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都市伝説ライブラジオ〜『シロぺん都市伝説ライブ』〜【特別編】  作者: シロクロ
第後編三編・『シロペンラジオ・振り返り』〜過去への閲覧・年末年始記念編〜

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第二回・『第二十二回・リゾートバイト前編』『第二十三回・リゾートバイト後編』

「はい。という訳で……始まりました。『シロぺん都市伝説ライブ』。それでは……始めましょう!」


今回もいつも通りに天野さんと手を繋いでる


「今回はホラー短編ですよね……?」


そう言うとシロクロは頷いて黒板を取り出して


「よいしょっと……


学生が夏になるとバイトをする。だけど……そのバイトは大丈夫?……夏の思い出が……ふとした時に恐怖へと変わる……


それでは今回は……


『リゾートバイト』です!。お品書きは……!」


『お品書き


テーマ・『リゾートバイト』


流れ


・『リゾートバイト』の前後編


・感想会』


「今回はこんな感じの流れで進みます!と……さて、早速行きますよ!」


うわー……また……天野さんは安心してるけど……実際にこれは……ね?


「じゃ、あらすじから


『語り手とその友人2人の男子大学生3人組は、夏休みに海沿いのリゾート地にある民宿でアルバイトをすることになる。到着してみるとその民宿は夫婦二人と一人の女性従業員で切り盛りされており、建物は2階建てであった。2階へは外から別の扉を開いて階段を上る以外入る方法がなく1階の屋内から上がることはできないという変わった構造だったのだが、女将さん曰く現在は「2階は使っていない」のだという。


特に深く考えることもなくしばらく仕事にあたっていた3人だが、やがて女将さんが毎日夕方頃になるとお盆に飯を乗せて2階へ上がっていくことに気づいてしまう。「2階には誰かがいるのか?」好奇心にかられた3人。

そして語り手は、2階へと足を踏み入れてしまう──』


が今回のあらすじとなります。起承転結してますので前後編と分かれてます」


あー……あるあるね……


「じゃ、早速……


『夏休みを利用して海にリゾートバイトに行くことにした投稿者(男性)とその男友人、AとB。バイト先の旅館にいたのは、女将の真樹子さん、従業員の美咲ちゃん、女将さんの旦那さんの3人。夏の間、計6人で旅館を切り盛りしていくことになった。


ふとAが、2階があるにも関わらず2階に客室がないことに疑問を抱く。すると女将さんからは「今使っていない」という返事であった。


バイトを開始して1週間ほど経った頃、女将さんが客室として使用していないはずの2階にご飯を運んでいることにBが気付く。しかも5分でお盆を下げるのだ。お盆の上のご飯は空になっている。食事にしては速すぎる時間だ。


「2階に何があるのかな」、そんな好奇心から、3人は2階に探検へ行くことにした。


2階に続く階段は玄関の外にある。3人は少しビビりながらも2階に続く階段の前まで行き、ドアノブを回してみた。


鍵はかかっておらず、投稿者がドアを少し開ける。すると、側にいたBが「なにか臭わないか?」と言い出した。投稿者とAは臭いを感じなかったので不思議に思ったが、構わずドアを開けて中に入っていく。入るとBも「臭わなくなった」と言い出したので、気のせいということになった。


ドアの向こうにはひと一人が通れるほどの狭い廊下が続いており、その先に階段が見える。AとBはビビって上りたくないと言うので、投稿者が一人で2階へ上ることに。』」


「『階段を上り始めると、「パキッ…パキッ…」と不気味な音が聞こえてきた…。怖くなって階段下で見ている2人を振り返ると、「異常なし」と親指を立てている。


恐怖心を抑えながら階段をさらに上っていくと、「パキパキパキッ…」と音が激しくなっていった。虫か何かを踏んでいる感触があるが、足元には何もない…。何度か階段下の2人を振り返ったが、変わらず親指を立てて異常なしのサインを送っている。


階段の突き当りに差し掛かったとき、強烈な臭いが鼻をつく。Bが言っていた異臭はこれか…そう思って辺りを見回ししてみると、大量の残飯が積み重ねられていた。蝿も飛び交っている。


その時もうひとつの異変に気づく。ドアの縁にベニヤ板のようなものが無数の釘で打ち付けられており、その上に大量のお札が貼ってあったのだ。投稿者は直感的に、何かを閉じ込めている…と感じた。


