第六話 また新しい敵
バンパイアの戦闘で敗北したソラ達
しかしカオスダークの勢いが進むなか新たな刺客が目を覚ます。
「はっ!・・・うっ…」
ソラが起きたのは、同じ病室だった。全身にはあちこちに包帯やガーゼが付けてあり、のちに全身から痛みが走った。
「そういえば皆は」
ソラは、病室から出たら目の前にミキ達が入り口前にいた
ミキは腕に包帯が巻いていた。ジーミまつば杖を使って、あずさは、傷口に包帯と点滴を打っていた
「ソラ!怪我の方は大丈夫?」ミキが言った
「俺は大丈夫だけど俺より皆の方が・・」
「僕たちなら大丈夫だよ!」
ジーミは、元気そう肩を回しながら言った
「とりやえず先生は、今日は休んで、二日後にはリハビリができそうだって」
あずさが説明した
「ゴメン…」ソラが謝罪する。
「え?」ミキ達は突然の謝罪に疑問を抱いた。
「俺が力無いばかりに皆を重傷させてしまった…」
「そんなのソラが気にすること無いよ。私達だって…取りあえず今日はゆっくり休んで」
ミキは最後に笑顔を見せる
「…分かった」
一方そのころ
「なぜ、あいつらを殺さなかった!応えろバンパイア!」
メビューサが問いかけた
「すぐに殺したらつまんないでしょ」
「チッ!」メビューサが舌打ちをした
その時1つのカプセルの扉が開いた中から一人の少年が出てきた
「おはようギール、目覚め心地はどうだ?」
カオスがギールという少年に話しかけた
「まだ体が馴染んでいない。」
「なら、少し面白い奴に合わせてやる」
「あの少年か?」
「君にもやってほしいことがあるんだよ」
「分かった、すぐ行く」
それを言い残しギールは姿を消した
「いいのですか?奴に行かせて」
カオスが後ろを向くと別のカプセルからまた二人の少年少女が出てきた
「バーンとリーンもやってほしい事がある」
「まさかの早速のお仕事!」少女リーンが喜んでいた
「それじゃ、行ってくる」バーンが言うと二人も消えた
そして時は夜となる・・・
ソラの病室の外側の窓が開いていた。
そこにギールの姿があり、ベッドに寝ていたソラを見る。
「森で待っている、必ず来い」
その寸前ソラが目覚めるとギールの姿はいなかった
「何なんだ今さっきの声は・・・・」
ソラは病院を出て森に向かって走り出した
「行ったね」
「ああ」
リーンとバーンは病院の屋上からソラが走り出すのを見ていた
「それじゃそろそろ、私達も」
二人は病院の中へと入る。
ソラは森を歩いていた
「こんな所に呼ぶなんて」
「待っていたよ」
ソラは後ろに振り返ると、そこにはギールの姿があった。
「誰だお前!!」
「俺の名はギール、少し俺に付き合って貰うぞ」
ギールは大きな大剣でソラに走り向かった
ソラはアーマーを纏い、刀を取り出しギ-ルの刀と交じり合った
「さあ、どれ程なのか見極めさせて貰う」
「くっ!何なんだお前は!?」
ソラを森へと誘い襲撃するギール
そして病院へと侵入した2人はミキ達に迫り行く。