JKと女子会③
こんにちわ。お久しぶりです。
先週1週間かけて書いた物を今日全て投稿します。
今回でとりあえずの一区切りになりますので楽しんで頂ければ幸いです。
続きはまた来週のどこかでまとめて投稿致します。
ブックマークやレビュー、評価よろしくお願いします。
なぜか香奈と千夏に捕まった凛はソファーの前に立ちスマホを持っている。
そして俺の両隣には香奈と千夏が座った。
またなにかのゲームだろうか?
「ねぇ和兄?今から記念写真撮るから笑顔でね?」
「記念写真なのに何で凛が撮るんだよ?」
「秘密の賭けに負けた凛ちゃんがカメラマンなんです。和真さんは深く考えないで下さい」
そういい二人は俺の腕に抱きついてきた。
凛はプンプンと怒っているが何も言わないのはよく分からない賭けに負けたからだろう…
「じゃあ撮りますよ。いいですか?」
「凛。写真を選びたいから連写してね?」
「ブレないように気をつけて〜」
「分かりましたから早くしましょう。はい。チーズ」
そして俺は笑顔を作る。その後連写の音が始まると同時に頬に柔らかい感触が当たった。
いきなりの事で何が起きたか分からずに凛のスマホを眺めるしか出来なかった…
そして連写が終わったにも関わらず頬の感触は離れない。
「もう早く離れて!写メは送りますから!」
凛が大きな声で二人に言うとやっと頬の感触がなくなる。
そこでキスされていた事に気づいた。
「凛。ちょっとこっちに来い」
俺は少しばかり怒っていた。
今の凛の怒った後の顔は悲しみに満ちていたからだ。
「なんでこんな事したんだ?」
近づいてきた凛にもう一度声をかけた。
「和真君が肉じゃがにバターをかけたからです…そんな事する人居ないと思って賭けをしました…」
「だからって自分がそんな顔になるような事をするな!俺はそれが嫌だ」
「ごめんなさい…」
多分だが凛は引くに引けなくて賭けをしたんだろう。負けるなんて思わずに…
「和真さんあんまり怒らないで下さい。私と香奈ちゃんが煽ったんです…」
「もう怒ってないさ。凛も俺の気持ちを分かってくれただろうし」
「和兄?ちょっとさ肉じゃがを凛に食べさせてあげてよ。バターかけた事ないんだって」
信じられない事を聞いてしまった…
「凛、本当か?普通バターかけるだろ?」
「そんな事した事ないです。健康にも悪いです」
「健康なんかを超えた美味さがあるんだよ。食べてみろって」
そういい凛に一口食べさせてやると驚いた顔になった。
「美味しいです。なぜかコクが深まりました…」
「美味しいだろ?これが俺の家の家庭の味なんだよ」
「香奈さんに教えて貰った時はそんな事言ってなかったと思いますけど?」
「それは私が教えよう。最初から混ぜちゃいけないんだよ。よそってからかけるのが美味しさの否決だから言わなかったの」
「私も和真さんに教えて貰うまでは食べたことなかったんだけどね!」
そうだった。千夏も昔の飲み会で俺が教えるまでは知らなかったんだった。
そして肉じゃがをみんなで食べる事になった。
千夏もまたビールを飲んでるし凛と香奈は少しではあるがご飯を持ってきた。
そして俺が見ていたテレビを見つつも旅行の行き先を話し合う。
俺がいない間に3人で結構話し合ったのか色々と案が出ているので俺も考えを言ったりして簡単ではあるが夕飯を食べながらも楽しい会話が出来た。
「そういえば凛の賭けた事はなんだったんだ?」
「私は和真君の部屋にお泊まりでした。負けましたけど…」
「それくらいなら別にいいぞ?毎日は勘弁して欲しいが1日くらいなら構わないよ」
「本当ですか!?じゃあ今日お泊まりします!」
「お泊まりって…ここは俺達の家だろ…3人で旅行の相談と女子会はどうするんだよ?」
「私はいいわよ?今度は花ちゃんも誘って4人で女子会しましょ?香奈ちゃんもいい?」
「いいですよ。今日は千夏さんと二人で女子会するから。指輪のパンフレット見て楽しんじゃうんだから」
「旅行の話は明日しましょ。昼過ぎくらいまでは暇だし凛ちゃんが良ければどこかランチでもしながら決めましょ?」
「ランチ行きたいです。女の子二人にキスされて笑顔だった罰として和真君のお金を使いましょう!」
勝手に決めた賭け事のせいで俺の金でランチが決まったようだ…
「可愛い女の子にキスされたら誰だって嬉しいだろ…」
「「えっ」」
香奈と千夏の2人が同時に顔を赤くしてしまった…
本当の事を言っただけなのになんでだよ。
そして凛が「後片付けはやっておきますから部屋に帰ってて下さい」と俺の背中を押す。
ちょうど食べ終わったからいいけどさ…
そして少しした頃部屋のドアがノックされて凛がやってきた。
評価の仕方は下の☆を、
☆☆☆☆☆から★★★★★に変えて頂きたいです。
それがやる気に繋がりますのでどうかよろしくお願いします。