しゅうじ)

 出身地:荊州南陽郡蔡陽県舂陵郷

 この物語のメインヒロイン。現在16歳。前漢第六代・景帝の子の長沙定王・劉発の末裔の一人。一人称は(ぼく)。六人兄弟の五番目。父の劉欽(りゅうきん)は南頓県の県令だったが、幼い時に亡くなっている。青みがかったセミロングの髪(アホ毛有り)だが、普段は男の子らしく、後頭部で纏めている。時々、髪を下ろしたり、あるいはツインのお団子にしたりする。貧乳。将来の夢は「官になるなら執金吾。妻を娶らば……」

CVイメージ:桑島法子


陰麗華(いんれいか):真名は麗華(れいか)

 出身地:荊州南陽郡新野県

「ある意味メインヒロインその一」。新野の大豪族である陰家の娘。母親は鄧氏。現在13歳。長い、艶やかな黒髪が特徴の美少女。13歳とは思えない、妖美な雰囲気の持ち主だが、反面、かなりの天然で、典型的な「世間知らずなお嬢様」。可愛い動物が好きで、優しい性格である。一方で、父親の陰陸を早くに亡くしていることもあって、「父」という単語に過剰に反応して、泣きだすほどである。家族には兄の陰識(いんしょく)や、弟の陰興(いんこう)などがいる。叔父の鄧奉を実の父親のように慕っている。実は、劉秀こと秀児が……。

CVイメージ:ゆかな


(秀児の家族)

劉縯(りゅうえん):字は伯升(はくしょう)

 出身地:荊州南陽郡蔡陽県舂陵郷

 秀児の長兄。歳は三十前後。妹の秀児と違って、任侠の風があり、勇猛果敢な人物。先祖である高祖・劉邦を思わせるほどの自信家。ろくに働きもせず、任侠を気取っていたが、実は「簒奪者・王莽」を倒し、漢王朝を復興させるという大志のために、密かに下準備をしていた。意外なことに、子持ちである。

CVイメージ:神谷明


劉元(りゅうげん):真名は(しぇ)

 秀児や劉伯升の次姉。新野の豪族・鄧晨(とうしん)の妻で現在、嫡子の鄧汎(とうはん)と三女の母。伯升よりも年上だが、それを感じさせない若い外見である。秀児が幼い頃、伯升に悪戯されたりするのを庇うなど、優しいお姉さんだったようで、現在もそれは変わっていない模様。夫婦間、親子間の仲は良しという、しっかりした女性である。

CVイメージ:岩男潤子


劉黄(りゅうこう)

 秀児や劉伯升の長姉。本編未登場。どこか遠い所に嫁いでしまい、滅多に帰ってこない模様。


劉仲(りゅうちゅう)

 秀児の次兄。本編未登場。伯升と比べるとおとなしい性格の模様。現在、母と妹と共に、叔父の劉良(りゅうりょう)の家にいる。


劉伯姫(りゅうはくき):真名は絲児華(しるふぁ)

 秀児や伯升の妹。六人兄弟の末っ子。現在、14歳。蒼い髪を一本の三つ編みにし、春萌を小さくしたような感じだが、いつも上から目線な口調と態度を取る。それでも、なぜか、「~なのです」と締めくくる。現在、叔父の劉良の家に居候中。料理は得意だが、気に入らない相手に嫌がらせすることも……。

CVイメージ:櫻井浩美


樊嫻都(はんかんと)

 秀児や伯升たち、二男四女の母。本編未登場。現在、叔父の劉良の家にいる。


劉欽(りゅうきん)

 秀児や伯升たちの父。故人。生前は南頓県の県令だった。


劉章(りゅうしょう):真名は玉鈴(ゆーりん)

 劉伯升の長女で、現在9歳。愛称は「(ゆー)ちゃん」。人懐っこい性格である。黒髪で、お団子頭。

CVイメージ:長谷優里奈(落合祐里香)


劉興(りゅうきょう):真名は芙蓉(ふーろん)

