表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/31

第二十五話 「真実」

クロエが語る事は?

大戦は突如起きた現象により、一時停戦状態だった。ユウタ達はグランベースに帰還し、ミーティングルームに集まった。

「ユウタ、ソラの様子はどうなんだ?」

かずしは部屋に入ってきたユウタに言った。

「様態は段々良くなってる。そのうちに目が覚めるらしい。」

「なら良いか」

「なら、本題に移るか」

クロエは中心に入った

足下から大きい映像が写し出てきた。それは、城の構図だった

「多分カオスがいるのは[王の間]にいると思われる。奴はあの剣、通称[漆黒の聖剣]を使ってこの世界を崩壊にまねくと推測される。出来れば船からの主砲で突破口を造りたいのだが、外からの攻撃は無効果になっている。」

「つまり中からしか攻撃が通用しないって事?」

マリがそう言うとクロエは頷いた。

「侵入するのは簡単だから………」

「チョット待ってくれ」

クロエの説明を止めたのはユウタだった

「そもそも何でお前がそんなに詳しいんだ?それに何でギールになっていたんだ?」

「そうだな、そっちの説明をしないといけないな。そもそも俺はコッチの人間だ。」

ユウタ達は唖然とするが続けた

「一年前、国王だったギルバート様は息子であるネルギス様に騎士団と共にある遺跡の調査に出掛けられたら。」

「遺跡?」しおんが言う

「それは、黒き結晶の塊、黒き原石の調査だったがトラブルが起こった………原石の暴走だった。その力に騎士団は全滅し、暴走した原石の力はネルギス様に取り付いた。まだ若かったネルギス様は力に振り回され、ギルバート国王を殺害しそのまま行方不明になった。その危険性にマリア様は俺に護衛の任務を任された。」「任務って何だよ」

クロエはユウタに向く

「ユウタ……お前の護衛の任務だったんだよ。」

その言葉に驚く。

「何で俺?」

「理由は聞けれ無かったけど、俺はマリア様の力でお前たちの記憶をいじり、お前と友達の設定で任務に当たった。

でもその後、ネルギス様はカオスと名乗り、国に襲撃し始めた。

その後シュバルトさんはバンパイヤとしてカオスに利用され、俺たちはシャーリ様により無理やりクローズワールドに返されるが、ユウタとは、はぐれて俺らはカオスのもとに飛ばされたんだ。しゅんすけになるみはショックで気を失って、俺は二人を庇いながら戦ったが、呆気なくやられ、黒き結晶によってギールになり利用されていたんだが……」

そこでクロエは口を止めた

「「だが?」」

皆はそこにくいつく

「俺とシュバルトだけが黒き結晶の能力が弱まり、意識が戻ったんだよ」

「なんで!?」しおんは言う

「多分俺たちはマリア様の力の関係か、その力に抵抗があったんだよ。

だからそれを利用してカオスに慕っている振りをして、内密に調査していたんだか、今度はミキ達の捕獲にユウタの記憶喪失で問題にかかんでいたがジーミ達も俺みたいに半分意識を残したけど、ミキは完全に取り込まれるし、カオスには色々利用されるし」

「つまり真相は黒き原石から起きた事って言うんだろ」

皆は最後に閉めた奴に目をむいた。それは、扉から入ってきた少年…ソラだった。

「ソラ!体調は?」

ユウタはソラにいう

「もう大丈夫だ。それより昔話よりも今後の事だ。」

「そうだな」

ユウタがいうと皆の顔は気合いを引き締めた表情だった。「それじゃあ!サキの救出とカオスをぶっ飛ばす作戦会議でもやるか!

内容は簡単だ。サキを助けてカオスをぶっ飛ばすだけだ!」

ユウタの言うと皆は大きくため息を吐いた

「ユウタらしいな。」

しゅんすけが一番に言う

「ゲームでも言うからね!」

しおんは気軽に言った

そして皆は一つに集まりお互いに肩を組むがそこにソラは入ってこなかった。

「早くお前もはいれよ!」

皆の視線はソラに向いた。

「はぁ〜仕方ないな〜」

ソラは一回ため息を吐いて、ユウタとクロエの間に肩を組んだ。

「良いな……みんなで一緒に帰るぞ!サキと一緒にっ!!」

「「「おうっ!!!」」」

皆の声が一つになって叫んだ。





「うっ………?ここは?」

サキはゆっくり目を開くが、手足は十字架に縛られていた。床には不思議な紋章が描かれていた。

「この紋章はまさか!?」

「お前には分かるようだな」

紋章から離れていたカオスが言う

「兄さん!あなたに兄さんの意識がまだ残っているなら、こんな事は止めて!」

「モンス」

カオスはモンスを呼ぶ

「何でしょうか?カオス様」

「時期に奴らがくる、態様は任せる。」

「承知しました」

そう告げるとモンスは場を離れた。

「時は来る。誰にも邪魔はさせない」

「兄さん………」





「ハッチ開放!

カタパルトレーンに設置

エネルギー補充完了

システムオールグリーン

皆さんご無事に」

「了解!ユウタ[ウィング]行きます!!」

ユウタを始めしおん、かずし、しゅんすけ、なるみ、クロエ、ミキ、ジーミ、あずさ、マリ、シマル、リーにそしてソラは城に向かって出撃した。

サキを救出に向かうユウタ達は城に侵入する

そこにモンスが待ちかねた罠は?



次回第二十六話 「写し人形」


ユウタ「待っていろ、サキ!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