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ダンジョンの宝箱に幸せが入ってるのか確かめたい  作者: ルナリン


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スキルの書

 アーミーアントを一掃した後アーミーアントが来た方向が気になる。アーミーアントの巣ってどうなってるんだろうか。こんだけのアリが居なくなって巣はお留守なのでは。巣の討伐自体ギルドの記録でなかったはずだったので向かってみた。アリの通った後は何もないのですぐに見つかった。人が通り抜けられる大きさの穴が空いていた。


「よし、巣の中に入ってみよう。ここにはクライス、エバ、ハビル、ミカゲ退路の確保を任せた。もしも帰って来たアリがいたら抑えてくれ。」

「了解」

 俺達はユイの案内とマップを照らし合わせながら奥へと進んだ。所々でアリと遭遇しカナとサナが前で対処した。

「ご主人様、多分この部屋が最後で大物がいるみたい。」ユイが警告する。

「分かってると思うが穴の中だから魔法は使うな。生き埋めになるぞ。いくぞ、陣形バリスタ」巨大な体をしたクイーンアントだ。俺達は素早く陣形を組みルルカの後にユイ、カナの後にリリー、サナの後に俺が並び三方向から1列になるそれぞれ前衛が盾や囮になり攻撃を防ぐか躱すなどをして後衛が攻撃する。列のそれぞれを巨大な弓の矢になり三方向からの物理波状攻撃。

 クイーンから長い尻尾からの払いをルルカが盾で受け流しユイかクイーンの流れた尻尾を氷の魔力を纏わせたショートソードでクロスに切り上げる。そこにリリーの弓矢が放たれるクイーンの目を射貫く。それを食らったクイーンがリリーに噛みつこうと反転しようとするが素早くカナとサナが足を切り飛ばす。そこにもう片方の目に俺の槍を刺し槍の石突きの部分にルルカの鎚で力強く打ち込みさらに槍が深く刺さり脳天が破壊され魔石とドロップ品が残された。それと同時に銅製の宝箱が現れた。


「おー、宝箱。久しぶりだなー。会いたかったぞ」俺は我を忘れて頬ずりした。

「しかも、銅製は始めてだな。アリさん一杯倒したご褒美だな。誰が一緒に開けてくれる?開けたい人?」

「はいはい、あたしとサナが開けたいです。」カナが元気に手を挙げてた。

「おー、いいよ。せーので開けるよ。せーの。」宝箱の蓋を上にあげる。

 1冊の本がポツンと置いてあった。なんだ?と手にし表示を見てみた。『分身』と書かれていた。

「これは、スキルの書では?始めて見ました。」リリーが言う。確かオークションでも何品か出品してたな。すべて紅金貨(一億キラ)を超えてたはず。運500は伊達じゃないな。


「さて、このスキルの書は使おうと思うがいいか?」

「モチロンです。少しでも戦力になるなら使う方がいいです。」サナが言う。

「わたしもサナと一緒かな」カナも同意する

「僕もご主人様に従うよ」ルルカも

「どっちでもいい」ユイは興味がなさそうだ

「ご主人様の仰せのままに」リリーはいつも通りだな。


「全員オッケーだな。じゃあ、ユイ使ってくれ。」ユイにスキルの書を差し出した。

「はっ?何を言ってんの?ご主人様が使うんじゃないの?私は奴隷だし。一億キラ以上するんでしょ?私は30万キラだったし。考え直して。」ユイが突き返す。

「奴隷とかお金とか関係ないし。パーティーの戦力を考えて斥候のユイに使って欲しいんだ。ユイは単独行動も多いし役に立つと思うしね。これで少しでもケガとか減れば良いな。」再度スキルの書をユイに渡し微笑んでみた。

 ユイは俺とスキルの書をジッと見て受け取り一言「ばか。」と。

 くるっと後を向きスキルの書を開く。そうしたらスキルの書が輝き光がユイに吸い込まれて行く。光が消えると本が灰になっていく。


 終わるとユイは『分身』と叫びユイともう1人ソックリな分身体が現れた。そして分身体の方が俺に近づき頬にキスをした、かのような仕草をした。そして「ありがとう」小さな声でユイから聞こえた。下を向いたユイの顔は赤かった。

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