女神様の味見
携帯だと
カッコ書くが手間なので後で直します
起きなさい
早く起きなさい
おい、起きなさい
ん?なんだここ?
あなたここにどうやってきたの?
まだ泥酔状態だが
意識は戻ってきて立ち上がる
ん、ここはどこですか?
この、場所に名前はないわ
ところで貴方その袋は見たことない素材でできてるのね
コンビニ袋ですよ
素材はナイロンです。
ナイロン?
見してちょうだい
いいですけど
どうやら中は先ほどまで
もっていたままで
中にはエクレアと空き缶が入っていた
この金属はなに?
空き缶です
へんな匂いがするわね
人工甘味料の匂いかな?
これは?
それはエクレアです
おもむろに開け出した
いい匂いね食べられるものなの?
はぁ
食べていい?
ん!!
おいしい、これ美味しいわ
はぁ、そうですか…
良かったです
あら、貴方消えてるわね
えっ、うわ!
身体が透けていた
やっぱり人間だったのね
そのまま帰るわよ
そうですか。
全く実感がないのだ
あら素直に受け止めるのね
酔っ払っているのもあるのだが
まぁはい。
この、エクレアの味はなんていうの?
エクレアはエクレアとしか言えないのだが戸惑っていると
この味よ
小麦?卵?チョコレート?カスタード?
ちょっと記憶を覗くわよ
手を頭に乗せられた
あら貴方凄い文明の所から来たのね
知らないものばかりだわ
日本です
日本、国の名前なのね
そして
この味は甘いというのね。
砂糖の味ね
初めての味、私の世界にない味
あら、あなたもう消えそうね
貴方が良ければ私の世界に来る?
何か加護をつけてあげるわ
なんか聞いたことあるような話だな
そうね、加護は砂糖ね
この味を私の世界で広めてちょうだい
じゃあねー
言い返したいが
消えかけて声も出ない
そして消えた。