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選ばれた勇者らしい。  作者: Cookie
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会議前

前回のあらすじ


 悪魔の王子であり同級生の甘根から


フェンティーアに悪魔水軍が


来襲するかもしれないという情報を聞いた周三は


その事について相談するために


知人のロアンの家を訪ねた。


ロアンに悪魔水軍来襲の相談をすると


悪魔水軍の来襲の情報は


おそらく間違いが無い可能性が高い。と


ロアンは言った。


ロアンもフェンティーアの軍議に


参加するというのだった。






 ロアンの家を出た周三は


カノレル雑貨店に帰宅した。


2階の自分の部屋に戻ると


ベットの上に寝転がって周三は考え事を始めた。


(そうかぁ。勇者って公務員なのか。知らなかった。


なんでお給料がフェンティーア都市国家から


もらえてるのかを俺はまったく考えもしなかった。


勇者の研修期間の中に支払われる援助金とか


勇者の資格取得の為に支払われる補助金とか


そんな意味で支給されているお金かなって


漠然と思ってたけれどそれやったら


無期限で毎月に


お給料が支払われるというのは理屈的におかしいよな。


支度金の受け取りのサインをした時から


勇者としてフェンティーア都市国家と


契約してたのかもしれん。


契約書の内容なんて邪魔臭くて読まんかったわ。


契約に訪ねてきたフェンティーア都市国家のお役人さんも


勇者の契約を勇者が断るなんて想定してないから


説明も省略してたのかもしれん。


これがお役所仕事というものか。


そもそも勇者の候補って何なの?って話やもんなぁ。


他にも候補がいれば候補なのかもしれんけれど


勇者って称号はカンベインさんを除けば俺だけっぽい。


だから候補ってニュアンスは


ちょっと変だなって気付くべきやった。


候補っていう言葉を


他人から最初に使われたのって


こっちに来たばかりの時に中村が


天界から候補が来たから


行ってきてと頼まれた。という話を


俺にした時だけな気がする。


こっちに来たばかりの時は


俺はまだ勇者の契約をしていないのだから


そりゃ候補だわ。それは間違いではないわ。


フェンティーア都市国家と契約した翌日に面会した議長は


俺の事を勇者候補ではなく勇者と呼んでいた気がする。


支度金に手をつけておいて逃げ出したら俺は給料泥棒やん。


いや、まだ俺が勇者の候補生である可能性も


少しは残っている。


そもそも何で悪魔軍は自分の国から


遠い国に攻めてくるねん!


遠い国と戦う前に近所の敵国をなんとかしろって話やで。


ちくしょう! 絶対に攻めてこないとあかんのやったら


せめて俺が魔法学園を卒業してから攻めてこいよ!


魔法学園で習得した俺の電撃魔法や雷撃の魔法で


敵をビリビリにしてやるのに!


魔法は遠距離攻撃だから


俺は怖い思いをあまりしなくて済むからな!


今の俺は中途半端な剣術しかできないんやで。


戦場に行っても単なる足手まといやんか。


しかも剣術は接近戦やから怪我する可能性が大やん。


もし戦争に参加する事になっても補給部隊にして!


荷車を押して食料とかを運ぶんやったら


今の俺でも出来そうや。


怪我した人を担架で運ぶ係とかも出来そうな気がする。


そういう後方支援の活動で戦争を頑張ります! と


軍議でアピールしないとな。そうしよう!


戦争に参加しませんって言うのは


さすがに勇者の立場では


軍議では言えないわ。


戦争に反対するにしても


こっちが仕掛ける場合は反対できるけれど


攻められてるのに


防御側が戦争しないなんて主張は難しい。


悪魔が相手やから無抵抗でも


確実に人間は食料にされてまうやろ。


悪魔を殺すくらいなら


悪魔のご飯になるっていう人間っているのかな。


やはり総合的に考えても


俺は初陣でもあるわけやから


戦争というものを後方支援活動で


後ろから戦争を見て勉強をするという主張は


逃げてるようで逃げていない感じがする。


主張が通りそうな気がする。


なんか方針が決まったらなんか気持ちがスッキリしたわ。


さてとそろそろ昼食や。


今日はお昼のご飯の献立はなにかなぁ。


リアさんがパスタゆでてたから明らかにパスタやろな。


リアさん朝に市場での買出しでホタテを買ってたな。


俺はホタテが大好きや。楽しみやわぁ。


昼食を食べたら支度をして帝国監督府に行こうかな。

こんばんは。

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