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JKと女子会

今日はいつもより多く投稿します。


浅はかではありますが日間ランキングに入れないかなと思い書き溜めた物を定期的に投稿しています。


面白い点や改善点などありましたらブックマークやコメント、評価をよろしくお願いします。


それが私の力になります。


どうかよろしくお願いします。

 少し時間が戻り凛の部屋。


「凛ちゃん大胆ね!凄いキスしてたもん。幸せそうだったなぁ」


「千夏さん起きてたなら教えて下さいよ…恥ずかしいです…」


「私がお風呂に入ってた時にそんな事してたの!?罰として肉じゃがの鍋にバターを入れるわ」


「なんでバターなんですか!私と和真君は夫婦になるんですからキスくらいいいじゃないですか」


「凛は知らないのね。肉じゃがにバターを入れるとコクが出て美味しいのよ。私も和兄も春海さんも入れるわ。だから罰って言うより味の進化よ」


「そんなの嘘です!肉じゃがにバター入れるのなんて変態です」

 凛がまた香奈に突っかかったが千夏は話を続ける。


「香奈ちゃん、話には続きがあってね和真さんが凛ちゃんの太もも撫でたの!絶対にあれは凛ちゃんと一線越えようとしてたわ。もう寝たフリするしかないでしょ?」


「千夏さん詳しく!そこで和兄はやめちゃったんですか?」


「凛ちゃんが止めたのよ。和真さん酔ってたから酔った勢いで凛ちゃんの初めてをもらったなんて後で思い返したら後悔するだろうから」


 凛は顔から火が出るんじゃないかってくらい赤くなっていた。


「私はいつでもいいんですが和真君が後悔したりするのが嫌だったんです…やっぱりいい思い出にしたいんで」


 そういい赤い顔のまま俯いてしまう。


「でもそうよね。大事な人との初めてが酔った勢いじゃお互いにいい思い出にはならないよね」


 香奈も凛の意見に賛成な様で納得している。

 そして香奈は千夏に話題を振る。


「千夏さんの初めてはどうだったんですか?未だに覚えてるんですか?」


「あのね…私もまだその…した事なくて…」


「そうなんですか?なんかすみません…」


「いいのよ香奈ちゃん。私ってあんまり人を好きになった事ないから」


 そして少し気不味い雰囲気になってしまったので凛が話題をそらす。


「香奈さんは明日どんな予定なんですか?」

 今までタメ口だった凛が敬語に戻る。

 明らかな気持ちの変化があった訳ではないが祝福の言葉が嬉しくて敬意を称する様になったのかもしれない。


「私は何も決めてないかな。水族館で和兄と魚とか見れればそれでいいし」


「香奈ちゃんも諦めがついたのね。もしまだ狙ってるなら凛ちゃんに宣戦布告してる所だもん」


「はい。まだ好きですけど和兄は本当に凛を大切にしているんで譲ります。でも凛が愛想を尽かされる様な事があったら次は私達で捕まえましょうね!」


「和真さんと凛ちゃんなら大丈夫そうだけどもしもがあったら私達が取っちゃうんだから」


 香奈と千夏はそういい凛に笑いかける。

 辛いであろう二人のそういった気遣いに嬉しさを感じた。


「もしそうなったとしたら私も二人のどちらかを心から祝福します!でも今は私の物なので手を出したら許しませんから」


 そういい凛も笑顔になった。


 そして会話はゴールデンウィーク後半のことになる。


「そういえば凛ちゃん、旅行のプランとか和真さんと話してなかった?」


「いい事を聞いてくれました千恵さん!火、水で旅行に行こうと思ってるんです。ギリギリにホテルとか旅館に電話するとキャンセルされた部屋が安く予約出来るみたいなんでそれを狙ってます」


「ねぇ凛ちょっと待ってよ?まだ和兄と詳しい相談出来てないの?」


「そうですよ?だから今から少し相談してきます。どっかの誰かさんが泊まりに来てるせいで気を使って相談出来ませんでしたから」


「じゃあ早く決めようよ。私のせいで和兄が困るなんて嫌だから不本意ながらプランを練ってあげるわ」


「賛成!私もいい所探してあげる。電話だって上手いのよ?事務のお姉さんなんだから任せて!」


 そういい二人はスマホで2〜3時間で行けそうな観光スポットや旅館、ホテルを検索し始めて色々と凛に勧めて来てくれた。


 自分では見つけられない様なスポットが沢山出て来たが勝手に決めていいのか和真に確認をしに行く。


「勝手に決めるのもあれなんで和真君に確認してきます。一応はプランを決めていいと言われてますが行きたい所があるかもしれませんから」


 そういい部屋を出ようとするが千夏に声をかけられる。


「少しくらい帰りが遅くなってもいいのよ?こっちはこっちでいい案出しておくから!」


「すぐに帰って来ます!」


 そういい今度こそ部屋を出て行く。








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