JKと親友
「俺が運命感じた女の子、どうやらあの子も運命感じたらしいです。」
「小さい頃の約束を信じて会いに来たJKと同棲する事になりました。」
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水曜日の昼間、弁当を食べていると凛から連絡が来た。
凛が親友に俺との結婚の話をしたいらしく許可を貰いたいとの事だった。
そうしたら必然的に同棲の事も話す事になるだろう。
まぁ籍を入れたら喋ってもいいとは思っていたので今回は親友の子にだけって事にして許可しておいた。
凛の選んだ友達なら言いふらしたりはしないだろうと安心できる。
これも日頃の凛への信頼なのだろうが。
そして夕方家に帰ると凛が何故かソファーじゃなくテーブルに座ってモジモジしていたので話を聞いて見る。
「親友の花ちゃんって子にだけ言ったら…」
どうかしたのだろうか?珍しく歯切れが悪い。
「どうした?なんかあったのか?」
「はい。ラブコメみたいで羨ましいから和真君を見て見たいしいっぱい話を聞きたいからお泊まりさせてって言われました…」
凛は俺に断られると思っているのだろうか?下を向き元気がない。
凛が親友とお泊まりしたいなら思い出になるし許可するつもりなのに。
「凛がいいと思ったならいいよ。凛も普通の高校生みたいに楽しんでくれればいいから。もし嫌なら俺が断った事にしてくれていいぞ?」
「嫌じゃないです。ここは和真君の家なので心配してました」
「俺だって会社のメンバー呼んで凛に迷惑かけてるだろうしいいよ。しかも凛の親友なら迷惑なんて少しも思わない」
「私も和真君の会社の方々は好きなんで迷惑なんて思いません!ありがとうございます!」
やっと元気になってくれた。俺は笑顔の凛が好きだから嬉しくなる。
「ここはもう俺と凛の家なんだ。一応連絡さえしてくれれば友達だって呼んでいいんだ。連絡貰えれば何か買って帰れるし気のきかない旦那って思われないで済むしな」
そして凛は笑顔で友達に連絡を入れていて木曜日の夜に泊まりにくる事になった。
木曜日に凛の親友のお泊まり。
金曜日に香奈も泊まりにきて会社の飲み会兼料理勝負。
月曜日の夜は顔合わせ。
あとの二日は凛と旅行だ。
予定が詰まっていて大変そうだがどれも俺と凛のやりたい事なので苦になんてならない。
そしていつも通りの夜を過ごし木曜日が来る。
親友の花ちゃんって子は学校が終わってから荷物を取りに帰って、目印になるところで凛と待ち合わせをするそうだ。
俺は休みだった為、久しぶりに一人でジムに行ってからマンションで凛を拾い友達の花ちゃんとの待ち合わせ場所に車で向かう。
親友と言っていた花ちゃんは少しぽっちゃりしていて笑顔が名前の通り花が咲いたような感じの子だった。
こう言ったら失礼かもしれないが恋愛マンガとかが好きそうな女の子と言って思い浮かべる感じに見える。
「初めまして!木内花です。今日はよろしくお願いします」
しかも元気いっぱいで礼儀正しくそれも好印象だった。
そして俺の自己紹介も終わりスーパーに向かう。
二人には好きな物を買う様に伝えて一人で車を止めに行く。
二人で気を使わずに買い物するのも楽しいだろうと思い買い物が終わるまで車で待つと伝えてあるので連絡が来るまで暇を潰す。
そして買い物が終わったという連絡で入り口に車を回し二人を乗せて家に帰る。
「うわ〜広い!私の家は4人家族なんだけどここの家の方が全然広いよ!」
「和真君のおかげでこんな良いところに住まわせてもらってるからいつも感謝してるよ!」
そう思われるのも無理はないのかもしれない。
二人では広いと思いつつ借りたのだ。年頃の女の子を預かるのに狭いと互いに生活し辛いかとも思い、互いの部屋がある事以外にLDK部分を広く取れる部屋を借りた。
今は婚約もして将来的に子供が出来てもこの部屋に住み続ける事が出来るだろう。
会社にも近いしスーパーもそれなりの所にある。
そう考えている間も二人は楽しそうに話している。本当に仲がいいのだとうかがい知れる。
「和真さんは凛のどこが好きになったんですか?」
いきなり花ちゃんに話しかけられて驚いたが質問には出来る限り答えてあげようと思ってるので出来る限り真摯に応える。
「凛の全部が好きだよ。凛の良さは花ちゃんも分かってるんじゃないか?」
「凛ちゃん!全部好きだって!凛ちゃんは可愛いし頭いいし、しかっりしてるからそれが和真さんの心を捕まえたんだよ!いいなぁ」
「花ちゃんありがとう!私も和真君の全部が好きなんだぁ〜でも和真君モテるからちょっとだけ心配しちゃうの…」
「えっ?なんかあったの?和真さん格好いいもんね」
そして佐藤の時の話になりまだまだ女子トークが盛り上がる。
凛も花ちゃんも恋愛トークが好きで終わらなそうなので一応時間を教える為に話しかけて凛に夕飯を作ってもらう。
俺じゃ美味いご飯は作れないから…
一応腹を満たすだけの飯なら出来るが人に食わせるような物じゃない。
そして凛の料理の仕方を見たいのか花ちゃんもキッチンに行ったので俺は風呂を洗いお湯を溜めてソファーでゆっくりする事にした。
そして宴会以外で初めての夕食が始まる。
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