非凡な日々2日目! デートの約束!?
「もう! プリンにコーラ入れさせたの優斗でしょ!」
俺が家に帰ったとたん、何故かコーラを持って怒った様子の姉貴が現れた。
「え、な、何のことかな……? はは」
帰っていきなりコーラプリンのことを言われるとは思ってなかった俺は、顔を歪ませながら無理のある知らぬふりをする。
さすがの姉貴もこれには引っ掛からず、手に持ったコーラを俺の頬に押し付けながら口を開いた。
「こんなプリン食べられないよぉ! 友達にあげちゃって、もういっぱい謝ったんだから!」
いや、だってな……?
いくらなんでもあの泡の出てる液体を醤油と間違えるなんて思わねぇよ……
というか、友達にあげる前に自分で味の確認を……
文句を言ったらきりがないのでこの辺でやめておく。
実際俺が悪いしな。
「悪かったよ。」
「え、そう素直に謝られると……」
最近俺が身に付けたスキル、【謝る】
このスキルによって姉貴はやっとコーラを俺の頬から離した。
我ながらこのスキルを得たのはなかなか凄いな。
と、自分を褒めている途中で、姉貴の唐突な声が聞こえてきた。
「今度の日曜日空いてる?」
「え……?」
あまりにいきなりすぎて、俺の脳内が一時停止する。
「わ、私にコーラを渡した罰! 空いてるなら買い物手伝って欲しいな……?」
普段、人に頼み事をすることが無いのだろうか。
今までの怒った様子は消え、姉貴は少し顔を赤くして、まるみを帯びた大きな丸い目を上目づかいで覗かせている。
おもわず可愛いと思ってしまったが相手が姉貴だと思い出し、その考えを振り払う。
でも、冷静に考えてみると今回は俺が悪かった……?
そう……だよな?
なら行くべきなのか?
うん、行くべきだ。
……ちょっと待て。
もしかして俺もちょっと行きたいって思ってるのか……?
それで、無理矢理な理由を?
……いや、そんなことねぇよ!
うん絶対ない。
俺は姉貴のお願いを聞いてあげてるんだ。
姉想いの優しい弟なんだ!
「わ、わかったよ! 日曜日に買い物だな?」
自分で何を考えているのかよくわからなくなった俺は少々投げやりに姉貴のお願いを承知した。
すると姉貴は上目づかいをやめ、優しく微笑んだ。
「よかった。じゃあ日曜日の一時に月詠駅ね!」
そういうと、姉貴は長くも短くもない綺麗な髪をなびかせ、二階に消えていった。
「はぁ、なんでこんなことに……」
俺は姉貴の姿がみえなくなると、自分の部屋に入って姉貴との買い物デート(?)の準備に没頭していた。
更新速度はかなり遅いと思いますが、読んでくだされば嬉しいです。
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