第十五話 ユウタVSコング
ユウタ対コングの勝負はいかに!?
船の周りは幾つもの爆発が起こっていた
カオスダークの軍と反乱軍の戦いだ。
「被害の状況は?」
グランはオペレーターに聞いた。
「現在は無く、敵は五機撃破を確認しましたが……」
「どうした?何か問題でも?」
「それとは、別に大きな反応がユウタと接触します!」
(無事を祈る………)
ユウタは敵の機械兵と戦闘中だった
[グランドファイヤー]
炎を纏った剣を地面に突き刺してユウタを中心に爆発した
「後少しか、早くしないと」 と、横から見ます大きな拳が襲ってきた!
ユウタはギリギリ攻撃をよけ、間合いを離した
「何だよ!さっきの拳は!?」ユウタは不思議に驚いた
「ほう、あの距離でかわせたか ギールが気に入るだけはある」
姿を現したらそれは、ユウタの倍の大きさのある身体だった
「これは、ゴリラ並みにでかいな」
「俺はゴリラじゃない!! [カオスダーク]進撃隊 長並び九帝王の一人、 コングだ!
よく覚えとけ、高村ユウタ!」
「九帝王………ギールの仲間か!!」
ユウタは、コングに大きく言った。
そう九帝王は、敵のボス[カオス]の下に就く部隊長の事だ
今、分かっているのは
バンパイヤ、コング、ギール、リーン、バーン、ミラ…………いやミキ。「ギールの奴、こいつにはペラペラ喋りやがるな。」コングは、舌打ちしながら言う
「だけど、まずはお前を倒さないといけないんだ!」ユウタは、行き酔いよくコングに向かい走り出した。
「元気だけでは、俺に勝てない!」
コングは走り来たユウタに右手を力込めて振った「もらった!それを待っていた」ユウタは、少し微笑んだ。
「何?何だと!?」
コングは、驚いた。
思いっきり振った拳を低くよけ、解放になり二つ剣は、コングに間合いを詰めた。
「くらえ!!」
[ツインバースト・ストリーム]
二つの剣を無数にコングを斬りつけた。
「ぐっ! こいつ!!」
拳を挙げ力よく振り下ろしたが軽々と避けた。
「もうここは、俺の間合いだ!!」
ユウタは、間合いを離した。
「これでトドメだ!」
ユウタはコングの頭上に飛び上がった
[ダブルエレメント・スラッシュ!!]
炎と雷を纏った剣を強く切り裂いた。
しかし、斬ったのはコング自身ではなく、奴の身体から出た黒い結晶だった。
黒い結晶は、砕けて消えコングの姿はなぜか普通の大人の姿になった。
「な……何だよ。どういうことだ?」
ユウタは驚いてコングから姿が変わった大人へと走り近付いた
「見事な戦いだったよ」
「貴方は、一体?」
「俺は、バナクス…」
船からスクリーンでユウタ達を見ていたグランが驚いた。
「バナクス!あのバナクスかっ!?」
かずしは、グランに質問した
「誰ですか?」
「バナクスは、二年前まで[ナックス]地球世界でいう[ボクシング]だったかな、彼はその世界チャンピオンだった。
しかし彼は、怪我をして何事にも勝てず引退をしたが3ヶ月後、行方不明になったんだ。」
グランの話にかずしとしおんは、驚き再びスクリーンを見た。バナクスは、ユウタと話していた。「俺はナックスを引退し、家で一人静かな生活を過ごしていた。しかしある時一人の科学者が俺の家にやってきた。」
「科学者…………?」
バナクスは、過去の話をしてくれた。
「君にまた力を与えよう。」
科学者は、バナクスに言い黒い結晶を前に突き付け、結晶は光り出した。「力………力なのか!」
「あぁ、そうだよ。力だよ」
バナクスは、その言葉の誘惑に取り付いてしまった。そして黒い結晶はバナクスと融合した。
「これが最後の記憶だ。しかし、あの結晶はいけないものだ。
あれは、融合者の心を黒く染めるが、命を食い尽くす。」
バナクスは説明が終わりが来るとき口から大量の血を吐いた。
「バナクスさん!」
「ユウタ君…俺の命はもう保たない。
だから俺みたいな奴を増やさないでくれ…………頼む。」
バナクスは涙を流しユウタの手を握った。
「分かりました。」
ユウタは答えた。
それを聞いて喜んだのか少し微笑み出したが力を失ったか手が軽く地に倒れた。
「うっ…………ぅ……」
倒れた手の甲に幾つものユウタの涙が落ちていた。
「うあぁぁーーーーぁぁああーー!!」
ユウタの叫びは、船を超えて森広く響いた。
真実を知ってしまったユウタ、今後どうなる?