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ダンジョンの宝箱に幸せが入ってるのか確かめたい  作者: ルナリン


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アルバート・フォン・シラネバ子爵

 パーティー当日にギルド長のアンジェリカさんを迎えにギルドに行く

 馬車は七色商会の特製馬車で当然魔改造してある

 室内は冷暖房完備で空間拡張してあり風呂トイレ付き

 馬車周りの魔力ソナーで監視して魔物はもちろん不審者を見つける


 ギルド長のアンジェリカは冷や汗を流し室内を見て回る

 走る馬車内は揺れがなく殆ど動いている感覚がない

 これは貴族達がこぞって買い求めるだろう。

 それに虹鎖のメンバーの服装がまた凄い。

 何の布かわからないが凄く美しい

 しかも魔道具化してあり防具でもある

 貴族達が1番恐れる暗殺に対しても有効で誰もが欲しがるし冒険者達の防具のあり方が変わる物になる


 アンジェリカは他に持ち込まれた品を1つ1つ見させて貰いその出来に驚愕した

 アンジェリカから見たらいくらになるのか分からない程の出来栄えだ

 これなら本日、パーティーに来る貴族達も満足するだろう。


 パーティー会場のシラネバ子爵邸に着いた

 大きなホールに色とりどりのドレス姿の夫人や紳士達が談笑している

 その中に颯爽と入場してくる集団がいる

 絆の虹鎖のメンバーだ、今回の主役でもある

 皆が美男美女でありその装いも一際目立つ

 男性はこれまでの礼服とは違う洗練されて美しいフォルムに身を包みそして女性達は一人一人個性の違う美女、美少女でそれぞれに合わせたドレスが彼女達の美しさを何倍にもしている

 また、礼儀作法も美しい。

 これは全員が魔闘術(まとうじゅつ)を使い完璧に記憶したからで他の者ではなかなか出来る事ではない


 会場にいるもの全てが注目する中、ラルフは堂々たる態度で1人の貴族の前で礼をする


「本日はお招き頂きありがとうございます。冒険者パーティー絆の虹鎖のリーダーラルフと申します」


 アルバート・フォン・シラネバ子爵

 中年の頃に差し掛かったくらいだろうか優しそうな微笑みを絶やさない紳士がいた


「キミがラルフ君か。会いたかったぞ、まずは礼を言わせてくれありがとう。」


 いきなりのことで分からなかったが


「頭をお上げ下さい。お礼を言われる覚えがありませんが…」


「アハハハ、そうかそうか。キミにとっては当たり前の事だったのだな。実は東部全域で孤児や夫と死別した妻達の問題は深刻だったのだ。それを君たちが見事解決してくれただけでなく七色商会での雇用や冒険者パーティーコクーンやシェルといった組織運営をしてくれ東部をさらに活性化してくれた。これは実に喜ばしい。私たちでは救えなかった者達を救ってくれてありがとう。」


 がっしりと手で握手してくるシラネバ子爵。

 貴族っていうのはこの人みたいな事をいうんだろうな

 少し貴族に対しての見方が変わったな

 私利私欲だけの貴族も多そうだけどな、チラッと周りをみると俺達に鋭い視線を送ってくる貴族もチラホラいるな。

 その中でもやはりザネン伯爵かな

 1番鋭いというか殺気だな

 そう思っているとシラネバ子爵から


「そこでラルフ君には港町シラネバの冒険者クランを立ち上げては貰えないだろうか?」


 冒険者クランは複数の冒険者パーティーが組み冒険者パーティーの水準を超えた枠組みである意味軍隊にも似ている


「よろしいのですか?確か東部は3クランだけだったと記憶してますが…」


「もちろんだ、私が全面的に支援しよう、アンジェリカ手配してくれ」


「かしこまりました、子爵様」


「ただ、すぐにとはならないんだ。準備ができるまで私からの依頼をお願いしたい。」


「もちろん、構いませんがどういう依頼でしょうか?」


「うむ、ウチの領地は港町シラネバだが海にも魔物がいる。だから強い木材は常に必要だ、この町の近くの中級ダンジョンにはトレントという、木に擬態している魔物がいる。だからこれを討伐して持ってきて欲しいんだ。頼む」


「そうですか、分かりました。この後、そのダンジョンを攻略しなければならないと思っていたので丁度いいですね。」


「ありがとう。助かるよ。そのダンジョンのボスはエルダートレントというがもし、コイツも討伐してこれたら特別価格で買い取ろう。エルダートレントは宝箱の中身も他のボスとは違うみたいだしな」


「えっ、本当ですか?わかりました、必ず討伐してきます、ちなみにどのくらい買い取ってもらえますか?」


「ん?エルダートレントをか?それは有ればあるだけ買い取るが最近では討伐してこれた冒険者パーティーはなかったはずだが…」


「あっ、そうなんですね。エルダートレントの木材で船を作るとどうなりますか?」


「トレント材だけでもかなりの耐久性がでるからな、エルダートレントはその何倍にもなるだろうな。でも、加工出来るものがいればだがな」


「ルルア、どう?やってみるかい?」


「うん、僕に任せてよ。楽しみだな。」


「という事ですのでお任せ下さい。」


「ドワーフの少女か?分かった。もし、そこのルルア君が加工に成功したら私もお願い出来るだろうか?」


「もちろん大丈夫ですよ。七色商会にお任せ下さい。クランでお世話になるぶん、安くしときますよ」


「ワハハ、そうか。では頼んだぞ」



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