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JKとJK③

「俺が運命感じた女の子、どうやらあの子も運命感じたらしいです。」


「小さい頃の約束を信じて会いに来たJKと同棲する事になりました。」


2作品とも呼んで頂ける方はお気に入りユーザーに登録して貰えればやる気に繋がります。


ブックマークもよろしくお願い致します。



また一名お気に入りユーザに登録してくれました。


心からお礼申し上げます。

 そしてみんなで凛の料理を口にするが俺はもちろん母さんも絶賛していた。


「なんで美味しいのよ…」

 香奈はそういい目に浮かべていた涙が流れ出してしまい座布団の上で丸まってしまった。

 おい香奈…白い下着が見えてるぞと思ったが黙っていたら凛が立ち上がり香奈の元に行く。


「和真君にそんな物見せないで!」

 いつもの敬語を忘れて香奈の尻をビンタしていた。

 香奈も恥ずかしかったのか座り直しながらも凛を睨む。


「そんな物じゃないでしょ?和兄だって本当は嬉しいに決まってる!」

 もう泣いた事は忘れたようで何よりだがそんな事言うなよ…

 そりゃちょっとくらいは嬉しいけど勘弁してくれ…


「和真君は私にしか興味無いんで結構です。だから見せないで下さい!」


 大人しく料理食べようぜ?そう言いたかったが2人の言い争いは続いているし母さんも止める気はなさそうだし楽しんでいるので放っておく事にした。


 とりあえず「飯を食べろ」とだけは伝えておいたが…


「まぁギリギリ合格かしらね」

 香奈がまた「なんで美味しいのよ…」と言った事も忘れたかの様に喧嘩を売っている。


「香奈さんにはこの程度の料理も作れないと思いますがね!」


 売り言葉に買い言葉だ。売ったり買ったりしていてこれが世の中なら円滑に金が回るのにと現実をみないように考えてしまっていた…


「じゃあ和兄の部下って人に判断してもらいましょうよ?判定してくれる人がいないと決まらないわ!人数がいた方が確実に勝負が決まるしね!どう和兄?」


 そう提案されたが俺一人で決められる事じゃないし凛が受けるかも分からない。

 部下の予定だってあるんだと思っていたら凛がまた言葉を購入してしまう。


「和真君の係の皆さんがいいのなら私は受けましょう。みんな私の料理を気に入ってくれてますから!」


 なぜか決まってしまった…

 明日にでもみんなに連絡しよう…


 俺は連絡先を知っているからいいが凛は二人と初めて会ったため連絡先を交換する。


 そして少し話をして来週から始まるゴールデンウィークに勝負の予定を入れれるようにするとまとまった。


 ルールは自分達で決めてくれとだけ話してあとは好きにさせる。

 凛も料理でもてなすのが好きな様なので楽しんでもらいたいとも思っている。


 そして結構長居してしまった為、夕方になってしまい急いで帰る。

 香奈は原付で来ていたので一緒に玄関を出て別れた。

 香奈が実家にいた理由を母さんに聞いた際、

「今日何かあると思ったから来た」と答えていたらしいので本能とは恐ろしいとも思った1日だった。


 そして凛と家に帰ってきた。


「多分香奈さんはゴールデンウィークに何かしてきます!玄関に盛り塩とお酒を置いておきましょう」


 そういいキッチンから小皿に塩を盛った物とコップに酒を持ってきて靴箱の上に置いていた。

 香奈を怪奇現象の類と同じ扱いをしていて苦笑いをしてしまった…


「あとは両家の顔合わせだな。ゴールデンウィーク中にやっておくか?」


「そうしましょう!香奈さんに付け入る隙を与えたら行けません。早くしましょう!」


 そして凛は広子さんに電話して予定を確認していた。

 返答としては夜ならいつでもいいそうで昼間の場合だけ日付の指定が来たが母さんの予定も聞いて擦り合わせをする事にした。

 母さんには電話が通じなかったが着信を残しておいたので後でかかってくるだろう。


「場所はこの前のレストランにするか?広子さんも行ってみたいって言ってたんだろ?」


「あんな高級な場所でやるんですか!?お母さんは喜ぶと思いますが…」


「俺たちの事を祝福して貰いたいんだから喜ぶ料理を出したいだろ?」


「まぁそうですが…香奈さんまで来るとか言い出しませんか?」


「言い出すだろうな…でもあいつはいとこだから関係ないと思うんだけどな」


「そうです!関係ありませんね!和真君はいい事をいいます」


 当たり前の事を言っただけなのに褒められてしまったよ…


 そして母さんから連絡が来て月曜の夜に決まった。


 今回のゴールデンウィークはうちの会社の場合有給推奨日などもある為、木曜日から始まり来週の水曜日までの一週間だ。

 顔合わせはゴールデンウィーク後半だ。

 会社の飲み会は前半に行いたいので明日はそう伝えよう。

 普通の生活を送る凛は金曜日から休みなのでそこら辺で出来ればいいだろう。

 そして凛と話し合い金、土辺りを仮の予定として香奈に伝えておく。

 そして火、水辺りで二人で旅行にでも行こうと話し合う。

 ギリギリだからこそ取れるホテルや旅館もあるのであまり焦ってはいないが…


 そして話をしながら夜を迎えた為、凛に夕飯の準備をしてもらい俺は風呂を洗ってお湯を張っておく。


 そして夕飯を食べて風呂に入りダラダラと過ごしつつもおやすみのキスをして互いの部屋に戻って行く。





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