戻ろうと思って踵を返したそのとき、ドアの向こうから「ガリガリ」と何か引っかくような音と、「ひゅー…ひゅっひゅー」という不規則な呼吸音も聞こえてきた…。


異音と呼吸音が続き恐怖を感じていると、天井裏から「バンッ!」「ガリガリガリガリガリガリ」という獣が動くような音が聞こえる。さっきまでドアの向こうから聞こえてきたのに、ソレは一瞬で頭上に移動したようだった。


恐怖で足も震えだし、視界の隅で動くものが見えたので勇気を出して見てみる。視線の先には、「早く降りてこい!」「大丈夫か!」と叫びながら手招きしているAとBがいた。


恐怖から逃れたい一心から、ものすごい勢いで階段を駆け下り、急いで部屋に戻る。AとBから「何かあったのか」と聞かれたが、思い出すのも怖く話せなかった。


すると、Aが不思議なことを言い出す。「お前、上で何食ってたんだ?」と。Aいわく、上に着くとすぐにしゃがみこみ、なにかを必死に食べている様子だった、と。


投稿者は全く身に覚えがなかったが、ふと自分の胸元に目をやると、大量の残飯と思われる汚物が付着していた…。よく見ると、手にも残飯が付いている。しゃがみこんだ記憶もないし、もちろん残飯など口にしていない。


さらには、足の裏や膝に大量の細かい切り傷があり、そこには爪のような破片が付着していた。3人は恐怖で言葉を失う。


投稿者が自覚していた行動と、2人が見ていた行動は完全に食い違っているが、「ガリガリガリ」という音はナニかが爪で引っ掻いていた音で、「パキパキ」という音は床に散らばった爪を踏んだときのものではないか、と推測する。


この恐怖心を抱えたまま働けるはずはなく、3人は翌日にバイトを辞めることを決意した。もちろん女将さんには2階に上がったことは言わない。


翌朝、投稿者は自分がかけた携帯のアラームで目を覚ます。Bもその音で目を覚ましたが、様子がおかしい。妙に怯えているのだ。Aが心配してBの肩をつかんで「大丈夫か?」と聞くと、「うるさいっ!」と言ってAの腕を振り払った。


様子が尋常ではなかったので投稿者が理由を聞いてみると、Bは「俺もAも死ぬ思いしてんだよ!」と叫んだ。おかしい。恐怖体験をしたのは投稿者のほうだというのに。


Bに、「死ぬ思いってなんだ?お前ずっと下にいたろ?」と聞くと、Bは「いたよ。ずっと下から見てた」と言い、続けて「今も見てる」と理解しがたいことを言い出す。Bが言うには、投稿者が階段を上りきったあたりから、3つか4つほど「影」が見えはじめ、それが蜘蛛みたいに壁や天井に張り付いていたのだそうだ。


「今も見てる」についてAが問うと、Bは「錯乱してたんだわ、ははっ」と笑ってごまかした。もう恐怖に耐えられそうになかったので、それ以上は投稿者もAも聞かないことにした。


そして翌日、女将さんにバイトを辞める話をするために、Bを部屋に呼びに行くと彼は電話をしていて、「どうしても今日がいい。必ず伺うのでよろしくお願いします」というようなことを話していた。それから3人で女将さんに今日で辞めさせてもらいたいと話をすると、あっけなく承諾してくれる。


女将さんは、別れ際にバイト代と3つの巾着袋を手渡してきた。旦那さんと美咲ちゃんは残念そうな表情で様子を見ている。美咲ちゃんは別れ際に3人分のおにぎりを渡してくれた。


3人はタクシーに乗り、旅館をあとにする。しばらくすると、Bは運転手にメモを渡し「ここに行ってほしい」と頼んだ。そして投稿者とAに向かって、「行かなきゃいけないとこがある。お前らも一緒に」と言う。


理由を聞けずに黙っていると、運転手が後ろから走ってくる車は知り合いじゃないのか、と聞いてきた。振り返って見てみると、旅館の旦那さんが軽トラに乗って後を追ってきている。


車を停めて旦那さんと話すと、「そのまま帰ったら駄目だ」と言われ、Bは「こんな状態で帰れるはずない」と答えた。全く話が読めない投稿者とA。


そして、旦那さんは投稿者のほうを向き、「おめぇ、あそこ行ったな?」「このまま帰ったら完全に持ってかれる」と言う。不安になってBのほうを見ると、「大丈夫。これからお祓いに行こう」と言い出す。


どうやらBは旅館を出る前に、お祓いの場所を調べていたようだ。しかし、旦那さんが言うには、「そんなのは意味がない、事の発端を知る人の所に連れて行く」とのこと。加えて、「見えているBが一番危ない」とも。


訳がわからなかったが、3人は旦那さんの軽トラに乗り込み、どこかに連れていかれることになった。』」


紙をなおしていていた


「と、今回は起・承の方を話しました。明日は転結の方を」


あれ、尺余ってない?


