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「連載版」私の名前を、婚約者だけが知りませんでした   作者: 夢見叶
第1章 婚約者より先に、見知らぬ青年が名前を知っていた

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第1話 心臓が、一拍だけ跳ねた

 「ミラベル様」――その名前を呼ばれることを、私は5年前から諦めている。

 だから今日、その諦めを諦めることにした。


 宮廷の回廊は、朝がいちばんよく響く。石床に落ちる靴音も、文官の咳払いも、すれ違いざまに降ってくる挨拶も。


「マリエル様、おはようございます」


 姉の名前だ。訂正するのは3年前にやめた。最初の2年で気づいたのだ。誰も悪意で呼び間違えているわけではないことと、悪意がないからこそ、いつまでも直らないことの両方を。


「はい、おはようございます」


 会釈だけして歩き続ける。慣れてしまえば、別に苦痛でもない。

 ――慣れてしまった自分が、少しだけ嫌だった。


 私はミラベル・ヘルダ。ヘルダ伯爵家の次女で、王宮東棟の薬草園を預かる者だ。

 長女のマリエル姉様は3年前から療養のため領地に下がっている。王都一の美貌と呼ばれた方だ。社交界の華で、第二王子殿下の婚約者にふさわしい令嬢だった。ただ、極度の虚弱体質で、宮廷の仕事には耐えられなかった。だから代わりに私が来た。

 そして宮廷では、薬草園のことも、納品書のことも、私の顔も、まとめて「マリエル様」で通っている。


 傷つきすぎないように、私は数えることにした。名前を間違えられた回数。薬草束を届けた数。殿下が私の報告書に目を通した回数。

 最後の欄は、5年間ずっとゼロだった。


「マリエル嬢、今期の薬草の納品書を」


 薬務官に差し出した書類を受け取ったとき、彼は私の顔も、薬草の染みで荒れた左手も見なかった。書類の差出人欄に書かれた「ミラベル」の文字も見なかった。部署印だけ確かめて、次の書類へ移る。

 慣れてしまえば、別に苦痛でもない。

 ――その文句を何度反芻しても、慣れの味は変わらない。



「ああ、マリエ――」

「ミラベルです、殿下」


 第二王子アレクシス殿下と廊下で鉢合わせるたびに、この会話が始まる。殿下は一瞬眉を寄せ、それからすぐ曖昧に頷く。


「……ああ、そうだったな。すまない」


 悪い人ではない。ただ、致命的に私に興味がないだけだ。殿下の視線はいつも、ここにいない誰かの影を探している。ほとんどの場合、その誰かは姉様だ。


「薬草園の報告がございます。今期のカモミールは豊作で、品質も例年より」

「ああ、それは後で書面で」

「……左様でございますか」


 殿下は足早に去っていく。5分後には、私が何を言いかけたか忘れているだろう。

 その背中に、私は胸の内でだけ続けた。


 殿下は毎晩、私が配合した安眠の薬草茶を飲んでいる。

 不眠症であることは宮廷侍医から聞いていた。カモミールと月見草の配合比率を0.1刻みで調整したのは私だ。殿下はそれを、誰が作った茶かも知らずに飲んでいる。

 茶に添えている青い花は、殿下のためではない。毎朝殿下の部屋を掃除するエルンスト爺やが青い花を好むのだ。殿下は花の存在にすら気づいていないだろう。

 そういう小さなことを、私は誰にも頼まれずに続けてきた。



 宮廷薬草園は、王宮の東の端にある。

 朝露が残る時間に薬草を摘んで、種類ごとに束ねて、各部署へ届ける。宮廷医務室に解熱草。厨房に料理用ハーブ。貴賓棟に芳香草。誰に感謝されない。誰にも認識されない。それでも届けなければ、宮廷の日常は静かに狂う。

 束を結ぶとき、私にはひとつだけ癖がある。季節の小花を1本、添えること。届け先の人のことを考えて選ぶ。医務室には安眠を誘うラベンダー。厨房長は黄色が好きだからマリーゴールド。外交使節が来るときは、使節の出身地に咲く花を。