 劉伯升の次女で、現在7歳。姉同様、人懐っこい。赤紫の髪で、お団子頭。正史の劉興は、wikiでは、劉備と意外な関係があるというが……。

CVイメージ:門脇舞以


(南陽劉氏(舂陵侯家))

劉嘉(りゅうか):字は孝孫(こうそん)、真名は春萌(はるも)

 出身地:荊州南陽郡蔡陽県舂陵郷

 二十代前半の女性で、三つ編み美女。王莽によって爵位を剥奪された、舂陵康侯・劉敞の姪。劉伯升・劉秀兄妹とは親戚の関係に当たり、また、新野の豪族・来歙の弟と婚姻関係にあるため、来歙とは義兄妹の関係にある。いまだにあどけない表情を残しているが、頭はよく、仁慈に篤い。女ながら舂陵郷の荘園をよくまとめあげている。伯升とは、昔、長安で一緒に遊学した関係である。幼くして父を失ったため、秀児とは姉妹同然に育った。

CVイメージ:荻原えみこ


劉稷(りゅうしょく)

 劉伯升の親戚で、舂陵侯家の宗族の男。気が荒い性格だが、伯升のことを実の兄のように慕っている。反面、伯升を軽んじられることに我慢が出来ないなど、短気な性格でもある。(三国志で例えるなら、劉備を慕う張飛のような立ち位置であろうか)

CVイメージ:小山剛志


劉良(りゅうりょう)

 秀児や伯升の叔父。本編未登場。父の劉欽を幼くして失った秀児を父親代わりに育てた人物だが、反面、小心者である。


劉祉(りゅうし)

 本編未登場。王莽によって爵位を剥奪された、舂陵康侯・劉敞の子で、本来なら、舂陵侯家の当主になっているはずの人物。春萌の従兄。父親の代で爵位を剥奪された上に、ろくな官職にも就けず、新王朝の役人にも舐められっぱなしという不幸な男である。


(南陽の人々)

鄧晨(とうしん):字は偉卿(いけい)

 出身地:荊州南陽郡新野県

 新野の豪族、鄧家の現当主にして、劉縯(伯升)・劉秀の次姉・劉元の夫。そのため、秀児にとっては義兄にあたる。冷静なところがあり、秀児を見る目も、妻である元からいろいろ聞かされているせいか、他人とは違った目で見ることができるようである。

CVイメージ:杉田智和


鄧奉(とうほう)

 出身地:荊州南陽郡新野県

 劉秀の姉婿・鄧晨の甥にして、陰麗華の叔父。麗華とは本物の親子のような関係。かなりの腕力の持ち主で、また、正義感が熱く、故郷・南陽を愛する「南陽男児」である。劉秀こと秀児や、朱祜こと茶柳とは昔からの知り合いで、友人関係である。そのため、秀児は自分よりもずっと年長の鄧奉のことを呼び捨てにしている。

CVイメージ:天田益男


来歙(らいきゅう):字は君叔(くんしゅく)

 出身地:荊州南陽郡新野県

 二十代前半の男で、劉秀こと秀児とは、従兄妹の関係(史実では劉秀の祖母が義理の母親だったらしい)。弟が劉嘉(春萌)と婚姻関係のため、春萌とは義兄妹の関係である。幼いころから秀児と過ごすことが多かったため、実の兄弟みたいな仲である。

CVイメージ:置鮎龍太郎


朱祜(しゅこ)朱祐(しゅゆう)とも):字は仲先(ちゅうせん)、真名は茶柳(ちゃる)

 出身地:荊州南陽郡宛県

 秀児の幼き頃からの親友。母親が南陽劉氏の出身のため、秀児とは親戚関係に当たるが、家は豪族というよりは庶民のそれである。現在16歳。栗色の髪を肩口で切りそろえている。童顔だが、胸は秀児よりはある。頭が良く、太学時代は、いつも秀児より先を進んでいた。見かけによらず、武勇にも優れている。秀児のみならず、伯升とも親しい模様。

CVイメージ:力丸乃りこ


鄧禹(とうう):字は仲華(ちゅうか)、真名は露々(ろろ)

