第2章 2話 遭遇
風間半蔵は鬱蒼とした森の中、道なき道を怪我を負いつつもひたすらに走っていた。
乱立する木々や地面から飛び出した木の根を避け、ツタやコケに足を取られそうになるなか、速度を落とさないように全力で走り続ける。
すでに傷ついた体に木の枝が引っかかりどんどん新しい傷ができているが、それに構わず半蔵は走り続ける。
舗装もされていない獣道とも呼べない道を全力疾走しているため、呼吸が荒くなり体力は削られていく一方だ。
それでも体が上下に揺れないよう、なるべく振動が体に伝わらないよう細心の注意を払って走っていた。
その理由は半蔵が怪我をした少女を背負っているからだ。
胡桃色の長い髪を一つ結にしているその少女の息は絶え絶えで、額や肩口から血を流していた。半蔵に掴まる力も残っていないのか、ただ体を預けているだけのようだった。
傷の具合としては特に肩口からの出血がひどく、今も血が止まらず地面に点々と血痕ができていた。
すぐに止血しなければならないが、今は立ち止まるわけにはいかない。
そのとき、地響きのような重低音と振動が地面を通して半蔵の足裏に伝わる。
その直後樹木がへし折られ倒壊する音と轟くような地鳴りが半蔵の鼓膜を震わせ、それがだんだんと近づいてきていた。
「くそ! まだ追ってくるか!」
半蔵が悪態をつきながら振り返るとまだ遠くであるが、木々が倒れるのとこちらに迫り来る複数の影が見えた。
「うっ、うーん」
背中の少女がうめき声をあげながら体をよじる。
「一花、大丈夫か?」
半蔵は背中の少女、同じ班に所属している幼馴染の風倉一花に声をかけた。
「ごめんね、あたしがヘマしたばっかりに」
数十分前と比べてかなり弱々しくなった声で一花は謝るが、半蔵は足を止めることなく首を左右に振る。
「一花のせいじゃない。元はといえば俺が前に出すぎたのがいけなかったんだから」
半蔵は自分の行動を思い出し、後悔から唇を強く噛む。
だが、今は自分の軽率な行動を責めるより、一花を安全なところまで運ぶことの方を優先して考えなくては。
「もう少しで合流地点だから頑張れよ」
「グオオォォォ!!」
半蔵が一花に励ましの言葉をかけると、背後から獣の雄叫びが聞こえる。
再び後ろを振り向くと後ろの影たちとの距離はかなり詰まってきており、さらに後方には一際大きな影が見えた。
「くそ! もう追いついてきやがった」
半蔵の顔に焦りの色が濃く見え始める。
半蔵は走るときに足裏に風霊力を集約させ、地面を蹴るときにそれを解放することで脚力を高めているのだが、半蔵に残っている霊力は残りわずか。
今の速度を維持するだけで精いっぱいであり、追手に反撃をして足止めをするどころかこれ以上速く走ることも困難だ。
「半蔵、あたしを置いて・・・・・・」
「そんなことできるわけないだろ!」
そんな半蔵の状態に気がついているのか一花がそんな提案をするが、半蔵はそれを激しく拒否した。
「合流地点まで行けば何とかなるから」
森のもう少し先に行ったところに他の班員との合流地点がある。そこまで行くことができれば、この状況を打開できるはずだ。
一花を安心させるというより、自分に言い聞かせるように半蔵は言った。
「ここを抜けてこの道を横切ればすぐ・・・・・・!?」
鬱蒼とした森を抜けた先の道を横切ろうとしたとき、半蔵は驚きに目を見開く。
普段人通りが皆無のはずのこの道に人が歩いていたのだ。
黒髪黒目の少年と、この辺りでは見かけない珍しい衣服を纏った金髪碧眼の少女だった。
突然森から飛び出してきた半蔵に、驚き目を見開く二人組と目が合う。
(まずい! こんなところに人が!)