 誰に頼まれたわけでもない。受け取った人が一瞬だけ目を留めてくれたら、それでよかった。


「お嬢様、今日もお姉様のお名前で呼ばれたんですか」


 侍女のベルタが、薬草園の柵に肘をついて言った。


「今日は3回。少ないほうよ」

「少なくない! 5年ですよ、5年!」

「ベルタ、声が大きい。カモミールが驚く」

「カモミールは驚きません!」


 ベルタは私より3つ年下で、ヘルダ伯爵家の使用人の娘だ。怒りの代弁を頼んだ覚えはないが、勝手に引き受けてくれている。


「お嬢様の功績が全部お姉様のものにされてるんですよ。害虫を駆除したのも、乾燥室を改修したのも、全部お嬢様じゃないですか」

「誰のおかげでもいいわ。薬が正しく届けば、それで」

「……お嬢様はいつもそうです」


 ベルタが黙ったとき、薬草園の空気が変わる。やわらかく怒っている沈黙だ。

 私は染みで黒ずんだ左手で茎を折り、今日の届け先を考えた。貴賓棟だ。辺境の外交使節団が滞在している。

 辺境の使節団には、辺境の花を。取り寄せておいたリュゼリカを1輪、束に添えた。辺境の山にしか咲かない、淡い紫の小花だ。

 誰かがこれを見て、故郷を思い出してくれたら。

 そんなことを思いながら、小鋏を帳面の隣に置いた。



 貴賓棟に薬草束を届けた帰り道、薬草園に見知らぬ青年が立っていた。


「――勝手に入らないでいただけますか」


 声をかけると、青年は振り返った。濃い栗色の髪に、穏やかな灰青の瞳。外交使節団の正装を着ている。背が高い。私が見上げる角度になるのが、少し悔しい。


「すみません。見事な薬草園だったもので、つい」


 お世辞だろう。宮廷の誰も気にかけない場所だ。


「……ミラベル嬢ですか?」


 足が止まった。


「……今、なんと?」

「ミラベル・ヘルダ嬢。お間違いなければ」


 心臓が、一拍だけ跳ねた。

 この宮廷で。誰でもない、私の名前を――初対面の人間が呼んだ。


 頭の中で何かが静かに鳴っていた。5年間ずっと呼ばれなかった音が、自分の耳に戻ってくる感覚があった。


「……ヴェストール辺境伯家のカイと申します」

「なぜ、私の名前をご存知なのですか」


 自分でも驚くほど、真剣な声が出た。

 カイ殿は少し考えるように視線を落としてから、微笑んだ。


「――長い話になります」

「お時間はございます。なにせ私は、存在しないも同然の人間ですので」

「存在しないも同然の方が、これほど見事な薬草園を維持できるとは思えませんが」


 その一言で、私の中の何かが一段、傾いた。

 傾いた先が何なのか、そのときはまだわからなかった。



 その日から、カイ殿は毎日薬草園に来るようになった。


「辺境には薬草が不足していましてね。自前で薬草園を整えたいのですが」


 嘘だと思った。でも、薬草の話を聞いてくれる人がいるのは純粋に嬉しかった。5年間、薬草の話を聞いてくれたのはベルタだけだったが、ベルタは3分で寝る。


「この品種は日陰を好みます。直射日光に当てると葉が焼けますので」

「辺境は日照が強い。石壁で影を作る必要がありそうですね」

「ええ。それから、この薬草は根を深く張りますから、植え替えの際は――」

「株分けの時期は秋が最適ですか」

「……ご存知なのですか?」

「多少は。辺境では野草の知識が生存に直結しますから」


 カイ殿は、私が話すとき、ちゃんと目を見た。宮廷で私を見る人は少ない。殿下は見ない。薬務官は書類しか見ない。厨房長は束しか見ない。でも、カイ殿の灰青の瞳は、はっきりと「ミラベル」を見ていた。名前を間違えたことは、一度もなかった。


 3日目のことだった。薬草園に薬務官が書類を届けに来た。


「マリエル嬢、追加の発注書です」


 私が「はい」と受け取ろうとしたとき、隣にいたカイ殿が口を開いた。


「――ミラベル嬢、ですよ」


 薬務官が目を丸くした。カイ殿は穏やかな顔のまま、しかし訂正を引っ込めなかった。


「薬草園を管理しておられるのはミラベル・ヘルダ嬢です。お間違えのないように」


 薬務官はぎこちなく頭を下げて去った。


「……カイ殿。余計なことを」

「余計ではありません」


 心臓が痛いほど跳ねた。5年間、一度も誰にも訂正してもらえなかったことを、この人は何でもないようにやった。なぜそれが当然のように。なぜ一瞬も迷わずに。


 5日目。カイ殿が帰った後、カモミールの畝の端に1輪の花が置いてあった。

 淡い紫。リュゼリカだ。辺境の山にしか咲かない花が、なぜ薬草園に。

 私が貴賓棟へ届けた薬草束に添えたのと、同じ花だった。


 まさか、と思った。偶然だと思った。偶然に決まっている。けれど、その1輪を捨てることはできなかった。水を張った小瓶に挿して、作業台の端に置いた。そこに置いて、何度か目が向いた。


