JKを下さい
「俺が運命感じた女の子、どうやらあの子も運命感じたらしいです。」
「小さい頃の約束を信じて会いに来たJKと同棲する事になりました。」
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そして朝イチで広子さんに連絡を入れた際、昼ならば大丈夫との事なのでそれに合わせて家を出る。
最初の言葉が「今度はどこに迎えばいい?」だったのが気にはなったが前科があるのでなにも言わない事にした。
そして途中で菓子折を買って広子さんの家に着く。
「まだ1ヶ月も経って無いのにどうしたの?何か書類でもあったかしら?」
「いえ違います。今日は約束を守りに挨拶に来ました。今の俺は凛を愛しています。結婚を見据えて凛を俺に下さい!」
そして土下座して頼み込む。隣では凛も俺に合わせて頭を下げてくれていたのが心強い。
「一生凛を大切にしてくれる?絶対に悲しませないで幸せにしてくれるの?」
「大切にします。悲しませるつもりもありませんがもし互いに悲しくなる事や辛い事などがあっても2人で乗り越えます!」
「じゃあ凛を和真君に任せるわ。あとは自分達の好きな日に籍を入れていいからね?」
「はい。ありがとうございます。籍は俺たち2人の誕生日である10月10日に入れる予定です」
「お母さんありがとう。絶対に2人で幸せになるね!」
俺は涙が出る程嬉しかったが先に凛が号泣していたので肩を抱いてやる。
挨拶はこれで済んだが高校卒業までは生活は変わらないのだ。
もし変わるとしたら気持ちだけ。でもその気持ちが嬉しいし誕生日が来れば籍も入れられる。
たった1ヶ月も経ってないが俺たちの気持ちは揺るがない。
そして世間話をした後家を後にし、凛を連れてとある場所に向かう。
色々な高級ブランドが入っている店だった。
2人で婚約指輪を見に行きたかった。
まだ昨日の今日で指輪も用意していないのでこの機会に一度見ておこうと思い連れてきた。
俺たちは親への挨拶があったのでそれなりの正装をしているので問題はなかったが凛は緊張を隠せないでいた。
「こんなお店初めてです…緊張して何も見れません。でもキラキラしているのはわかります」
そういい握りあう手に少し汗をかいていた。
「俺もこういう所は滅多に来ないし来ても違う店しか見ないから苦手だけど今日は凛の為に来たんだから見るだけでもしてみてくれ」
そういいショーケースの前まで手を引いて行く。
「全部輝いています。それに絶対高級品です…」
「でも婚約指輪はこういうショーケースから選ぶんじゃないんだ。まぁ選ぶのは間違いじゃないんだけどそれをモデルにしてダイヤとリングを自分好みにするって感じが正しいな」
「和真君は大人です…私の知らない事を何でも知っていてすごいです!」
俺を見る凛の目は目の前のダイヤの施されているそれと比べられない程かがやいていた。
「お客様どのような物をお探しでしょうか?」
服装や態度、言葉遣いのどれをとっても洗練されていると分かる女性の店員に話しかけられる。
「婚約指輪を探しています。見に来るのは今日が初めてで何軒か回って選ばせてあげたいと思って最初にこの店に来ました」
嘘を言っても仕方がないし熱心に説明に入られるよりは凛に指輪を見せてあげたいので遠回しに他の店も回る事を説明しておく。
「そうですか。ではお手に取ってみたい品がありましたらお声をかけて頂ければすぐにご用意致します」
そう言い下がってくれたので凛と隅々まで見て回る。
そして緊張しながらも3つ程良さそうなデザインの品があったので店員を呼んで取ってもらい凛に近くで見てもらう。
指輪を近くで見ながらも店員に説明を受けつつ会話の中で凛がまだ15歳だと知った店員の目の色が変わる…
「あの…法律的にも…店長呼ばなきゃ…」
指輪も出しっぱなしにしたまま奥に行ってしまい店長を連れて帰って来る。
「お客様はどう言った後関係で…?」
「俺たちは婚約してましてこの子は凛と言いますが、凛の16歳の誕生日に籍を入れる予定です」
「そうでしたか。年齢的な所で当店のコンプライアンスに触れる部分がありましたのでこの様な対応となりました。申し訳ありませんでした」
そういい頭を下げられるがこっちも分かっていて来店しているので謝罪は勘弁してもらいたい…
警察呼ばれるよりはお店にあった誠実な対応だとは思うが…
そして申し訳ないが広子さんにも今回は来てもらい何軒か回りつつも説明しながら名刺をもらい気に入った店があったらその方に対応してもらう作戦をとる。
そして30分程して広子さんが来るまで最初の店を見ていた。
そして3人になり3件程見て回ったが他の二軒の店では広子さんとの婚約だと思われて凛は頬を膨らませていた。
広子さんは37歳とはいえどう見ても30歳程にしか見えないので当然の反応にも思えるが凛的には辛いだろう。
そんな事もありつつカタログを多めにもらいカフェでお茶をしてから解散する。
「まさか家を出て1時間で呼ばれるとは思ってなかったけど楽しかったわ。バイバイ」
そういい帰っていった。
そして俺たちは車に乗り込み帰路につくのであった。
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