第三十四章26 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達4】26/【後半ラブエピソード?10】04
【芳一/太助】は【ウェアリス/遊步】に自分の置かれている状況を説明する。
その説明によると、【芳一/太助】はとある一族の跡取りだと言う。
曾祖父の代で築いた大金持ちであり、
曾祖父は絶対権力者だった。
曾祖父には4人の息子が居て、それが、
【本家】/東京を起点とする【東家】、
【御三家】/【東家】の男子に嫁入りさせる娘を用意する3家、
【御三家】/北海道を起点とする【北家】、
【御三家】/大阪を起点とする【西家】、
【御三家】/福岡を起点とする【南家】、
であると言う。
【本家】に居る曾祖父の息子、すなわち、【芳一/太助】の祖父には1人息子が居た。
その息子には、【北家】、【西家】、【南家】のいずれかから嫁を取るはずだった。
だが、その息子は駆け落ちし、埼玉県の娘との間に、子供を授かる。
それが、【芳一/太助】だった。
【芳一/太助】は妾の子として、家を母と共に追い出される予定だった。
だが、父と母は、【芳一/太助】を連れて家を出た。
そして細々として暮らしていた。
何年かした時、【芳一/太助】の両親は何者かに殺害される。
と同時に、【芳一/太助】の祖父も亡くなり、直系の【東家】は【芳一/太助】ただ1人となった。
そこから手のひらを返して、【本家】が彼にすり寄ってきた。
【東家】の跡取りとして、迎え入れると言ってきた。
そして、7歳の【芳一/太助】に対して、【北家】からは24歳、
【西家】からは25歳、
【南家】からは26歳の、許婚が押しつけられた。
20代中盤の女性が7歳の子供に興味を持つわけがない。
完全な政略結婚計画だった。
そして、それと同時に命を狙われる様になった。
【芳一/太助】が死亡すれば、【芳一/太助】と婚約している者に、跡継ぎの権利が移行する。
それを狙って、【北家】、【西家】、【南家】の誰かが、刺客を差し向けているのは容易に想像出来た。
表向きは、愛していると言いながら、裏では命を狙っている。
そんな歪な関係になっているのだという。
犯人はわからない。
誰か1人と言う事も解らない。
ひょっとしたら3人全員、命を狙ってきているのかもしれない。
【芳一/太助】は、誰も信用出来ずに孤立していた。