「お嬢様、辺境伯子息殿のことが気になるんですか」

「……気にならないわよ」

「嘘です。薬草園に行く前に髪を直してましたよね」

「……風で乱れただけよ」

「今日は無風です」


 ベルタの観察力は、薬草ではなく私に対してだけ鋭い。余計な才能だった。


 7日目。植え替えを手伝ってくれたカイ殿と、同じ苗に手を伸ばした。指先が触れた。カイ殿は手を引かなかった。私も、引けなかった。

 3秒。たぶん3秒だけ。

 それだけのことなのに、指先がいつまでも熱かった。

 偶然であってほしくないと思った自分に、慌てた。



 穏やかな日々は、唐突に終わった。


「ミラ――いや、えーと」

「ミラベルです」

「……そう。ミラベル。婚約を――解消してほしい」


 ああ、やっぱり。

 驚きはなかった。5年間名前を呼ばれなかった婚約に、形以上の意味はない。


「理由をお聞きしてもよろしいですか」

「……ローエンシュタイン侯爵令嬢と話す機会があって。彼女は華やかで――」

「姉に似た方ですか」


 殿下が黙った。

 息を吐く音が聞こえた。私のでも、殿下のでもない、長い沈黙の音だった。


「――左様でございますか。承知いたしました」

「……怒らないのか」

「怒る理由がございません。殿下は私の名前すらご存知なかったのですから、解消するのは名前のない婚約です」


 殿下の顔が、一瞬ひどく歪んだ。悪意でなく、当惑で。この人はおそらく今初めて、それを言われたことに気づいた。


「では薬草園の引き継ぎ書類をお送りします」

「……引き継ぎ? 薬草園はマリエル嬢の――」

「マリエル姉様は3年前から療養中です、殿下。3年間、すべての管理は私が行っておりました。殿下にお渡ししていた報告書の差出人欄には、ミラベルと書いてありました。――お読みいただけていなかったようですが」


 一拍置いて、続けた。


「それから殿下。毎晩お飲みになっている安眠茶の配合も、私が調整しておりました。後任の方に引き継ぎますが――同じ配合は、おそらく難しいかと」


 声は震えなかった。震えなかったことが、自分でも少し意外だった。


 ベルタは泣いた。私よりずっと長く、ずっと激しく。


「あの王子、絶対後悔しますからね!」

「しないと思うわ。後悔するほど私を知らないもの」

「自虐ではなく統計的事実よ。5年間で名前を正しく呼んだ回数がゼロの人間が後悔する確率は、限りなくゼロに近い」

「統計で語らないでください!」



 婚約解消から10日後。ヘルダ伯爵邸に、宮廷からの使者が来た。

 使者の後ろに、アレクシス殿下がいた。


 その顔を見て、息を呑んだ。

 目の下に深い隈。頬がこけている。唇が乾いて、声に力がない。10日でここまで人は変わるものか。


「ミラベル嬢、どうか薬草園にお戻りいただけないでしょうか」

「理由をお聞きしても」

「後任が――解熱草と催吐草を取り違えた。患者が3人倒れた」

「……それは」

「乾燥室の温度管理を誰も知らなかった。1か月分のカモミールに黴が出た。外交の茶会で出した薬草茶に――辺境の使節から『雑草の煮汁か』と正式な苦情が」


 カイ殿の国の使節だ。少しだけ申し訳ない気持ちになった。


「さらに――」


 殿下が言い淀んだ。視線が落ちた。


「私の安眠茶が――配合が分からないと言われた。引き継ぎ書類に書いてあるはずだと侍医が言ったが、後任はその書類を読んでいなかった。10日間、まともに眠れていない」


 だからこの顔なのか。


「あの茶は誰が作っていたのか、侍従のエルンストに聞いた。エルンストは『ミラベル・ヘルダ嬢です。5年間ずっと』と答えた」


 殿下の声が震えた。


「私はその名前を聞いても、すぐには誰のことか分からなかった。――5年間。毎晩、あの茶を飲んでいたのに」


 殿下が息を吸い、吐いた。


「それからエルンストがもうひとつ言った。薬草束に、毎日花が添えてあったと。殿下のお好きな青い花――ではなく、エルンストの好きな青い花だったと」


 あの花は殿下のためではなかった。殿下はそのことすら、いなくなってから知った。


「5年間。花も、茶も、報告書も。全部――全部そこにあったのに、私には見えていなかった」


 殿下は初めてまっすぐに私を見た。目が赤かった。眠れていないからか、それとも――。


「……戻ってきてはくれないか」


「お断りします」


 声は震えなかった。


「殿下。私は5年間、薬草園を守りました。名前を間違えられても、報告書を読まれなくても、安眠茶の礼を一度も言われなくても。それでも構わないと思っていました」


 息を吸った。


「――でも、もう構いません。私は辺境に参ります」


 殿下の目が見開かれた。

 その視線の先に、カイ殿が歩み出た。


「殿下。ミラベル嬢には、辺境の薬草園をお任せしたいと思っております」

「……雇用の話ですか」

「いいえ。婚姻です。ミラベル嬢と」


 殿下の顔から色が引いた。

 殿下が私を見た。私の手を――薬草の染みで荒れた手を――見た。姉の白い手とは似ても似つかない、5年分の仕事が刻まれた手。それから殿下は、カイ殿の隣に立つ私の顔を見た。

