JKと女子会②
今日はいつもより多く投稿します。
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そして30分後くらいに部屋に戻ると二人はニヤニヤしていた。
「ねぇ凛。思ったより遅かったわね?何かしてたんじゃないの?首の辺りに何か見えるんだけど」
香奈はいい話題を見つけたと言わんばかりに聞き始める。
「凛ちゃんも少しだけ大人になったのかしら?」
千夏まで加わってきて凛に逃げ場がなくなるが「教えません!」と言いながら二人から目を逸らしごまかす。
「私達がいるのにキスマーク付けて帰って来るなんて凛も性格悪いわね…」
「これは和真君にされたんですから私のせいじゃありません」
「でもさっきのソファーの時みたく拒否しなかったんなら凛ちゃんも同罪よね」
「千夏さんこの話は自分から始めましたけどやめましょう…心の傷が少し開きました…
それで凛、和兄はなんて言ってたの?」
凛はその発言で胸を撫で下ろす。根掘り葉掘り聞かれたら困るしキスとキスマークだけなので説明も出来ない。
「和真君はですね。旅館がいいって事だけで後は任せると言ってました。ミステリーツアーみたいで楽しそうだからって」
「じゃあ本気の旅行計画を立てましょう。凛ちゃんも香奈ちゃんも頑張るのよ!」
そして今度は3人でスマホと睨めっこをして案を出し合う。
そしてまた1時間ほど経った時にドアをノックされた。
「なぁ凛、少し小腹が空いたから肉じゃが食べていいか?」
そう和真に声をかけられたのですぐにドアを開けて答える。
「いいですけど私が温めましょうか?」
「それくらい出来るって。それと寝れないから少し寝酒にビールでも飲むよ」
「最近和真君はお酒を飲み過ぎじゃないですか?あんまり心配させないで下さいね?」
「分かったけど今日はしょうがないな。なるべく努力はしてみるよ。無理かもしれないが…」
凛はため息をつきながらも「分かりましたよ」と答えて和真を見送る。
そしてドアを閉めた後香奈からひとつの提案をされる。
「ねぇ凛、和兄が肉じゃがにバターをかけるのを信じさせてあげるから少ししたらリビング行きましょうよ?バターをかける変態和真君とやらが見れるわよ?」
「そんなの絶対嘘です。しかも勝手に私の味付けを変える様な事なんてした事ありませんから!」
「じゃあ何か賭けましょうよ?勝負よ凛!」
「私も勝負したい!チーム負け犬として香奈ちゃんに賭けるけどね!」
「千夏さん…チーム負け犬って嫌なんですけど…」
「負け犬でも負け組でも敗者復活出来ない組でもなんでもいいけど早く賭ける内容を決めましょうよ?」
香奈は肩を落としながらも凛の言葉を待つ。
「いいでしょう。香奈さんも千夏さんも撃退してあげますから。好きな事を言って下さい。負けませんから!」
売り言葉に買い言葉の応酬だ。
「じゃあね私と千夏さんが和兄に抱きついてほっぺにキスするから凛が写メ撮って私達に送りなさい。結婚式で流してあげるわ!」
血も涙もない提案だったが凛は引くわけにはいかないのでそれを受けた。
「じゃあ私が勝ったら今日はこの部屋で二人で寝て下さい。私は和真君のベッドで一緒に寝ますから。色々と想像して苦しめばいいです!」
そして3人は睨み合いながらも唸り声をあげる。
その後はスマホで検索をしつつ20分ほど経ったので3人は息を飲みながらドアを開けてリビングに向かう。
「和真君の変態不健康油まみれアル中バカ〜!!!」
大声を上げながら部屋に戻ろうとするが二人に腕を掴まれてしまった。
「凛約束は?」
リビングに向かった先で見た物はソファーでテレビを見ながらテーブルにビールとバターのかかった肉じゃがとバターのチューブを置いている和真の姿だった…
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