JKと土曜日の出来事②
こんばんわ。
夜中に投稿していますがタイムリーに呼んで下さっている方がいましたらありがとうございます。
呼んでみて面白かったら評価、レビューよろしくお願いします。
スーパーに付き二人で食材を選ぶ。
「和兄とこうしていると新婚みたいだね!」
「やめてくれよ…周りの視線が怖いだろ…凛よりは大人に見えるからまだマシだけどさ」
「今は私といるのに他の女の話はマナー違反でしょ?家に帰るまでがデートなんだから気を付けて!」
香奈に注意されてしまったが俺も注意したい事があった訳だししょうがないだろ。と思いつつも言葉には出さない。
「デートにしては味気ないと思うが…家電量販店にスーパーとか楽しくないだろ?」
「和兄と一緒ならなんでも楽しいよ?しかも今日は焼肉だしね!」
香奈は嬉しい事を言ってくれるし焼肉も好きなんだろう。
凛も肉が好きなのは知っているので良い肉をたくさん買ってやろうと思った。
だが凛が肉を好きって話をするとまた香奈に文句を言われると思うので俺が肉好きって事にして買い物を進めよう。
大好きって訳ではないがそれなりには好きなので嘘ではないしな。
「今日は香奈が好きな肉を選んでいいぞ?高いやつでも好きに食べてくれ。俺も肉が好きだから沢山選んでいいしな」
「やった!私の家は焼肉よりファミレスが多いから嬉しい。高級なのばっかり選ぶから後悔しないでね?」
「俺はハラミが好きだから買ってくれよ?あと少し酒見てくるからここは任せていいか?」
「任せて!サシの入ったいいやつ選んでおくね!私が飲めるジュースもよろしく」
分かったと頷き酒のコーナーに向かおうとしたが多分向こうのカゴはいっぱいになるだろうと思い新しいカゴを取ってからにしようと一度入り口に向かう。
そして入り口の所で見慣れた顔に出会う。
「おい佐藤、買い物か?」
「えっ係長?こんな所で偶然ですね」
「あぁ、今日は家で焼肉をやるんだ。それで香奈と買い出しに来てるんだよ」
「焼肉いいなぁ…しかも香奈ちゃんと来てるんですか!?凛ちゃん怒らなかったですか?いつもならツノが生えるはずですが…」
「なぜか今日は快く見送ってくれたし言い出したのだって凛だぞ?」
「ちょっと気になりますね…そうだ!凛ちゃんと香奈ちゃんが良いって言ったら私も参加して良いですか?」
何故か佐藤がそんな事を言い出した。
凛に理由でも聞きたいんだろうか?俺も気になるが聞いて良い事なのか悩んでる最中だ。
凛なら聞かれたくない事でも俺が聞いたら正直に答えるだろう。
でも凛が秘密にしたい事を無理に聞くようで気が引ける。
まぁ佐藤が聞き出せたとしても勝手に聞く気はないが…
「大丈夫だと思うぞ?凛は電話しかないけど香奈なら肉を選んでるから行ってみてくれ。俺は酒を選んで戻るから」
そういうと佐藤は返事をして凛に電話をかけながら肉のコーナーに向かった。
多分二人はOKを出すだろうしどうせ佐藤も酒を飲み始めると思うのでカートも取って少し多めに酒を選び香奈の所へ戻る。
「千夏さん、どうせ和兄がお金払うんですからもっと高いの選んで下さい。そんな安いホルモンじゃ心は満たされませんよ?」
「香奈ちゃん…そんなに高級なサシの入ったお肉ばかり食べれるの?それって若さかしら…胃もたれしそう…」
「分かった!それで和兄はハラミなんて頼んだんだ!でも千夏さんはまだまだ食べれますって!」
「おい!誰がおじさんだ。ビールにはハラミが合うんだよ。まだ子供だからそんな事も分からないのか?」
そう言いつつ香奈の髪をめちゃくちゃにしてやる。俺からの罰だ。何故か顔は喜んでいる様に見えたが気のせいだろう…
「係長、二人から許可もらったんで私も参加します!」
「そうだろうと思ったしどうせ酒飲むんだろ?買っておいたよ」
「係長私の事なんでも分かってる!香奈ちゃんこれが長い付き合いなのよ?覚えておいて」
香奈は口を閉じたまま威嚇の様な声を出していた。
そして何を思ったのか腕を絡めて胸を押しつけて来た。
香奈の豊満な胸の感触を一瞬楽しんでいた自分がいたが今回は振り解く。
「和兄嫌なの…?係長なんて距離のある呼び方してる千夏さんが見てて恥ずかしかった?」
今度は佐藤が唸っていた…
「俺には凛がいるのに胸を当てるな!」
香奈を少し怒ってやる。俺の気持ちは変わらないし香奈にはもっと自分を大事にして欲しい。
「へ〜私はスキンシップしただけなのに和兄は胸の感触を味わってたんだ?腕を組むくらい仲のいい男女なら普通なのに和兄は胸の事しか頭にないんだ?」
本心かどうか分からない意見だが恥ずかしくなってしまいもう一度腕を絡めてくる香奈を今度は振り払えなかった。
香奈の豊満な胸に対して俺の胸も喜んでるし今回は目を瞑ろう。
そしたら逆の腕も最高の感触を味わう事になった。
佐藤まで抱きついて来たのだ…
「和真さん?私の事忘れてませんか…?あと今日から千夏って呼んで下さい。凛ちゃんと香奈ちゃんが羨ましいです…」
「佐藤まで何言ってるんだ…勘弁してくれ…凛に怒られるぞ?」
「そんなの和真さんを少しでも手放した凛ちゃんが悪いんです!これは凛ちゃんへのメッセージですから受け入れて下さい」
そして俺はカートを押しながら両手に花の状態でレジに向かう事になった。
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