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30代の女は大変だ

作者: あきら


---------


これは夢なんだ


そう


思いたい。


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______________________



「え。」


シャワーを浴び終えた私は、思わず立ち尽くした。

なぜならば、そこには寝てるはずの彼氏の姿が、無い。


「え・・・ちょっと待って?トイレ?」

シャワーを使っていたから、トイレに入れずフロアに出たのか・・

と思ったが、気配が無い。


ふと視線を落とすと、かけていたシャツも、脱いだままのズボンも、床に置いていた鞄も、靴も、充電していた携帯も、全て無い。


私が起きたのは9:30。

起きた時には隣でうつ伏せになり、寝ていた彼が

20分のシャワー後



忽然と姿を消していた。





「置いて・・・いかれ・・・た・・・?」


慌てて、携帯を手に取り、ラインを送ろうとしたその時

彼からのラインが画面に表示された。




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