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第二十九話 「ただいま」

戦いが終わり地球に帰ったユウタ達だが、学校で起きる出来事は!?

一つの部屋に空間が生まれる。そこから沢山の人が降ってきた。

「痛いし……重い〜!」

一番下に下敷きになっている少年…ユウタだった。そしてしゅんすけやしおん達がユウタを潰している。すると外から部屋にあがってくる人声が聞こえた。

「誰かいるの?」

部屋の扉が開けられる。現れたのは、1人の女子高生だった。

「あら?ユウタ君??それにクロエ君やしおんちゃんも!沢山いるねぇ〜〜」

「まりこ姉さん、今何日だっけ?」

「確か8月の25日だけど、夏休みだからってちゃんと課題をするんよ!」

「25日って、あれから2ヶ月もたったんかよ!でも、あっちの世界と変わらんな〜〜」

「クローズワールドと地球世界の時間の流れはほぼ同じです。」

サキはそう言うと

「「夏休みの宿題!!」」

かずし達は大声を叫ぶと部屋を飛び出す。

「後5日間しか無いじゃん!」

「ユウタ!また後でな!」

「バイバイ!」

「サキさん!私たちも急ぎましょう!」

「そうですねっ!」

かずしにしゅんすけ、なるみ、しおん、サキはそれぞれ帰って行く。

「クロエ、お前は大丈夫か?お前相当日にちを休んでないか?」

ユウタはクロエをみる。クロエは非汗を流しっぱなしだった。

「相当ヤバいな……それじゃまた後でな」

クロエも部屋を飛び出す。

ミキ達はかずし達の行動に唖然とした。

「随分平和な世界ですね!」

リーは部屋の窓を開けて辺りを見た。

「そうだな、俺達の世界とは全然と違うな」

「ちょっと散歩しない!ジーミ君もあずさちゃんも!」

「行こ行こ!」

「やっとの息抜きだー!」

そう言うと、マリとシマルにリー、ジーミ、あずさも部屋を出て辺りを歩き始める。

部屋に残ったのはユウタとミキだった。

「私たち、二人っきりだね!」

ミキは近くにあったベッドに座りつく。

「なんか初めてだな。こういうの?」

「そうだね、今まで皆と一緒だったり離ればなれだったし………」

「ミキ……?」

「本当にありがとう……短い間だったのに、私の事を思って助けてくれて」

「そんなの決まっているよ!」

それを聞いたミキはユウタを見上げる。

「大切な"友達"だからな!」

ユウタは笑顔を浮かべた。

ミキはそれを返すようにミキも笑顔で笑った。






夏休みも終わり、学校も二学期が始まった。

クローズワールドから帰ってきた皆も全員学校に登校している。

クラスはしゅんすけとなるみは違うけど、ほかの皆は同じクラスだ。

始業式も終わりクラスではHR(ホームルーム)が始まり担任の先生が入ってきた。

「みんな〜〜久しぶりだね!夏休みの宿題は終わったかな〜?」

先生の説明中にユウタはクロエ達に話しかけた。

「宿題できた?」

「俺は2日間で出来たよ。あんたの復習だね」

かずしは余裕な態度を出していた。

「かずしは頭が良いもんね〜〜私なんかギリギリで終わったよ!」

「クロエは?」

「徹夜でやったよ……」

クロエの目の下にはくまができていた。

「お疲れだな……サキは?」

「私はかずしさんに教えてもらいました。」

「君たち先生の話を聞きなさいよ!」

「「はぁ〜〜〜い」」

ユウタ達は返事をして、先生は話を続けた。

「話を変えますが、皆さんに新しいお友達が着ました。……どうぞ!」

先生の声と共に教室の扉が開き、一人の少女が入ってくる

それを見たユウタ達は唖然とした。

「嘘っ!」しおん

「えっ………?」かずし

「あらまぁ〜」クロエ

「マジかよ」ユウタ

少女は教卓に立った

「はじめまして、ミキ・アルフレドです。宜しくお願いします!」

少女はミキだった。その衝撃的な事実にユウタの叫びは学校中に響き渡った。



放課後

HRも終わり他のクラスのしゅんすけ達もユウタの教室に集まった。

「へぇ〜〜ミキちゃんもこの学校に通うんだ!でも何で?」

なるみは質問した。

「それは私の力でミキさんをユウタさんの親戚と云う設定でこの学校に編入させました。ミキさんもこの世界の事を知ってもらいたいんで!」

サキは最後に笑顔で微笑んだ。

「勝手に、俺の名前を使って事を進めんな!」

「えっ?駄目なの?」

「い……嫌じゃないけど」

「でも、アルフレドってことは外人さんと日本人のハーフて事にするの?」

しおんはサキに言った

「一様そうしました」

「ところでクロエ、城の復旧はどうなんだ?」

しゅんすけはクロエに話しかけた。

「だいぶ良くなっているらしい。早くて三週間後には式が行えるらしい。」

「式?」しおんが問いかける。

「"救世主"達の為の式典をやるらしい。シュバルトさんがそのために今は忙しいらしい」

クロエが応える。

「でも、それが終わると………」

サキは言葉を止める

「式典が終わると…?」

かずしが言うとクロエが言う

「式典が終わると、俺達はクローズワールドに帰らないと行けないし、そして………」

「「そして」」

ユウタ達はくいつく

「暫くこの世界とは空間が繋がれず。この世界に来れないんだ」

クロエの台詞にまたしてもユウタ達は叫びを挙げる。

クロエの話に衝撃に驚く。しかし時は流れ式典の日に!



次回最終話 「また明日……それぞれの明日」


ユウタ「さようならじゃ無いさ!」

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