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人生交換後の二人の日常  作者: sho
それぞれの課題
13/19

【12】 寓話と魔法 〜ケイの世界〜

「いってきます」



「あれ? お兄ちゃん今日は早いね、何かあるの?」

この人間、花でたとえるなら、黄色いガーベラだろう。とても親しみやすい性格をしているが、自分の趣味に対しては・・・。とにかく、彼女の名前は「ひな」という。昨日の夜、はじめて彼女と、「兄妹」としての会話をした。予想通りだったことも、予想外だったことも、たくさんあったが、それはまた別の機会に記しておこうと思う。

「森、に行ってくる」

「森!? 学校は!」

彼女の目の大きさが面積比にして3倍ほどになる。

はて、そんなに「学校」は重要なのだろうか・・・。

ともかく、ヘレナとの約束の地に転移する。先日、ヘレナの魔力は奪ってしまったので、まずはヘレナの家だ。

「遅い! 何やってたの!」

足をじたばた、地団駄を踏んでいるようにしか見えない。そんなに悔しいことでもあったのだろうか。

しかしこれもいつものことだ。あったのは二回目のはずなのに、なぜか懐かしい。


「それで、どこへ行くんだ」

「ヨーロッパの方よ」

ヨーロッパ、あそこの方には確かに森がある。

「具体的に?」

「昔のお話に、泉の女神が出てくる話があってね、その舞台がヨーロッパの方なのよ」

どうだ!と言わんばかりに腕を組むヘレナ。なるほど、それは期待できる。が、

「つまり、時空移動が必要、と?」

「いや、とりあえずは転移魔法でいいんじゃない? 私も細かいことは知らないんだけどね」

なるほど


「では、飛ぶぞ」


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