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ダンジョンの宝箱に幸せが入ってるのか確かめたい  作者: ルナリン


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ファミリア第2の能力『家紋』

 孤児達は徐々に増えて合計で200人を超えた。その中にもやはり問題を起こすのがいるが。後はシングルマザーも数人雇った。彼女達は元夫が冒険者で帰らぬ人になり働かないければならずしかも子育てまである。孤児達の面倒を一緒にお願いをした。また元冒険者のシングルマザーも何人か居たため稽古をお願いをしている。子供の人数が増えた事により販売員だけでなく制作に興味ある子も増えてきた。鍛冶はルルカ、薬学はリリー、魔道具はミカゲ、そして被服をずっと練習してたカナ、革製を練習してたユイなどもかなり形になってきてる。そしてサナは唯一の闇魔法を使えるのであるお願いをしている。


 家族予備軍の孤児達が増えて俺のユニークスキルも解禁になった。ユニークスキルファミリアの第2の能力が使えるようになった。

『家紋』といって手の甲に鎖の絵が浮き出る。家紋同士の念話や共有アイテムボックスそして揺り籠からさらに成長補助が高くなった。だがお互いの信頼関係が無いと使えない事が分かった。奴隷の皆とは問題なく『家紋』が発揮された、それにより揺り籠の枠も空き更に多くの人数が対象に選べるな。これによりシングルマザーや孤児で見込みのありそうな人を選んでいこう。リーダーのサムとリンカに聞いてみるかな。


 やはり異世界は弱い立場の人に手を差し伸べるような人はいない。ウチの商会はそう言う人達にとって良い所に成るようにしていこう。シングルマザーのお姉さん達にウチの商会で働きたい人を紹介して貰おう。


 サムとリンカから候補を聞き数人を揺り籠の能力で成長補助と成長の方向性を決めた。その中にリーダー格ではあるが問題も起こすのがいる。名前はジャバー。15才になる男だ。幼なじみのメル。2人にも揺り籠を使った。2人共に冒険者志望だ。戦闘力の強化を希望した。この2人は最初は大人しくしていたが暴力事件や窃盗など戦闘力が上がるに連れて手が着けられなくなっていた。

「お前達は人に迷惑を掛けている。それを今後は直す気はあるのか?」

「うるせーよ、俺は好きに生きるから指図すんな」

「メルも同じか?」

「あたいもジャバーと一緒だ、もうあんた達の世話にはならないよ。」

「そうか、ダメか。それでいいんだな?」

「当たり前だろう。俺はあんた達にだって負けないしな。」魔闘術を発揮して2人を制圧した。音を聞きつけた家紋の皆と孤児達数人が居る前で

「今日で2人を破門にする、揺り籠で能力が上がったからって調子に乗りすぎたな。お前達には罰を受けて貰う。『揺り戻し』」

 2人から光の玉が空に昇っていく。才能の枯渇、家族から抜ける者への罰だ。

 かといって「能力を開花させた者が悪い事をさせないように必要だった」と自分に言い聞かせた。

 2人は外に出され敷地へ戻る事を禁止された。数日後にはジャバーが亡くなったと聞いた。ダンジョンで能力が無くなり焦りからモンスターに突っ込んで……泣きながら俺に訴えるメルに「だから?」と言って追い返した。

「家族は大事だし愛もあるけどそれは有限なんだよ。無くなる事もあるお前達はあんな風になるなよ。よく考えろよ。」周りの孤児達も息を飲んで聞いていた。

 その日は珍しく酒を浴びる程飲んだ。「悲しいのか分からないな。どちらかと言えば悔しいな。」そっと隣に座ってきたリリーと一緒に飲んだ。次の日二日酔いで皆に迷惑を掛けてしまったな。その後メルは何度も店に訪れ謝りたいと言ってたらしいが会っていない。「許す気はない。軽い気持ちで破門にはしない」と伝えて貰った。もう、俺の責任から離れてる全てを救う事は出来ないんだから。

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