JKと入学式
「俺が運命感じた女の子、どうやらあの子も運命感じたらしいです。」
「小さい頃の約束を信じて会いに来たJKと同棲する事になりました。」
2作品ともよろしくお願いします。
同棲開始から数日が経ち入学式を迎える。
それまでの期間は生活必需品を生活しながら2人で考え増やしていったり何故か健康診断をさせられたりなどしていた。
なにも問題ないし運動に関してはランニングしたり週一程度でジムにも通っているのでそれなりの筋肉と体力もあるつもりだ。
それよりも何より驚いたのは凛の料理だった。
味、見た目共に、100%ファミリーレストランなどのチェーン店は確実に超えていた。
15歳にして酒のつまみも作れるのだ。
作れるというかこんな味のがビールにあうとか言うとほぼ想像通りの物が出てくる。
あとは最初の日に凛を泣かせた後からはこれといって強めのアピールなどは全然ない。
あの言い方からしたら何かあると思ったが何もなく少し驚いているが、もし正攻法で胃袋を掴みに来ているのならもう時間の問題かもしれない。
そしてもう一つ驚いたことは、これだ。
「入学生代表、小野寺凛」
「はい」
驚いた。代表の挨拶が凛だなんて聞いていなかった。
隣にいる広子さんの話だと入学におけるテストで一番だったらしく挨拶を頼まれたらしい。
そもそもなんで俺が入学式にいるのかの説明が必要だろう。
それは簡単な話だ。何かの拍子に同棲がバレて呼び出しなどにならない様に親戚のお兄さんに預けていると先生方に先に説明しておく必要があったのだ。
そして俺は先に先生に挨拶をする時間を貰えた。
そこで職場が良かったおかげもあり納得してもらえる事になる。
近所の会社と言う事もあるがそれなりに有名企業なのだ。
名刺を出した際すぐに理解してもらたし、高卒での入社なのに役職の欄は係長。部下がたった8人なのは言わなければバレない。
それでスムーズに話が運んだ経緯がある。
「そういば和真君、凛を高級なレストランに連れて行ってくれたんだって?写真が届いて羨ましくなっちゃったわ」
「あれは卒業や入学などのお祝いも込めてサプライズ的な意味なんで」
「凛はいきなりプロポーズかと思ったらしいわよ?なのに家に着いたら恋愛対象じゃないみたいな事言われて泣いたって聞いたし、抱きしめられたのに体を求められなかったから自分のスタイルに自信がなくなったって話も聞いたわ」
「そんな事も言ってるんですか?てかここは学校なのにそんな話しないで下さい。聞かれたら大事になります」
広子さんは「ふふふっ」と笑うと、「じゃあ小声で言うわね」と前置きし、
「凛のほっぺにチューはどうだった?興奮した?」
そんな事を聞いて来た。親子共々おかしいのだろうか?娘に対する心配をするべきだろう。
「ノーコメントで」と軽く流している間に凛の挨拶が終わる。
そして入学式も終わり俺と凛の家を広子が見に来たが、少し話をして帰って行った。
「凛、話がある。お前な広子さんになんでも報告するのやめてくれ…頬にキスとか恥ずかしいだろ!」
「一応、生活状況の報告は大切だと思っていますからやめれません」
そうキッパリと言われてしまったがそれは困るので色々と大人のテクニックを使い納得させようと思う。
とりあえずは軽いジャブからにしよう。
「凛と俺の秘密にしたい事だってあるんだぞ?2人しかしらない事ってなんか恋人同士に近いものを感じないか?」
凛は俺と恋愛をしたがっているのは分かっているのでそれを逆手に取ってみたがどうだろうか?
「じゃあ私と関係を持ってしまっても黙ってればバレないですよね?それならいいですよ」
そういい太ももに手を乗せて来る。
凛の方が上手だ。いくつか作戦はあったが凛の変態脳に効くものはなさそうなので最終フェイズにいきなり突入する。
「じゃあ同棲終了だ。荷物を纏めておいてくれ。業者を呼ぶから」
「もう食べた物とかいつも通り優しいくらいの事しか言いませんから許して下さい」
とソファーから降りて素晴らしい土下座をしながら謝ってきたので許す事にした。
少しひどい事をした気はするが大切な事だった。
だって恥ずかしいんだもん…
そして関係が悪くなる事なくたわいもない会話に戻ったので良しとする。
今日は入学式だったのでまだ3時頃だ。
久しぶりにジムに行きたくなったので凛に聞いてみる。
「なぁジムに行きたいんだけど行ってきてもいいか?」
「行ってきてもいいですがジムって楽しいんですか?私行った事なくて分からないです」
そう返ってきたので凛にもう一つ聞いてみる。
「じゃあ一緒に行ってジムの見学するか?楽しそうならお前も入会させてやるし」
「いいんですか?行ってみたいです」
そう返って来たので準備をして家をでる。
ジムは会社の近くなんで歩いてもいける。
でも会社には車で行っているんだが…
そんな事を考えていたらジムに着いたのだった。
評価、レビューよろしくお願いします。