「えーと……呆気なくいですか?」


うーん……


「まぁ、それは次で。さて……どうしよっか?。話す事ないですよ?」


は……?


「〆よっか」


おい……こんな雑な終わり方でいいのかよ……!


「〆ます」


天野さん!?


「これですね。それでは……


今回取り扱った『リゾートバイト前編』は飽くまで私達の中での感想です。後、このラジオは様々な都市伝説を取り扱っていきますので……ひょっとしたら、知らない都市伝説も出てくるかと思います。それ等も含めて……飽くまで自己責任でお願いします。それでは……今回はここまで。最後までありがとうございます!。最後に……」


黒板を前に置いて


「次の話もお知らせの通りに『リゾートバイト後編』に行きましょう。それでは……」


黒板を真ん中に置くと


「たまきさん、桔梗。ありがとうございます!」


頭を下げると


「「「おつぺんぎん!!!」」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はい。という訳で……始まりました。『シロぺん都市伝説ライブ』。それでは……始めましょう!」


今回もいつも通りに天野さんと手を繋いでる


「今回はホラー短編ですよね……?」


そう言うとシロクロは頷いて黒板を取り出して


「よいしょっと……


学生が夏になるとバイトをする。だけど……そのバイトは大丈夫?……夏の思い出が……ふとした時に恐怖へと変わる……


それでは今回は……


『リゾートバイト』です!。お品書きを改めて……!」


『お品書き


テーマ・『リゾートバイト』


流れ


・『リゾートバイト』の前後編


・感想会』


「今回はこんな感じの流れで進みます!と……さて、早速行きますよ!」


うん。前回の続きだよね。天野さんは……うん……納得した……


「では、始めます


『3人が連れていかれたのは普通の一軒屋であった。中には既に僧侶たちが待機している。僧侶のひとりは3人を見た途端、「禍々しい」と呟く。


僧侶はBに霊を見た体験があるかと問うが、Bは「ない」と答える。そして、Bが「俺は死ぬのか?」と尋ねると、僧侶は「このままいけば、確実に」と返す。


僧侶いわく、あの2階の部屋には「人ではないモノがいる」とのこと。それをBは見てしまい、しかもソレが今もついて来ているという。結界を張っているので、一軒家の中には入ってこられないようだが…。ソレが結界を破ろうと壁を引っ掻いていて、Bにはその音が聞こえているそうだ。


そして案内されたのが「おんどう」と呼ばれる小屋。ここに一晩滞在し、憑き物を払うのだという。鳥居をくぐる前に僧侶がBにソレの様子を尋ねると、Bは、ソレは二本足で立って、今もずっとこっちを見ていると答えた。僧侶は「Bに見つけてもらったのが嬉しかったのだろう。時間がないので急がなくては」と言う。


僧侶から、「おんどう」の中には一切明かりがなく、夜明けまで言葉を発してはいけない、食べたり寝たりするのもいけない、と言われる。用を足したくなったらこの袋にしなさい、と布の袋を渡される。そして、竹筒のようなものに入った水を3人に飲ませ、自らも口に含んで3人に吹きかけた。


しかし、「見えていた」Bはおんどうに入ろうとした瞬間、外に飛び出して吐いてしまう。「身を清めたのに入れないのはおかしい」と僧侶。Bの所持品を調べたところ、「女将さんからもらった巾着袋」を発見する。中を確認すると、そこから出てきたのは「大量の爪の欠片」だった…。


3人の所持品はすべて取り上げられ、おんどうへ。僧侶からは「扉を開けてはならない」「壁の向こうのものと会話してはないらない」「言葉を発してはならない」、と念を押される。


日が暮れた頃、おんどうの周りをぐるぐると徘徊する何かの存在に気付く。恐怖に怯えていたが、その音が消えて若干の余裕ができた。その時、扉の外から「Bくん」「おにぎりつくってきたよ」「いらっしゃいませ」の声が…。それは美咲ちゃんの声であったが、しゃべり方が無機質だ。しかもその3つのセリフを何度も何度も繰り返している。3人はただただ恐怖に身をすくめるしかなかった。