 出身地:荊州南陽郡新野県

 一人称は露々。現在、13歳。黒髪ツインテールで八重歯で碧眼。言うまでもなく、お子様体型。性格的には子供らしくわがままな所があるが、詩経を誦し、勉強も得意な天才児。自称「張良」だが……。秀児の親友で、南陽・新野の大豪族、鄧家の一員。人の隠れた才能を発掘するのが得意である。秀児とは都・長安の太学に通っていた時に知り合った。三国志の終盤に登場する、鄧芝(とうし)の先祖。

CVイメージ:結本ミチル


(新王朝(王莽政権))

王莽(おうもう):字は巨君(きょくん)

 高祖・劉邦以来の前漢王朝から皇帝の位を簒奪し、儒教政治を標榜して、聖人気取りしている男。根っからの悪人ではないのだが、現実を無視した極端な教条主義政治で、国を混乱させている元凶。現在、67歳。


荘尤(そうゆう):字は伯石(はくせき)

 新の大司馬(国防省)を務める、妖美な女性。紫色の長い髪の持ち主。過去には匈奴遠征などで功績をあげ、高句麗討伐においては、高句麗王をだまし討ちにしたこともある。王莽政権の中では比較的常識人で、孫氏の兵法も覚えており、軍事的才能は豊なのだが、才能の割に、主君に恵まれない、可哀そうな人である。少々、「あっち」の気があったりなかったり。

CVイメージ:折笠愛


(緑林系新市軍)

朱鮪(しゅい)

 出身地:揚州淮陽郡

 長い銀髪の美女。二十代前半。盗賊である緑林軍に身をやつしているが、盗賊とは思えないほどの知識の持ち主。どうやら、将来成り上がることを夢見ている模様。

CVイメージ:小清水亜美


馬武(ばぶ):字は子張(しちょう)

 出身地:荊州南陽郡湖陽県

 クセのある黒髪の美女。二十代前半。酒好きの猛将。愛用の戟と、大きな酒瓶を常に携え、戦いながら飲み、飲みながら戦うなど、限度を知らない。また、ずけずけともの言う性格のようだが、一方では、以外にも謙虚な一面があったりなかったり。

CVイメージ:田中敦子


王匡(おうきょう)

 出身地:荊州江夏郡新市県

 荊州の盗賊集団、緑林軍の創始者のひとり。なお、同時期に、新王朝側にも同姓同名の王匡(王莽の親戚)がいるが、もちろん、別人。また、王莽の息子にも、王匡がいるが、全然関係ない。


王鳳(おうほう)

 出身地:荊州江夏郡新市県

 王匡同様、緑林軍の創始者のひとり。なお、王莽の叔父に、同姓同名の王鳳がいたが、これについては、時代の差もあって、別人であることがはっきりしている。


(緑林系下江軍)

王常(おうじょう):字は顔卿(がんけい)

 出身地:豫州潁川郡舞陽県

 盗賊とは思えないほど、冷静沈着で、謙虚な人物。王莽末期、弟の仇を討ったため、江夏郡に逃亡。その後、王匡、王鳳たちの緑林軍に加わっていた。白髪混じりの髪だが、大剣を振るう力は全く衰えていない模様。緑林山の悪疫流行後は、「下江軍」の首領となる。

CVイメージ:石川英郎


成丹(せいたん)

 下江軍の幹部の一人。王常と比較すると、小物臭のする男。


張卬(ちょうごう)

 下江軍の幹部の一人。成丹同様、王常と比較すると小物臭のする男。


臧宮ぞうきゅう:字は君翁くんおう

 出身地:豫州潁川郡郟県

 新たに下江軍に参加した少女。現在16歳。長い緑色の髪を、赤い絹で括っているのが特徴。(いわゆるポニーテール)。口数少なく寡黙だが、武勇に優れている。南郡のとある県にて亭長をしていたが、何か思うところがあったのか、賓客の若者たちを率いて王常たちの「下江軍」に馳せ参じる。

CVイメージ:井上麻里奈


(泰山造反軍)

徐次子(じょじし)

