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第三十四章72 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達4】72/【物語の締めくくり】06

 【芳一】は前世の名前【リア】として、【ティシェル姫】と3日間、【都立夢異世界部活学校】で逢う事になった。

 突然の申し出に、どうしたら良いのかわからない。

 だが、【ティシェル姫】を【芳一】の運命の女性に選ぶ事はない。

 それは、11名に分かれて、別々の存在になってしまったため、選ぶとしても11名の中の1名と言うことになる。

 だから、11名の魂が揃った【ティシェル姫】と逢えるのは、今宵を含めて3夜のみ。

 そう言う事である。

 【都立夢異世界部活学校】に通えるのは1晩に対して8時間まで。

 つまり、3日間で24時間しか逢えないと言うことになる。

 また、年齢も通常の状態の年の差のあるままではなく、お似合いの年齢でと言うサプライズもある。

 年齢設定も自由に出来るので、【芳一】は力が有り余っていた24歳、

 【ティシェル姫】は1つ下の23歳という設定で逢うことにした。

 現実ではあり得ない、夢の中だけの再会。

 それを提供してくれた【アブソルート(ABSOLUTE)ミステリー(MYSTERY)テラー(TELLER)(絶対不変謎/神秘の語り手)】は閉じられる世界側で閉じる役目を請け負ったと言う。

 そんな色んな情報が交錯して、少々、動揺したが、このまま動揺していたら時間がもったいない。

 【ティシェル姫】と逢えるのは24時間だけ。

 そして、昼間作った物は、【夢の世界】にも持って行けるとの事。

 つまり、プレゼントを用意する事が出来ると言う事だ。

 【芳一】は寝る前に、何かを造る事にした。

 では何を作るか?

 何が良いか?

 考えに考えて、【芳一】は粘土細工を作る事にした。

 粘土細工は正直、専門外に近い。

 作り慣れていないから、大した物が出来ないかも知れない。

 だが、【リア】としての自分と【ティシェル姫】が手に手を取って並び立つ姿を形にしたいと思ったのだ。

 平面を作るのと立体を作るのでは勝手が違う。

 【芳一】は、あーでもない、こーでもないを繰り返し、日中は粘土細工に没頭した。

 何とかギリギリで形は出来たが、色を塗っていない事に気付き、もう1日作業してから渡すことにした。

 とりあえず、今日は花束を渡そうと思って花屋に出向き、永遠の愛という花言葉のある花はありませんか?と聞いた。

 花屋の定員は、

「あ、それなら【桔梗】ですね。

 【桔梗】は初夏から秋にかけて開花するので、ちょうどいいですよ」

 との事だった。

 【芳一】は、【桔梗の花束】を買った。

 【桔梗】と言えば、【都立夢異世界部活学校】で最初に知りあったのも【桔梗】だった。

 これも何かの縁かな?と【芳一】は思ったのだった。

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