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Code:Brakers  作者: へーがたくちくかん
1/5

物語の始まりの「始まり」

「code:reliver」の前日譚です。

まあ、読めばわかりますが、あの二人です。

軽ーい感じで書いていくのでぜひ。

本編とは結構違う感じの展開になるので(それでもボーイミーツガール路線は変更してないw)、どうぞ。

私の名前は、《ラファエル》。

西暦でいうと5074年。今私たち――《機人(アーキテクタ)》が使っている「機歴」でいうと174年に開発された兵器だ。

どうして開発されたか?

それは、私たち《機人アーキテクタ》と、《刻者ルーナ》との戦争――魔甲大戦が激化したからだ。

機械と融合した人類と、魔法を操る人類の覇権争い。

歴史からいまだに学べない人類はいまだに戦争をしていた。

どんなに昔の時代に戦争はやめるべきと言った人間がいたところでこのありさまだ。

そして、いつも圧倒的な強者がすべてを終わらせる。

まったく、バカらしい。


でもまあ、やるしかないでしょ? だって私兵器なんだし。

正確には、兵器と融合した人間、か。

まあどっちでもいいや。

人は殺したくないけど、そんなきれいごとを言っている場合じゃないっていうのは私にだってわかる。


スラスターやらやたらと近未来的な装甲のおかげで重い腰を上げ、私は出撃前にご飯を食べることにした。


その頃。遥か海の先――《刻者ルーナ》の首都で。

「ん……?」

一人の少年が目を覚ました。

何か、長い夢を見ていた。

深く、暗く、冷たい海の底にいた夢だった。


一つあくびをして、体中に刻まれた刻印を手でさする。

――異常はないか。

ち、あまり人は殺したくないものだ。もう、あの戦争みたいなことを繰り返してはいけない。



あの戦争って、なんだ? そしてまた不意にさっきの夢を思い出した。

それはそう、自分が金属で作られた前時代的な船になっていた夢。

どこか見覚えのある光景だった。

なにか、関係があるのだろうか?


まあ、心配しても始まりはしない。

今の俺は、いつも通り《機人アーキテクタ》と戦うだけだ。

そう言い聞かせ、《刻者ルーナ》の王は戦場へと向かった。




この二人は、やがて伝説となり、この「世界」を去る。

それは、この世界を作り上げた本人でさえ予測できてはいなかった。


さあ物語を始めよう。

彼らが邂逅し、別れ、また出会うまでの物語を。

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