 出身地:徐州琅邪郡海曲県

 自らを「猛虎」と自称する悪少年(青年)。「呂母の乱」の首謀者、呂母の右腕的存在だった男。呂母の死後、一万人に膨れ上がっていた海賊集団を率いて陸地に上がり、流賊となっていたが上手くいかず、泰山の麓にいる樊崇なる人物の流賊軍と合流するが、待っていたのは、さらなる苦労の日々の始まりであった。

CVイメージ:関智一


樊崇(はんすう):字は細君(さいくん)

 出身地:徐州琅邪郡

 訛りのある喋り方で、背丈も低い少女。全くの無学で、文字の読み書きさえ、ほとんどできないにもかかわらず、なぜか流民集団の長を務めている。自ら、「三老(町の会長に相当)」と号している。とにかく、「馬鹿正直」な性格。見かけによらず、勇猛ともいうが……。

CVイメージ:小桜エツ子


蓬安(ほうあん):字は少子(しょうし)

 出身地:徐州琅邪郡東莞県

 茶髪の巻き髪が特徴の、でこっぱち娘。樊崇とは同郷である。樊崇同様、強い訛りのある声の持ち主。彼女も樊崇同様、無学で文盲。

CVイメージ:斉藤彩夏


徐宣(じょせん):字は驕穉(きょうち)

 出身地:徐州東海郡臨沂県

 水色の髪を頭の両側でそれぞれお団子にした少女。樊崇・逢安とはまた違った訛りで話す。いつも、ぼろぼろの「女性用儒服」を身に纏っている。元・村役場の獄吏で、少しだけ「易経」の研究をしていて、「この集団の中」では、一番読み書きができる。楊音と同郷で、背丈、髪型がそっくりなため、知らない人からは「双子」のように見える。

CVイメージ:石塚さより


楊音(よういん)

 出身地:徐州東海郡

 紫色の髪を頭の両側でお団子にした少女。徐宣同様、変った訛りで話し、いつもぼろぼろの「儒服」を着用している。元・村役場の下級書記だが、徐宣ほど読み書きはできないが、家事などは得意。一応、食糧担当。背丈・恰好が徐宣にそっくりなため、知らない人は「双子」と間違うが、性格面では、徐宣ほど優しくない。

CVイメージ:吉田小南美


董憲(とうけん)

 出身地:徐州東海郡

 黄緑色のポニーテールが特徴の少女。ぼろぼろの「儒服」を纏っているが、かなりの人見知りで、知らない人に会うと、被っていた帽子で顔を隠してしまうほど。実は、兵法家の素質があるようだが……。

CVイメージ:後藤邑子


(式侯三姉妹)

劉恭(りゅうきょう):真名は敬恩(けいおん)

 出身地:兗州泰山郡式県

 式侯・劉萌の三遺児の長女。18歳。式侯家の再興のため、一生懸命勉強していたが……。

CVイメージ:桑島法子


劉茂(りゅうぼ):真名は(せい)

 出身地:兗州泰山郡式県

 式侯家の次女。15歳。あまり物事に興味を示さず、いつも本(紙はまだ発明されていないので、木簡・竹簡)ばかり読んでいる。めったに喋らない模様。正史でも、あまりエピソードがない。ちなみに、劉秀の従兄弟に、同姓同名の人物がいるが、無関係。


劉盆子(りゅうぼんし):真名は雫々(なな)

 出身地:兗州泰山郡式県

 式侯家の三女。10歳。勉強はあまり得意ではなく、なにか他のことをするのが好きな女の子。後に、とんでもない事態に巻き込まれる。

CVイメージ:名塚佳織


(その他)

呂母(りょぼ)

 出身地:徐州琅邪郡海曲県

 故人。「呂母」というのは「呂家のおっかさん」という意味のニックネームで、本名は不明。山東の豪族兼酒造業者の呂家のおかみさんだったが、県の下役人だった一人息子を些細なことで県宰(県令)の杜先に殺害され、その復讐のために徐次子たち悪少年を抱き込み、さらには海賊たちをかこって県の役所を襲撃。息子の仇である杜先を討ち、復讐を成し遂げた。その三ヶ月後に呂母は世を去ったが、彼女が引き起こしたこの事件、「呂母の乱」が、後に中国大陸全土を揺るがす大事件に発展するなど、彼女自身は知る由もない。


