30代の女は大変だ
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これは夢なんだ
そう
思いたい。
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「え。」
シャワーを浴び終えた私は、思わず立ち尽くした。
なぜならば、そこには寝てるはずの彼氏の姿が、無い。
「え・・・ちょっと待って?トイレ?」
シャワーを使っていたから、トイレに入れずフロアに出たのか・・
と思ったが、気配が無い。
ふと視線を落とすと、かけていたシャツも、脱いだままのズボンも、床に置いていた鞄も、靴も、充電していた携帯も、全て無い。
私が起きたのは9:30。
起きた時には隣でうつ伏せになり、寝ていた彼が
20分のシャワー後
忽然と姿を消していた。
「置いて・・・いかれ・・・た・・・?」
慌てて、携帯を手に取り、ラインを送ろうとしたその時
彼からのラインが画面に表示された。