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選ばれた勇者らしい。  作者: Cookie
102/118

下宿先であるカノレル雑貨店に帰ってきた周三は色々と悩んで寝た。


 「う。。。。うん。暖かい。。。。」

朝の光で目が覚めた周三はベットで

寝がえりをうつと生暖かい滑らかな手触りを感じた。

「。。。ん。滑らか。。。なんかすっげー滑らか。。。」

「シュウのエッチ。」

「ん。。。。あ。っ!?」

周三に寄りそって美しい白人の小柄な少女が寝ていた。

「おはよう。」

「おはようございます。。。。リリー先生!?っておい!」

「あら。朝から獣のような顔してリリーを食べちゃう気?」

「いや、食べないよ。。。。てか何でリリー先生は裸なの!?」

「だって服のまま寝たらゴワゴワしちゃうもん。」

「そっすか。ハッキリ言っていいっすか。」

「何?」

「迷惑です。」

「え~~~!うら若き乙女が裸で添い寝してるんだよ。

迷惑って男に言われた。ショック!傷ついた!傷物にされた!」

「いや、傷物にはしてないです。

では謝ります。傷物にしなくてすみません。」

「うわッ!勇者に傷口に塩を塗られた!エ~ン!エ~ン!」

「はいはい。で、朝っぱらから裸で何の用ですか。」

「若いのに冷めてるのね。鈴で女を呼びつけたおいてその言い草は無いわ。

わざわざ持て余した勇者のリビドーをお姉さんが受け止めてあげにきたのに。」

「ちょっと待て!あの鈴ってそういう大人なアイテムだったんですか?

じゃ、女の子をチェンジでお願いします。」

「何?チェンジって何?あたいじゃ不満だっていうの?」

「俺、童貞なんでビッチとか苦手なんです。」

「ビッチ!?あたいの事をビッチって言った。ひどい。」

「冗談ですよ。早く服着てくださいよ。」

「ブー!ブー!つまんない!」

「わかりましたから。それより朝食を食べませんか?」

「あ。お腹空いてるわ。食べる!食べる!」

「では、下に行ってリアさんに伝えてきますから

その間に服を着ててくださいね。約束ですよ。」

「アイアイサー!」


 シャツを着てズボンをはいた周三はローファーをはいて部屋を出た。

1階に降りると朝食の用意をしているリアに挨拶した。

「リアさんおはようございます。」

「シュウおはよう。もうすぐ朝食の用意が出来るからね。」

「えっとハウルさんは朝釣りですか?」

「ええ。もうすぐ帰ってくると思うわ。」

「そうですか。えっとですね。

魔法学園の大魔導師さんがいらしてるんです。」

「え?どこに?」

「俺の部屋です。」

「大魔導師様!?そんな偉い方が我が家にいらしてたの?!

いついらしてたの?」

「いつの間にかいらしてました。」

「あらあら。大魔導師様ですものね。

瞬間移動みたいな事も御出来になられるのかしら。」

「出来るかもしれませんがおそらく飛んできて窓から侵入したと思います。」

「ウフフ。イタズラ好きな大魔導師様なのね。

では、朝食の用意をもう一人分追加しないといけないわね。」

「すみません。お手数をおかけして。」

「何を水臭い事を言ってるの。

でも、こんな急にお越しになるなんて

魔法学園ついて緊急のお話があるのかしらね。」

「いえ、戦場からの帰りにたまたまお会いして

お話を聴こうと俺が呼んだ事は呼んだのですが

まさかこんな早朝に来るとは思ってなかったです。」

「あら。シュウから呼んだの?

魔法学園の事を直接お聞きする為?」

「いいえ。戦争についてだったんですが

タイミングが合わなかったんです。

でもいい機会だし、魔法学園の事を

先生に詳しくお聞きしようと思います。」

「そうね。それはいいと思うわ。

すぐに朝食は出来るから先生を呼んでいらして。」

「はい。呼んできます。」


 周三は2階にあがって自分の部屋の扉を開けた。

「おかえり!」

「ただいま。先生。その格好で食事なさるんですか?」

リリアンは大人っぽい下着をつけてポーズを決めていた。

「ねぇ。ドキドキした?」

「さっきよりはドキドキしました。」

「ほんとか!」

リリアンはすごく嬉しそうな表情で駆け寄り

周三の腕に腕を絡めて体を密着させた。

「ウリウリ~。興奮しやがって!ウリウリ~!」

リリアンは密着させた体をこすりつけてきた。

「リリー先生。生徒と先生の間柄でこういうのはいけない。」

「真面目か!こういう背徳感が燃えるんじゃないの!」

「じゃ、朝食はその姿で参加されるのですね。では行きましょう。」

リリアンは不機嫌は表情を浮かべて周三から体を離した。

「なんじゃ!その言い方!女に恥をかかせて!この!この!」

リリアンは鋭いパンチを周三の左わき腹に何度もヒットさせた。

「ぐは!先生、暴力はいけない!体罰反対!

