お仕置きだぁ
今回の事を重く見たカラフル軍団と中級冒険者達は冒険者登録の抹消という判断になった。
と言うのも師匠が怪我で当分仕事が出来なくなったからだ。
前にも説明したがこの辺りの高品質の薬は師匠だけが取れる。
当然治療の間は薬の供給が止まるのだ。
ギルドも困るし1番困るのは薬が必要な患者さんだろう。
冒険者でうだつが上がらない者達は他の仕事が出来ないから冒険者をやってる者がほとんどだ。
後は山賊になるしか道はない。
そこに待ったを掛けたのは師匠だった。
「若い人が道を踏み外すのを黙って見てられません仕事なら私がやってみせますから彼らをゆ許して上げて下さい。」
被害者である師匠からお願いされギルドも困ってた。そこで「こういうのはどうでしょうか。」と解決案を提示した。
師匠もギルドも2つ返事で了解した。
今回、冒険者資格剥奪予定者が全員町の広場に集められた。
ここでギルド側から提案される
「今ここで冒険者資格を永遠に失うかC級冒険者ロック殿が働けるようになるのを手伝いながら更生するか選べ。」
当然全員更生を選んだギルド内で暴れた罰金はそのまま。
かなりの額を請求された。
師匠にも慰謝料がはいる。
これには師匠が渋ったが彼らをの為だと納得させた。
なぜなら借金を返さないと奴隷に落とされる。
そうならない様に働かなければならない。
師匠が働けない内は彼らが代わりに仕事をする。それも採取の。
当然やる内に覚えてくるだろう。
要はうだつが上がらない彼らを採取要員に鍛えて師匠以外のスペシャリストを育てちゃおうって事。
稼ぐ事が出来れば借金も返せるし返し終われば採取系冒険者として活躍できる良い案を提示出来た。
というか師匠はC級冒険者でロックって名前なんだ。知らんかった。名前カッコ良いし。
「後は反省を形にするため髪を切り落とす。髪を切るのは今回の被害者であるロック殿とラルフ殿だ。どちらに髪を切って欲しいかは選ばせてやる。」
最初は戸惑っていたが、それぞれどっちかを選ぶ俺よりも師匠を選ぶやつが多い、殴りまくったからな。
そして「断髪」と号令がかかり俺はナイフで根元から立派なトサカを落とした。
師匠の方からはブチブチって音が聞こえてきた。
師匠は髪をつかみ思い切り抜いた。
だって俺達『草むしり』と『草刈り』だから。
広場は歓喜と笑いと泣き声が響き渡った。でも師匠ノリノリで毟ってますね。
手つきスゴっ。
年季を感じる。
怪我してるはずなのに。
勉強になります。