そして遂に、扉がガタガタと揺れ始める。ソレが中に入ろうとしているようだ。その間も美咲ちゃんの声で無機質にセリフを繰り返しながら…。明かりがないので音でしか存在を感じられなかったが、おんどうの隙間から月の光が差し込みソレの姿が一瞬見えた。真っ黒い顔に、細長い白目をむき出しにしている姿が…。


ソレは何度も壁に体当たりしていたが、やがて「ア゛ーっア゛ー」と奇声を発しながら遠ざかっていく。ソレが去った後も、3人はただただ黙って夜を過ごすしかなかった。


そして、長い長い夜が開けた。僧侶が扉を開け、3人の姿を見るなり「よく、頑張ってくれました」と声をかける。おんどうの中は汗と尿まみれだったが、僧侶はためらわず中に入り、3人の肩を一人ひとり抱いていった。


3人は一軒家に戻ることになったが、寺の横を取ったとき、叫び声を聞いた気がした。Aは「女将さんの声じゃないか?」と言ってきたが、ほどなくして叫び声は聞こえなくなった。』」


「『その後、3人はお風呂に入り、極限の疲れのせいもあって泥のように眠った。爆睡から目を覚ました3人は、僧侶から事の真相を聞かされる。


僧侶は見せたい物があると言い、小さな木箱を持ってきた。その中にあったのは、綿にくるまれている黒く小さい物体。僧侶は、「臍のへそのお」だと言う。続けて、臍の緒には、さまざまな言い伝えがあると。


なんでもこの土地では漁を生業として生きる者が多く、我が子に臍の緒を渡すことが海難に遭わないためのお守りであったという。行方不明になった子が母親の元に帰ってくるように、との意味合いもあったそうだ。そしていつからか、海で行方が分からなくなった子どもと母親とを繋ぐ命綱的な役割も持つようになった。


また、行方不明になった子どもが戻ってくる儀式として家中にお札を張り、毎日ご飯を積み上げるという風習もあったという。そう、まさに投稿者が旅館の2階で見た光景である…。


実際には、子に臍の緒を持たせていても、行方不明になった子が帰ってくることはなかったそうだ。


しかしある日、行方不明になった子が帰ってきた、と泣いて喜ぶ母親が現れた。子が行方不明になったのは3年前で、しかも子の姿はまだ見せられないと言う。周囲の人間は気が狂ったかと思ったが、別の母親も同じことを言い始めた。


しばらく経ったころ、ある村の者が、最初に子が帰って来たと言い始めた母親が子と海辺を歩く姿を見たと言う。村人たちは疑っていたことを謝罪し、祝福をしようとその母親の家に訪ねることにした。


母親は謝罪を受け入れ、扉に隠れていた我が子を抱き寄せる。しかし、村人たちが目にしたのは、全身の肌が青紫色の異形のモノだった…。体はパンパンに膨らみ、腫れ上がった瞼の隙間から白目が覗いており、黒目は左右別々の方向に向いている。泡を吹きながら奇声を発しているソレは、もはや人とは思えなかった。


恐怖に怯えた村人たちは寺の住職に相談する。住職は、母親を家から引きずり出して結界を張った寺に入れるも、怒った母親はすごい力で住職を跳ね飛ばし、寺から飛び出してしまった。


その後、住職と村人たちがその母親の家の中に入ると、部屋中にお札が貼られ、部屋の隅に盛られた腐った残飯が異臭を放っていたという。母親は我が子を亡くした悲しみから儀式を行い、その結果、あのような異形のモノが生まれたのだ、と住職は言う。


住職は逃げ出した母親を見つけ、「おんどう」に閉じ込めた。数人の住職がおんどうの周りで経を唱えると、子と思われる異形のモノが姿を現す。子は親を探しておんどうの周りをぐるぐると歩いている。二足歩行をしていたソレは四足歩行を始め、ついには四肢の関節を曲げて蜘蛛のように地を這うようになった。その後、呻き声をあげると四肢が失われて芋虫のようになり、最後は臍の緒だけになっていたそうだ…。


その母親は、二度も子を奪われた悲しみから正気を失ってしまう。子が帰って来たと言っていたもう一人の母親は、近海の岸辺に遺体となって打ち上げられていたが、顔は幸せそうだったという…。


一体、その話が今回の件とどうつながるのか?ここで女将さんの話になる。


女将さんはこの村に嫁いできて一人息子をもうけた。ところが、その一人息子が数年前に海で行方不明になったのだそうだ。悲しみにくれた女将さんは、2階で前述のような儀式を行い始める。そして、そこで人ではないモノが産まれた。


