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悲哀と復讐の裁き/MGR-T

楽曲掲載サイト

youtube


主人公

僕(名もなき少年)


URL

https://youtu.be/oTS4nBHDkbg


※作曲者コメント

「惨劇により全てを失った中、ただ一人生き残った少年が悲哀と憎悪により覚醒し、失った全てへの復讐の為に一人闘う」なんていうやや厨二的なイメージを描きながら作りました。(笑)


作者コメント


世界は戦争真っ只中。沢山の国が核兵器の炎に包まれる。


そんな世の中が僕は怖かった。

ある日の事、僕らの住む町に核兵器が落ちてきた…



町が核の炎に包まれた。


人々は焼け死に日常の町並みは惨状となった。



戦争時代、1つの国が核実験を行った。それは非道極まりない行為。


核実験が行われる場所は海ではなく別の国の領土、人の住む陸上である。


それが運悪く僕の住む町に落ちる。





1つの国から放たれた核兵器により僕達の住む町が滅んだ。



町は一瞬にして血と炎の海と化した。



それは悲しい出来事だった。



たった一瞬。


その一瞬で核兵器は家族、友達、大切な人、思い出を消し去ったのだ。

酷い、あまりにも酷すぎる…。


「嘘だ…。こんな事あり得ない…!



これは夢だ!夢なんだ!!


夢に決まってる!


こんな悪夢早く覚めてくれ! 」


この中で一人生き残った僕は踞り何度も地面を叩いた。


しかし手には痛みが走り血が滲むだけ。

目には涙が溢れ地へと零れ落ちるだけ。



そう。これは現実なんだ。


…。なのに何故僕だけ生き残ってしまったのだろう?


やがて時は過ぎ夜になる。町から立ち込める黒煙は空を覆い雨が降る。



雨で炎は燃え尽き少年は一人町を歩く。



この建物…。見覚えがある。もっと高かったはずなのに。今は見下ろす程度の大きさしかない。



近所の公園…。

友達と遊んだ。沢山の思い出がある。

遊具は無くなり代わりにあるのは瓦礫の山ばかり。


そして僕の家。

ここに僕達の住む家があった。

でも今は何も残っていない…。


ここに沢山の思い出がある。

お母さんも…お父さんも…弟も皆死んでしまった…。




なのに何故僕だけ生き残ったのだろう。



そう、僕は知っている。

僕は人間じゃない。


核に対抗できる力を持つ最終兵器。。

改造された人間だという事を。


でも怖かったんだ。


戦争を嫌い臆病であった。

戦争に立ち向かう事ができないまま時が過ぎていった。



臆病だったから…。


その結果がこれだ。家族や友達、罪無き人々は死んでいった。町は核により滅んだ。


でも僕のせいじゃない…。


核兵器を放った奴らのせいだ…。



僕は許さない…。


絶対に許さない。


この戦争が、町を滅ぼした人間が、皆を殺した奴らが憎い。


そうだ。憎いなら憎めばいい。


怒ればいい。


憎め、怒れ。もっと強く。


強い憎悪、怒りは次第に臆病さ謙虚さを掻き消してゆく。





奴らに仕返しをしてやるんだ!!


奴らを、殺した奴らに僕が復讐をしてやる!!


死を持って後悔させてやる!!

覚悟しろ‼



「ダア━━━━━━━━━━━!!!!」



突然少年は雄叫びをあげる。



少年の周りに衝撃波が発生。


強い衝撃波は辺りの瓦礫を吹き飛ばした。



すると少年は空を飛び始めたではないか。



そのまま核を放った国へ向かって飛んでいった。



飛んでいるうちに夜から一変して朝日が昇りだす。




早朝、

核を放った基地の上空に着く。


ここが元凶か。


少年は空に右腕を翳す。



すると右腕が変形し白く輝く巨大な刃のような大砲のような形となった。

光を吸収し右腕を地上へと向け光線を放つ。



そして…

















━━━━━━━━━━━━━━!!!!!!



この星に凄まじい轟音が鳴り響いた。




光線が基地に直撃。

その基地は一瞬にして焼け野原となった。


それは核兵器に匹敵、いやそれ以上の破壊力である。



それもそのはず。何故なら



家族、


友達、


罪無き多くの人々、


住んでいた町


思い出

を消し去った事による哀しみと怒りが込められていたのだから。





こうして少年は復讐の思いを背負い仇を討ったのだ。


だが喜ぶ事はなかった。



仇は取ったとしてもそれが正義ではない。


彼自身が核兵器となり国を壊滅させ沢山の罪無き人々を殺したのだから。



もちろん町が元に戻る事もない。



少なくとも1つの国を恐怖に陥れた事に他の国から目を付けられ追われる事となるだろう。




彼がこの力を持つのには強大過ぎた。


強大な力を持つ者は強大な力を持つという責任がある。




これから核兵器にとしてこの国を敵にして戦争と立ち向かうか、


それともこの力を体の中に押し殺しまた人間として生きていくか。


その苦渋の決断を問われているのだ。


どちらにせよ故郷を無くし、大量殺戮を行って心に深い傷を負った彼に笑顔が戻る事は無いだろう。





閲覧ありがとうございます。


マイミクさんの楽曲第二作目です。

この曲を初めて聞いた瞬間 哀愁漂うメロディの中にどこか強さを感じさせられ鳥肌が立ちました。


3分過ぎてからの移調からがカッコよくて気に入ってます(笑)


話を書く事でしか応援出来ないけど

これからも頑張って下さい(*^^*)



さてここから次が新しく書く曲と話になります。

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