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第二十七話 「二つの光」

ユウタ達の希望が限界を超える!

「貴様らは我に勝てるって思っているのか?あの高村ユウジだって勝てずに封印した我を」

「俺は親父じゃない!だから俺達はお前を倒す!」

ユウタはそう言うと一番に先行する。

シマルとマリは印を組み、かずしとあずさは銃口を構え、なるみは魔法陣を発動した

[忍法・影縛り]

[風遁忍法・神風の舞]

[ミサイルポッド・フルオープンバースト]

[インフィニットスナイパーシュート]

[インフェルフレイムノヴァ]

5人が放った技がカオスを定める。がしかし、その攻撃はカオスの目の前に消滅した。

「なにそれ!?」

「エネルギー弾はともかく、実弾も効かないのかよ」

「遠距離が無理なら近距離戦なら」

そう言うとクロエとしゅんすけはユウタの後を続けた。

「ユウタ!何か策はあるのか?」

後を追うクロエが言う

「策?そんなのあるわけ無いだろ!徹底的にやるだけだ!」

「そうだと思ったよ。ソラ、しおん援護を頼む!」

「仕方ないな、あの馬鹿は」

「ユウタ君らしいよ。」

ソラとしおんは武器に力を溜める。

[サークルソードエッジ]

[ストームスパイラル]

しおんの攻撃にソラが発動した幾つもの光の剣がカオスの手前に向かって放つ。手前に放った技は大きく爆発が起こる。

「小細工が!」

「このーーー!!」

声と共に攻めるユウタはカオスの剣と鍔迫り合った。「ユウタ、ナイス!」

クロエとしゅんすけはカオスの左右に入り込みカオスに振るが突然動きが止まった。

「二人とも何で止めるんだ?」

「止めたくて止めているんじゃない!」

「身体が動かないんだ!」

「だったら私たちも!」

ミキとジーミにリーも走り出すがカオスはユウタ達を吹き飛ばしミキ達とぶつかり、共に飛ばされる。

「ゴミが!」

「これならどう!」

カオスは背中から何かに刺された感覚が出来た。後ろに振り向くと、荒息を吐き両手で剣を支えて刺したサキの姿だった

「き……貴様」

「に…兄さんを返して……兄さんを返して!!」

「貴様っ!!」

カオスはサキをのけ払い、刺した剣を手に取り剣先をサキに向けた。

「サキちゃん!」

ミキは呼ぶが、サキは全く耳にせず只呆然としている。

「これで、お終いだ!」

カオスは剣を振るが、次の瞬間カオスの動きが止まってしまった

「は……く…に………ろ…」

「えっ……?」

「はや……く……に…げろ!」

「まさか、兄さんさん」

サキがそう言うとカオスは軽く微笑んだ。

「どう言う事だ?」

クロエは言うと

「まだ完全に思いのままには、なっていないことだ!」

ユウタはそう言った。

「シャーリ、大きくなったな〜〜色々と迷惑もかけた」

「兄さん……」

「これが最後だ。俺はもう無味だ、だから……もっと自分を貫け!お前を信じている」

「兄さん!!」

「ええいっ!鬱陶しい!」

ゼロは又してもカオスの意識を取り戻す。

「信じるだと?ふざけるな、貴様らに勝機なんて無い!ここで朽ち果てろーー!」

カオスは叫ぶと全身から漂わない黒いオーラを出し、そのまま王の間全体を包み込んだ。




その状況は外で待機しているグランベースにも観測できた。

「大変です!城の中に強力な次元反応が観測されます!」

「ユウタ君達の反応は?」

グランはオペレーターに聞く

「まだ健在です」

城の様子をジュンとシュバルトは見ることしかなかった。




「どうするんだよ!ユウタ」

しゅんすけはユウタを見るがユウタは何故か笑顔だった。

「なに笑っているんだ」

ソラは言うと

「だって、こんなに期待されたんだ。なんかワクワクしないか!サキの兄さんだって、信じているって言ってくれた。つまり俺達はまだ"希望"があるんだ!」

「でもユウタ君、どうするの!?」

ミキが言う

「そんなの"合体"だな!」

その二文字にみな驚いた。

「もう俺達にはそれぐらいしか無い、大丈夫だ今の俺達は"不可能"って文字は無いから!自分を信じよう!」そこらか一番に立ち上がったのはサキだった

「やりましょう。私は信じます。」

そうして次はミキにしおんが立つ。

「ユウタが信じるなら、私も信じる。」

「仕方ないな〜〜付き合うよ!勝てるなら」

そう言うと次々と皆が立ってユウタを見る。

そしてユウタ達はカオスを見る。

「貴様らは絶対殺す!」

カオスの体は次々と状態が変化していく

背中からは漆黒の翼に手足の爪は牙に変化する。その姿はまるで"悪魔"だった。

「やるぞ……みんな、俺に力を貸してくれ!」

ユウタ達は左右に手をつないだ

皆から一人一人が光の塊になってユウタの身体に流れ入る。

そしてユウタは真っ暗な次元空間の中に黄金な光に包まれ輝いた。

「何だ、この光は?」

「これが俺達の光だ!」

[希望合体!!]

包まれた光から現したのは一人の青年になったユウタだった

黄金に輝く翼にアームド、鋭く真っ直ぐなビームセイバー

カオスが"悪魔"ならユウタは"天使"に等しい

ユウタの身体から皆の念話が聞こえた

(心が闇に捕らわれても)クロエ

(残した希望が扉を開く!)サキ

(例え次元が阻もうとも)ミラ

(命の叫びが定めを下す!)ソラ

「天も時空も突破して」ユウタ

(見せつけてやるぜ!己の意地を!!)皆

[天空突破・フェニックス!]

「「俺達を誰だと思っていやがる!!」」

完全体のカオスに立ち向かう一つになったユウタ達の決着は……



第二十八話 「希望」


ユウタ「コレが最後の戦いだ!」

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