半蔵は二人の前を横切ると急停止して勢いよく振り返る。
「危ない! 逃げろ!!」
半蔵が叫んだ瞬間、半蔵が飛び出してきた場所から猛烈な勢いで黒い塊が突進してくる。
そして半蔵の視界が深紅に染まる。
***
遡ること数十分前。
《賢者の遺産》を探して旅を始めた空閑宙翔とシャルロット・シールーダは、大きな街道を外れ森の中を歩いていた。
「森に入ってから結構歩きましたね」
シャルロットの言葉に宙翔は頷く。森の中に入ってから間もなく二時間が経過しようとしていた。
宙翔たちはなんでも願いをかなえてくれると言われる《賢者の遺産》を探すため、風間の里を目指して歩いていた。
「炎姫、風間の里まであとどれくらいありそう?」
宙翔が自らの契約精霊である炎姫に話しかけると、自身の右手の人差し指にはまっている契約の指輪を通して頭に直接精霊の声が聞こえてくる。
『妾も正確な場所を把握しとるわけではないが、もうかなり近くまで来ておるはずじゃ』
炎姫の言葉を受け宙翔はあたりを見回すが、それらしきものは見当たらない。
すでに宙翔たちが《サクラギ》を出発してから二日ほど経ったのだが、《賢者の遺産》への手がかりは炎姫がもたらした風間の里にある勾玉しかなく、今は炎姫の言葉を信じて歩き続けるしかない。
「炎姫様はなんと?」
「もうかなり近くまで来てるはずだってさ」
「そうですか、ではもう少し頑張りましょう」
笑顔で言うシャルロットだが、その顔には若干の疲労の色が見て取れた。
もうしばらく歩いて見つからないようなら、一旦休憩を取った方が良さそうだ。
(炎姫、ちょっと聞いていい?)
『なんじゃ?』
宙翔は炎姫の依り代である契約の指輪に直接思念を送る。
(俺と契約したときのこと覚えてる?)
『妾と主様の運命の瞬間じゃ。たとえあと千年経っても忘れぬぞ』
(それはありがたいけど。契約の儀が終わった後に何か気になることがあったんじゃないかって思ったんだけど?)
宙翔は契約した直後の炎姫の「この熱、温かさ妾と同じ? まさか!?」という言葉を思い出していた。
少し動揺を見せた炎姫にどうしたのか聞こうとしたのだが、すぐに傭兵集団《蛇の鱗》のボスであるデトス・チャートとの戦闘に入ってしまったため聞けなかった。
ずっとその言葉が気になっていたのだが、その後も旅支度などでバタバタとしており結局聞けずじまいだったのだ。
『主様が気にするようなことは何もないから安心するのじゃ』
(それならいいんだけど・・・・・・)
『うん? 何やら森が騒がしいのう』
炎姫の言葉に宙翔は改めて周囲を見渡す。言われてみれば、道の右側の木々が風とは違う何かの影響を受けているのか不自然に揺れていた。
そして同じく右側の方から地鳴りのような重低音が聞こえて来た。
その音は次第に大きくなり、足裏に振動を感じるようになった。
シャルロットも気づいたようで不安げな様子で右側を注視する。
(何か近づいてくる)
宙翔が直感的にそう感じたとき、道の右側から飛び出した何かが宙翔たちの前を横切る。
「!?」
それは必至な形相で怪我をした少女を背負いながら走る少年だった。
目の前を横切っていく瞬間、宙翔はその少年と目が合う。
少年の必至な表情が徐々に青ざめていくのがわかる。
道の左側に広がる森の中に入る直前で急停止した少年は、勢いよくこちらを振り返る。
「危ない! 逃げろ!!」
少年が警告の言葉を叫んだ瞬間、彼が飛び出してきたところと同じ場所からこちらに向かって黒い塊が猛烈な勢いで突進してくる。
「炎姫!」
『うむ』
宙翔の呼びかけに炎姫が応えると、契約の指輪から深紅の粒子が溢れ出し宙翔の身体を包み込む。
光が収まると深紅の小袖にすそ部分に赤く燃え上がる炎の文様があしらわれた黒色の袴という霊装に身を包み、燃え上がる紅蓮の炎をその刀身に纏わせた刀の霊具を持つ宙翔の姿があった。
宙翔は敵意も殺気も込めない純粋な斬撃を突進してくるそれに与える。
一太刀浴びせられた黒い塊は刀による外傷はないものの、その攻撃は魂にダメージを与え意識を失い倒れる。
倒れた黒い塊を見ると、どうやらイノシシ型の地属性の精霊のようだった。
「精霊使いだったのか!?」
霊具と霊装を顕現させた宙翔を見て、少年は驚きの声を上げる。
「シャル、二人を安全なところに」
森の奥から複数の殺気を感じ取った宙翔は、そちらをまっすぐ見つめながらシャルロットに声をかける。
「わかりました。お気をつけて」
「ああ。ここから先は一歩も通さないから」
