ボス戦を終えて
「やっぱりダンジョンの最高の楽しみって強敵を倒したあとの宝箱でしょう。」魔石や落ちてた武器を集めてから宝箱の前に。「この宝箱は俺にどんな夢を見せてくれるのか。いざ、ご開帳。」開けるときガコって音がして開かれる。中には「布と石1個ずつのみ?」運500で開けた初の鉄製宝箱だったから期待してた中身スカスカ。分からないけどギルドに持って帰ってミリさんに見て貰うかな。とりあえず今回は満足出来た探索だったな。ボス部屋から更に奥にもうひと部屋あり水晶玉のような物が台座に置かれていた。壊さないようにそっと手をおき目を瞑る。温かいモノが体に流れるのを感じながら部屋を後にする。
冒険者ギルドに着くとミリさんを探す。周りがなんか騒がしいけどどうしたんだろう?耳を澄ますと「狂人が帰ってきた。」「あの人が走ってないの始めて見たな。」「なんか荷物多くないか?」など。そうしたらミリさんから「ラルフさん、こちらへ」といつものカウンターではなく個室に案内された。
中はテーブルと椅子が置かれた簡易的なものだが壁にはこの辺りの地図らしき物が貼られていた。とりあえず椅子へ促されるまま座るとミリさんが「ラルフさん大丈夫ですか?どこかケガとかありませんか?」体を心配される。「?いつもと変わりませんが。如何したのですか?」「他の冒険者から新人が1人でボス部屋の方に走って行ったと聞きまして。1人でしかも走ってだとラルフさんしかいませんから。」「はい。ボスに挑戦しました。」「あー、やっぱり。無事で良かったです。下位ダンジョンはボス部屋からの出入りは自由に出来ますけど1人だと危ないので。逃げられたようで安心しました。ボスに挑むなら仲間を探して下さいね。」「逃げてませんよ。倒しました。歯ごたえのある戦いでかなり燃えました。ダンジョンって楽しいですよね。」ミリは言われた事が理解出来ず目をパチクリとしていた。「また戦いたいんですがボスのリホップってどのくらいかかるんですか?」「倒したのですか?1人で?本来パーティーで挑むボスで最低でもコブリンも四匹は出てきます。それを1人で?」「はい、お付きのゴブリンは六匹いました。剣装備3槍装備1弓2ですね。」「アーチャーまで。その布陣なら撤退するパーティーも多いですよ。本当にケガは大丈夫なんですか?」「小さなすりキズとホブゴブリンから腹を殴られたくらいですよ、一瞬息が出来なかったですけどポーションを使いましたから。」ミリさん驚きっぱなし。
「んで、戦利品なんですけど布と石でした、なんですかこれ?」「ちょと失礼します。」石を手にし観察した後に布を観察して「石は転職石です。石を持って目を閉じると職業の選択が可能になります。貴重ですがそこそこ出回ってます。布は次元布といいマジックバック作成の材料です。これはかなり貴重でなかなか手に入れられません。どちらもギルドで買い取れますが如何しますか?」「うーん。どっちも売らずに持っておきます。」「分かりました。あまり他の人に見せない方がいいですよ。」




