第三十四章52 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達4】52/【後半ラブエピソード?12】08
【らためでデメレテ/菜麗巴】の部屋にある造形物はどれも売ったら1000万円以上は余裕でする様なものばかりだった。
【オリスタ】ではその実力を発揮出来ない才能の無い【芳一/勘吉】でさえ、その凄さは一目でわかる出来である。
だが、今回部屋へ訪問した目的はこれらを見ることではない。
【らためでデメレテ/菜麗巴】が描いているとしているノートを見ることである。
目聡い【芳一/勘吉】はそのノートをすぐに見つけ、
「これっすね?
ちょっと失礼・・・」
と言って見た。
【らためでデメレテ/菜麗巴】は、
『あ・・・
み、見ないで・・・』
とか細く言ったがそれは【芳一/勘吉】には通じていない。
通じていないと言うより聞こえていないが正解だ。
彼は目を奪われていた。
その余りにも凄いデザインに。
確かに、彼女が本気になっていないというのは確かだろう。
このノートに描かれているものが現実の物になれば、周囲の度肝を抜くのは間違いない。
そう、確信出来た。
【芳一/勘吉】は、
「何てこった・・・
これも・・・
これも・・・
これも・・・
すっげ・・・
他のノートは?
これは・・・
なんだこりゃ・・・
すっげ・・・
うわっ・・・」
とつぶやいた。
【らためでデメレテ/菜麗巴】は、
『あぁ・・・
穴があったら入りたい』
と言った。
「何言ってんすか?
これはむしろ、世に出さないのは罪っすよ、罪」
『え?
つ、罪って』
「これを埋もれさせておくのは罪って事っす。
是非、俺にプロデュースさせて下さい。
まずは作ってください。
作るべきです、これは」
と言った。