宙翔はシャルロットの方を一瞥して軽く微笑むと、森の奥から向けられる殺気と少年たちの間に入るように移動し刀を構える。
そしてシャルロットは少年たちの方に駆け寄り、二人を少し離れた場所まで移動させる。
すると森の中から先ほどと同じイノシシ型の精霊が現れる。その数はおよそ十数体だ。
イノシシ型の精霊たちは、攻撃のタイミングをうかがうかのようにじっと宙翔をにらんでいた。
「だめだ、一人で戦うなんて」
顔を青ざめさせ不安に瞳を揺らす少年にシャルロットは優しく微笑みかける。
「大丈夫です。それに一人じゃありませんから」
そう言うとシャルロットは炎姫の力をその身に纏う宙翔の方を見る。
少年はシャルロットの瞳を見て、彼女が宙翔の勝利を確信しているのを感じた。
そしてついにイノシシ型の精霊たちが動き出す。
三体のイノシシが宙翔に向かって突進してくる。
「行くよ、炎姫」
突っ込んできた一体目を右方向からの水平斬りで斬り払い、手首を返すと続く二体目を左から右へ水平に切り裂く。
そして水平斬りの勢いをそのままに、右足と刀を後方に引き一瞬溜を作ると、力強く地面を蹴り三体目のイノシシに刀による突きを放つ。
直後左右からイノシシが二体突進してくる。
宙翔は右足を軸にして回転しながらイノシシ二体を斬りつける。
その間に宙翔から離れた場所にいた三体のイノシシがシャルロットたちに向かって突撃していく。
「行かせない!」
宙翔は左手を突きだすと精霊術《狐炎球》で三つの火球を作り出し、イノシシに向かって打ち出す。
三体のイノシシに《狐炎球》が着弾すると、小爆発が起きイノシシたちは数メートルほど後方に吹き飛ばされる。
これで残るイノシシたちは怯むかと思ったが、宙翔の予想とは裏腹に残ったイノシシ数体はまっすぐに宙翔に突っ込んでくる。
まるで同胞が倒れたのなんてお構いなしというように、その瞳を殺気でみなぎらせ突進してくる。
明らかに普通の状態ではなかった。
「こいつら様子が変だ」
『極度の興奮状態で完全に理性を失っておる』
残るイノシシを斬り伏せながら言う宙翔に炎姫が答える。
そんな理性を失い狂暴化したイノシシたちであったが、宙翔は特に苦戦することなく無力化していった。
そしてすべてのイノシシの精霊が戦闘不能になった頃、宙翔と炎姫は森の奥から強い気配が近づいてくるのを感じた。
それと同時に低く響くような足音と樹木がへし折れる音が近づいてくる。
『主様、何か来るのじゃ』
宙翔の脳内に炎姫の警戒の声が響くと、目の前に巨大な影が姿を現した。
「グォォォォ!」
雄叫びを上げながら現れた影の正体は、先程と同じイノシシ型の地属性の精霊だった。
「こいつが親玉か」
宙翔は一目でその精霊がイノシシたちのリーダーであることがわかった。
なぜならその精霊の体の大きさと放つプレッシャーが尋常ではなかったからだ。
体は見上げるほど大きく、体長は六メートルを優に超えていた。
体重もそれに比例してかなり重たいのだろう。歩くたびにその振動が宙翔の体に伝わってくる。
そして口からは下から上へ反り返るような長い牙が二本生えていた。
この巨体で突進でもされたら宙翔一人ならどうとでもなるが、後ろの三人を巻き添えにしてしまいかねない。
そして巨大イノシシが一声吼えると、霊力が増大した。
すると巨大イノシシの目の前に人の頭ほどの大きさはある岩石が生成され、それを発射した。
後ろにシャルロットたちがいる以上、宙翔に避けるという選択肢はない。
宙翔は刀を上段に構えた。普段は刀へ自動的に霊力が送られ炎が沸き上がっているのだが、宙翔は意図的に流し込む霊力量を増大させる。
それにより刀が纏う炎の勢いが増し、刀の周りの空気が揺らめく。
そして宙翔は刀を上から下へと振り下ろし、眼前に迫る岩石砲とも呼べるそれを一刀両断する。
真っ二つに斬られた岩石砲の断面は、まるでバターを熱したナイフで切ったかのように滑らかだった。炎を纏う刀がかなりの高温であったことがうかがえる。
そして岩石砲の二つの破片は、宙翔にも後ろのシャルロットたちにもあたることなく宙翔の体の両側をかすめ後方へ消えていった。
岩石砲が容易く破られるのを見た巨大イノシシは、その瞳に怒りの色をにじませた。
巨大イノシシは、頭を低くすると前足で地面を引っ掻く仕草をする。
(まさか突進してくるつもり!?)
『主様、このまま加減しておれば後ろのシャルロットたちが・・・・・・』
(わかってる。あの精霊には悪いけど、少し本気を出そう。炎姫!)
