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#5 ツンデレちゃん、嫉妬する

 やっほ〜、オタクく〜ん。今日はキモい笑顔はないんだね。


 え? SNSを使って彼女を募集してるの?


 ……え? なんで? なんでそんなこと……えっと、無意味だから止めた方がいいよ。あんたみたいな根暗ボッチなんかが募集した所で誰も彼女になりたいなんて思わないよ。


 それになにこれ。一丁前に加工アプリなんか使って。もしオタクを美男子と勘違いして対面した時、思っていたのと違うと言われたらどうするの?


 え? 怒っている? いや、はぁ、呆れているだけ。オタクはオタクらしくひっそりと画面を見てニヤついてなさい。


 はぁ? 他のオタクはこれを使って彼女を作った?


 知るかっ! よそはよそっ! あんたはあんたよ!


 そんなに彼女が欲しいのなら……わ、わ、う、む、グムムムム、勝手に失恋して泣きわめけっ! じゃあねっ!


(はぁ、もうマジ最悪。あなたの事が好きな人が目の前にいるのにどうして気づかないの?

もしかして、私ってそういう風には見られてない? だとしたら、けっこうショック……もしかして私がこの前『もう少し現実を見なさい』とか言ったから、それに感化されて……。

だとしたら、私のせいじゃん。

でも、今さら止めろとは言えないし……そうだ。

だったら、私が先に取ればいいじゃん。よし、キャーティのコスプレの画像をアイコンにして……確か彼のアカウント……見っけ。

あとは好意的なコメントをぶつければ……よしよし、この調子でデートまでこじつけてやる!)

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