・「呉亭長」と呼ばれた少女

 出身地:荊州南陽郡宛県

 南陽で馬泥棒をしたグループの筆頭と思しき少女。姓は「呉」。「亭長」は地方の下級役人の役職名。赤い髪が特徴で、十代後半と思われる。馬の扱いに長け、しかもかなりの力自慢である。反面、前髪に隠れた表情はうかがいにくく、しかも、かなりの口下手とみられる。例の馬泥棒事件の後、彼女は仲間を引き連れて北の地へと向かった模様だが、そのことが彼女自身の性格はおろか、この大陸にまで影響を及ぼすことになるなど、誰も知らない。

CVイメージ:斉賀みつき


(祭遵外伝)

祭遵(さいじゅん):字は弟孫(ていそん)

 出身地:豫州潁川郡潁陽県

 『祭遵外伝』の主人公。現在、15歳。菫色の長い髪をサイドテールにした「美少女」。柔和な外見で、歌や遊びも好きだが、読書も大好きである。なぜかいつも裾の短い服を着ている。華麗なる外見に似合わず、怒りやすい性格で、喧嘩にも強い。

CVイメージ:結本ミチル


祭午(さいご)

 出身地:豫州潁川郡潁陽県

 祭遵の兄。祭家の現当主。現在、三十代前半。腕よし、頭よしの男だが、なぜか、オカマ口調である。誰よりも祭遵のことを心配している。

CVイメージ:後藤哲夫


(馬援外伝)

馬援(ばえん):字は文淵(ぶんえん)、真名は珠寿(しゅじゅ)

 出身地:司隷右扶風茂陵

 『馬援外伝』の主人公。現在、24歳。長くて綺麗な栗色の髪が特徴の女性。本編で修や秀児が新野に行っている現在、珠寿は涼州北地郡にて牧畜王となっている。先祖は趙の名将の馬服君・趙奢。幼いころは、強烈な劣等感の持ち主で勉強が全く身に付かなかったが、手先が大変器用であり、模型作りなどが得意である。恐ろしいほどの無欲だが、その反面、自分の近くの空気が読めないなどの欠点がある。曾祖父の時代以来、落ちつぶれてしまった家を建て直すことを、生涯の夢にしている。幼馴染の朱勃とは、「同じ老師のもとで学んだだけ」の関係。後に、歴史の表舞台に登場する。言うまでもなく、「三国志」に登場する、馬騰、馬超親子や、馬岱の「御先祖様」。(恋姫世界では、翠や蒲公英の御先祖様なのだが……。)

CVイメージ:小林眞紀


朱勃(しゅぼつ):字は叔陽(しゅくよう)、真名は英泉(えいせん)

 出身地:司隷右扶風茂陵

 馬援より二歳年下の女性。現在、22歳。薄紫色の長い髪が特徴。貧しい庶民の生まれだが、十歳にして「詩経」を丸暗記するなど、滅多にいない秀才であり、それが馬援に変な劣等感を与えてしまったが、朱勃本人は、「史記」にも登場する英雄を先祖にいただいた馬援のことを、大変尊敬していた。だが、それが皮肉にも、二人を「友情」と呼ぶには微妙な関係にしてしまっている。現在、新王朝に仕え、渭城県の県宰(県令)を勤めているが……。

正史では、朱勃が堂々と登場するのは、馬援の幼き時と、馬援の死後のみである。

CVイメージ:遠藤綾


馬況(ばきょう)

 馬援の長兄。本編開始時点では故人。先祖の失態により、前漢時代は仕官できなかったが、王莽が漢から皇帝の位を簒奪した後、二千石の高官となっていた。昔から優しい性格で、妹である珠寿の成長を見守り、時には相談にも乗っていたが、残念ながら、彼女の成長を見届けることなく世を去る。

CVイメージ:鈴木琢磨

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