薄暗い雨
雨が降り出して来た
空は灰色に覆われてしまい夕方前だと言うのに
日暮れのようである
椅子に腰掛けながら
外の風景を見ているが
変わらないものだと
つくづく感じる
変わるのは空模様だけである
少しずつ寒くなり始めたようだ
秋の雨は寒さを一緒に
持ってくるから困りものである
出来れば暖かさを運んで欲しいものである
それでも季節と言う自然を受け入れて生きるしかない
対抗しようが
巨大な力には歯が立たないからだ
寒いなら寒いと
叫べば良い
少しはストレスが
抜け出すかもしれないからだ
人間は言うがままに自然に従うしかなくて
ものすごい確率で
生きているんだと
感じている
だから生きていることが最高なんだと強く思うのである