しかし、女将さんは息子に臍の緒を持たせておらず、村の風習も知らないはずだという。通常なら戻ってきた子は親にとり憑くはずが、なぜか3人を親としてとり憑いてしまったのだ。見えているのはBだけだったが。


旦那さんいわく、バイトとして3人を雇ったのは、女将さんに「息子が恋しい。同年代くらいの子達がいれば息子が帰ってきたように思える」と泣きつかれたからだそうだ。これは僧侶の推測になるが、女将さんは帰ってきた我が子が3人に取り憑くことを知っていたのではないか、という。


この話を聞いたBは怒り、「あいつらに会わせろ!」と僧侶に怒鳴る。それを聞いた僧侶は、「真樹子さん(女将さん)のいる場所へ案内します」と立ち上がった。そして、本堂の離れのような場所に案内される。


3人がそこで目にしたのは、女将さんとそれを取り囲む数人の僧侶たちの姿。女将さんはエビのように体をのけぞらせて跳ね、呻き声を上げている。僧侶いわく、今朝からずっとこの状態だという…。


僧侶が、あなたたちに憑いて来たモノは払ったはずだが、と言ったところで、Bが「俺が見たのは1つじゃなかったんだ…」と言い出す。僧侶は驚き、鳥居の家に行って部屋から一歩も出ないように、と指示をし、女将さんのいる離れの方へ走って行った。


しばらくすると、離れの方から、複数の僧侶が大きな布にくるまった物体を運び出すのが見えた。その布の中身はうねうねと動いていて、時折痙攣しているようだった。3人は口に出さなかったが、布の中身は女将さんだ、と思った…。


その後、僧侶から「女将さんを救うことができなかった」と聞かされた。しかし、死んだのかと聞くと、そうではないと言う。


僧侶は続けて、女将さんが行ったのは、この地に伝わる「子を呼び戻す儀式」と似て非なるものだとも語った。本来の儀式とは異なっていたが、女将さんは母親としての信念から儀式を完成させ、結果、あのようなモノを産んでしまったのだろう、と。旅館の2階には複数のモノがいたが、その中に女将さんの息子が居たかは分からない。そう僧侶は話す。


投稿者は僧侶に、もう自分たちの身に何も起きないかどうなのかを確認すると、「大丈夫」だと言う。実際、それからは何も起こらなかったそうだ。Bは、あれから蜘蛛を見るのがダメになったようだが。』」


「『子を亡くした気持ちは親でなくては分からない。その悲しみはいかほどであろう。どんな姿であっても戻ってきてほしい、と儀式や呪術に頼る気持ちも分からなくはない。しかし、失った人は何をしても二度と同じ姿で帰らない…。


なお、この事件後に3人の身にはおかしいところはないようだ。完全にお祓いができたということだろう。投稿者がバイトに参加できなかった友達にこの話をすると、興味半分で旅館に電話したらしい。電話には女性が出たというが、女将さんが無事かどうかは定かではない。』」


うん。長い……


これは前後編に分けるよね……


「嘘でも創作でも怖い!!」


天野さんが私に抱きしめてくる。よしよし……


「これにて転結と終わりが終わりました。さて……感想ですが……既に天野さんが言ったので夏夜は?」


私は……


「行かないかなぁ……まぁ、桔梗ならうん。行きそう……」


あの好奇心の塊が能力使って普通に倒しそうで……


「アハハ……流石……全プレイヤー最強……


さて、一日の……つまり今日のドラマ版は……長くなります。すみません……『リゾートバイト』です。なので……更新が出来ません」


あう……そうなるのか……


「なので……待ってください」


これは……絞めないとね。後で裏だね


「あ、天野さん……〆……〆を!」


感がいいな……やらないと……


「は、はい!


今回取り扱った『リゾートバイト前編』は飽くまで私達の中での感想です。後、このラジオは様々な都市伝説を取り扱っていきますので……ひょっとしたら、知らない都市伝説も出てくるかと思います。それ等も含めて……飽くまで自己責任でお願いします。それでは……今回はここまで。最後までありがとうございます!。最後に……」


黒板を前に置いて


「次の話は元に戻って『姦姦蛇螺(かんかんだら)』に行きましょう。それでは……」


黒板を真ん中に置くと


「「「おつぺんぎん!!!」」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今回の記念都市伝説


『リゾートバイト』


……最強のホラー話?


危険度


5


・私だったら怖くて行けません……



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