第三十四章25 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達4】25/【後半ラブエピソード?10】03
【芳一/太助】は、
「警察には連れて行かないで。
たぶん、警察にも手は回ってるから・・・」
と懇願した。
【ウェアリス/遊步】は、
『何か事情がありそうね。
お姉さんに話して貰えるかな?
こう見えて、お姉さんはちびっ子の味方。
正義のヒーローなんだから。
お姉さんを信用して。
目を見て目を。
これが邪な事をするような目に見える?
まずは、信用してもらう事から始めないとね。
どうすれば私を信用してくれる?』
と言った。
「僕はまだ子供だから・・・
人生経験は少ないけど・・・
だけどわかるんだ。
親族のどす黒い感情をずっと見てきたから。
貴女がそうでない事は解る。
でも、やっぱり貴女を巻き込めない。
ごめんなさい。
ご迷惑をおかけしました。
さよなら・・・」
『あ、待って・・・』
「僕にかかわると貴女も危険に巻き込まれる。
お姉さんは良い人そうだから。
お姉さんは巻き込めない。
ほんと、ごめんなさい」
『待ちなさいって。
貴方の様な小さな子が必死で何かに耐えてるのわかるから。
お姉さんは助けになりたいって思ったの。
これはホントの事よ。
私の胸の鼓動を聞いて。
私が嘘を言っている様に思える?』
と言って、【芳一/太助】の頭を彼女の胸で包み込んだ。
とっくん、とっくん、とっくん・・・
心臓の音が聞こえる。
その音にまるで母の腹に居る様な安心感を覚える【芳一/太助】。
【芳一/太助】は、
「本当に危険なんです・・・」
とつぶやく、【ウェアリス/遊步】は、
『わかってる。
それを承知の上で助けたいと思ってる。
貴方の力にならせて』
と言った。