 私はカイ殿を見ていた。カイ殿も私を見ていた。


「……すまなかった」

「お気になさらないでください。殿下はご存知なかっただけですから」


 殿下が門を出るとき、一度だけ振り返った。

 私がカイ殿の隣で微笑んでいるのを見た。殿下は、その笑顔を知らなかっただろう。5年間隣にいて、一度も向けられたことのない笑顔だった。


 ベルタが駆け寄ってきた。


「殿下のお顔が真っ白でしたよ!」

「薬草茶でも差し上げましょうか」とカイ殿が穏やかに言った。

「今の宮廷の薬草茶は飲めたものじゃありませんよ。雑草の煮汁だって噂です」

「では、ミラベル嬢に淹れていただきましょう」

「……勝手に決めないでいただけますか」

「すみません。つい」


 ベルタは私の袖を引いて、小声で「お嬢様、この方は逃がしちゃ駄目ですよ」と力説した。



 辺境への馬車に乗る前日、カイ殿に聞いた。


「なぜ、私の名前を知っていたのですか」


 カイ殿が懐から、小さな押し花を取り出した。紫色の小花。茎は潰れているが、色は鮮やかだった。


「――リュゼリカ」

「3年前、貴賓棟に届いた薬草束に添えてありました。辺境の山にしか咲かない花です。王都で手に入れるのは容易ではない。――誰に頼まれたわけでもなく、隣国の使節に故郷の花を添える人がいる。それが誰なのか、知りたくなりました」

「……花1本で」

「翌年も添えてあった。でも届ける人は裏口から来て、裏口から帰る。3年目、貴賓棟の裏口で早朝5時から待ちました。そこに来たのがあなただった。左手で薬草束を抱えて、もう片方の手にリュゼリカを持って。部屋の前に置いて、一度深呼吸をしてから立ち去った」

「……」

「名前を知ったのは去年です。宮廷中に聞いて回りましたが、全員『マリエル嬢の管轄』としか答えない。ベルタ殿だけが教えてくれました」

「あの子……」


 胸の中で何かが傾いた。ベルタが。3年前から。


「ベルタ殿の話を聞いた後、薬務官への納品記録を調べました。3年前を境に筆跡が変わっている。書類の精度が上がっている。備考欄に保存方法の注記が増えている。――姉上ではない、別の人間が書いている。名前のない人間が、5年間、誰にも気づかれずに薬草園を守っていた」


 息が詰まった。

 この人は。誰にも見られていなかった仕事を、書類の筆跡から読み取ったのだ。


「あなたの名前を呼びたかった。呼ぶ理由が欲しかった。だから求婚しました」

「……論理が飛躍していませんか」

「していません。名前を呼ぶ正当な理由として、婚姻は最適です」

「……変な方ですね」

「よく言われます」

「でも――嬉しいです」


 カイ殿が息を呑んだ。

 耳が、少し赤くなっていた。


 あのカモミールの畝に、リュゼリカを置いたのはやはりこの人だった。



 辺境への馬車の中。隣にカイ殿が座っている。

 窓の外には王都の街並みが遠ざかっていく。不思議と、未練はなかった。


「カイ殿」

「はい」

「……カイ、と呼んでもいいですか」


 カイ殿が一瞬黙った。耳が赤くなっている。


「……呼び捨てですか」

「辺境では敬称をつけないと聞きました」

「……誰に聞いたんですか」

「ベルタに」

「ベルタ殿は本当に余計なことを……」

「余計ではありません」


 カイの言葉をそのまま返した。カイが目を見開いて、それから笑った。


「……ミラベル」

「はい」


 5年間、誰にも呼ばれなかった名前が、こんなにも温かく響くものだったのだ。


「辺境の薬草園には、毎日花を添えてください。あなたの好きなように」

「当然です。誰に頼まれなくても、ずっとそうしてきましたから」


 カイが私の手を取った。薬草の染みが残る左手を、そっと包んだ。


「知っています。最初から」


 窓の向こうに、遠い山の稜線が見え始めた。

 春になれば、あの山にリュゼリカが咲くのだろう。

 私は笑った。泣きそうになりながら、笑った。

 隣にいる人が、私の名前を知っている。

 それだけのことが――世界の色を、こんなにも変えてしまう。


 馬車が揺れた。カイの手が、私の手をまだ包んでいた。


 ――私がこの人を好きだと気づいたのは、馬車に乗ってから、だいぶ経ったあとのことだった。


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