痛い!痛い!地味にダメージが蓄積するボディーブローとか陰険すぎます!」

「ちょっとスッキリした。さ、服を着ようっと。」

床に脱ぎ捨てられていたシャツとスカートを

リリアンはさっと着てベットに腰をかけて

ソックスをつけてローファーを床でトントンした。

「準備オッケー!シュウお腹空いた。早く行こ。」

シュウは吐き気をもよおした。ボディーブローが効いている。

「おえッ!朝食前にボディーブローとか食欲無くなるだろ。

もう!さぁ行きましょう。入学しても体罰とかやめてくださいね。」

「あたいって口より手が先に出るタイプなの。」

「性質が悪い。この性悪女め!」

「はい。性の悪いイイ女です~。これからもよろしく!」

「はいはい。さ。行きましょう。」

周三はリリアンを促すと2人は階段を降りた。


 「え!?リリー。リリーなの?」

そう言って驚いた表情を見せたリアはリリアンに駆け寄った。

「おー。あたいはリリー。あなた誰?」

「リアよ。ハウル・カノレルの妻のリアよ。」

「えー?リアってあのリアか!あんたちょっと老けたんじゃない?」

「もー!久々に会って失礼ね!何十年ぶりだと思ってるの!

あなたはあの時のまんまなんてズルい。大魔導師って歳を取らないの?」

「あたいは気持ちが若いから歳を取らないの。」

周三は驚いた表情を2人に向けた。

「2人って知り合い?」

リアは頷いた。

「随分と昔、魔法学園との商談で魔法学園都市の近くの港で

リリーと何度か会った事があるのよ。」

リリアンは目の前のテーブルの椅子に座った。

「そうか。シュウはカノレル夫妻に世話になっているのか。

道理と言えば道理だね~。お腹空いたから食べていい?」

「どうぞ。召し上がれ。ハウルももう帰ってくると思うわ。」

「いただきまーす。ハウルか。懐かしいな。ハウルは隠居したのか?」

「ええ。もう20年くらい前に退いて息子に事業を引き継いだの。」

リリアンもテーブルの椅子に座った。

「リリアン先生って何歳なん?若作りした熟女系?」

リリアンは右フックを周三の左の二の腕にヒットさせた。

「イタッ!暴力はいけないってさっき言ったでしょ!」

リアは苦笑いを浮かべ

「シュウ。女性に歳を聴くのは失礼よ。」と周三をたしなめた。

「はい。気をつけます。」

リリアンは何も無かったようにトーストにバターを塗って口に運ぶ。

台所の裏戸がガチャっと開くとハウルが入ってきた。

「ハウル。おかえりなさい。リリーがいらしてるのよ。」

「え?リリーってあのリリーか。大魔導師様がうちに何の用かね。」

ハウルが懐かし気な笑顔をリリアンに向けた。

「お!ハウルも老けたな。

シュウに急に鈴を鳴らされて呼びつけられた。」

「ははは。シュウが呼んだのかい。シュウは何か用事だったのかい?」

「いや。昨日、急用があって呼んだのに今日来るという残念な結果です。」

「ああ。それは残念だったね。でも、リリアンは来てくれたんだ。

良かったじゃないか。リリー。わたしも会えてうれしい。」

ハウルが椅子に座るとリアは台所に入りトーストを焼き始めた。

「おー。あたいも嬉しいぞ!昔はヤンチャな感じだったのに

随分、ハウルも落ち着いたな。」

「ヤンチャか。そうだな。リリーは今もヤンチャそうだよ。」

「それは貶しているのか?」

リアが台所でクスクス笑いながら

「リリアンが若くてハウルは妬いているのよ。」とリリアンに言った。

「そっか。それなら仕方ないな。」

周三がリリアンに

「リリー先生。魔法学園の入学っていつ頃なんですか?」と訊いた。

「わからん。戦争で魔法学園都市もややこしい仕事が増えたからな。

戦争が完全に終わったとしても式典があるだろうし

魔法学園からも幹部が出席しないといけないだろうからな~。

落ち着いたら連絡が来るんじゃないの。」

「なんだか他人事みたいですね。」

「他人事だよ。大魔導師は魔術士見習いの生徒に指導しないもん。

でも、暇じゃなんだからね!一生懸命仕事を終わらせて急いで来たのに

勇者様からは冷たくあしらわれて踏んだり蹴ったりだったわ。」

「すいません。呼んでおいて先生に手を出さずにすみません。」

「言うな!お茶の間で恥をかかすな!も~恥の上塗りだ~。」

ハウルとリアは笑っていた。

「もう~!古なじみにまで笑われた~。ショックだわ。」

「せっかく来てくれたんだし町を案内しますよ。」

「デートか!デートに誘うなんて勇者も隅に置けないな。」

「はいはい。デートが良ければデートって事でいいですよ。」

「この町をゆっくり歩くのも久しぶりだ。うれしいな~。」

ハウルはリリアンに

「この町はほとんど昔と変わってないが新しい店は増えたね。」と言った。

「そうかぁ。楽しみだ。」

リアはトースト、ハムエッグ、サラダが載った皿をハウルの前に置くと

「2人でゆっくり町を散策してらっしゃいな。」と周三とリリアンを促した。

おはようございます。

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