宙翔の呼びかけにより炎姫は抑えていた力を解放する。
それと同時に巨大イノシシは地面を蹴り突進してくる。
宙翔は左手を前に突き出すと、遠慮なく先ほど以上の霊力を左手へと流し込む。
スピードに乗った巨大イノシシが目と鼻の先まで迫って来たところで、宙翔の左手に直径が彼の身の丈ほどあろうかという《狐炎球》が作られた。
突然目の前に現れた大火球に驚く巨大イノシシだが、今更止まることはできない。
そのまま《狐炎球》に衝突すると爆発が起き、その巨体は数十メートル後方まで吹き飛ばされた。
吹き飛ばされた衝撃により地面はえぐれ、木々はへし折れていた。
しかし大ダメージを受けているはずの巨大イノシシであったが、それでも立ち上がろうとしていた。
それを見た宙翔は足裏に炎の霊力を集約させる。
そして地面を蹴りだした瞬間それが爆ぜた。
爆発力により脚力を強化し、数十メートルの間合いをわずか三歩で詰めると巨大イノシシの懐に入り込む。
巨大イノシシは頭を左下から右上へ振り上げることで宙翔を牙で串刺しにしようとするが、宙翔の踏み込みの方が早い。
右足で強く踏み込むと左から右へ刀を振り抜き、斜め下から遅くる牙を両断した。
「グォォォォ!」
牙を切断された巨大イノシシだが、それでもまだ闘志を失ってはいない。
その勢いのまま体をのけ反らせると、前足を高く持ち上げて上から踏みつけようとする。
だが宙翔はそのまま走りぬき巨大イノシシの側面にいた。
しかし巨大イノシシの狙いは宙翔を踏みつけることではない。その巨体での踏みつけによる振動で宙翔の動きを封じ、追撃を狙っていたのだ。
そして巨大イノシシが地面を踏みつけようとした瞬間、再び宙翔の足裏が爆ぜその体が宙を舞った。
宙翔は炎霊力の集約と爆発でジャンプ力を強化。地面の振動による怯みを回避しつつ、巨大イノシシの体を飛び越えるようにして右側面から左側面へと移動する。
しかも巨大イノシシの背中あたりに来たときに体を回転させ複数回斬りつけるおまけ付きで。
そして着地ざまに巨大イノシシの左側面を水平に切り裂く。
炎を纏った斬撃であったが、硬い体毛に覆われていた巨大イノシシには小さいイノシシほどのダメージを与えられなかった。
確かに霊具に悪意も殺気も込めずに放った攻撃は、相手の身体を傷つけず魂にダメージを与える。しかしそれは魂に直接攻撃を与えているということではない。
言ってしまえば、魂が体を傷つけられたと誤認してダメージを受けているのだ。
言い換えれば魂が傷つけられたと誤認できなければダメージを与えることはできない。
もともと硬い体毛に覆われている巨大イノシシには斬性の攻撃は通りにくいのだ。
たとえ宙翔が殺気を込めて巨大イノシシを斬ったとしても、与えるダメージとしては今とさして変わらない。今のままでは。
そして巨大イノシシが宙翔に向かって攻撃しようとしたとき、宙翔の声がこだました。
「燃え上がれ!」
すると宙翔の声に応えるかのようにイノシシの体が突然燃え出した。よく見ると燃えているのは宙翔に斬りつけられた場所だ。
これは炎姫の精霊術の一つ。相手の斬りつけた場所を任意のタイミングで発火させる技《裂焔傷》だ。
「グオオォォォォ!」
巨大イノシシの苦悶の声が響く。いくら硬い体毛に覆われているといっても、体が燃えていてはダメージを感じずにはいられない。
「はあああ!」
宙翔は刀に霊力を流し込み炎の勢いを増大させ、巨大イノシシを横一文字に斬り裂く。
それが決定打となり巨大イノシシは倒れた。
『はぁ、主様。もう少し本気を出しておればあそこまで苦戦せんかったはずじゃが』
炎姫が半ば呆れるように問いかける。
(俺はあの精霊を倒すために戦ったわけじゃない。シャルロットとあの二人を守れればそれでいいんだから)
『主様らしいのう』
宙翔の返答を聞いた炎姫のその言葉には、敬愛の念が感じられた。
「すごい・・・・・・」
後ろで見ていた少年は静かに呟いた。
あれほど狂暴化した精霊を鎮圧するのは里の精鋭である班長たちでも骨が折れるだろう。
しかし宙翔は涼しい顔をしており、まだまだ余力を残しているようだった。
(もしかして兄上と同じくらい強いんじゃ・・・・・・)
「もうだいj」
「宙翔さん、後ろ!」
宙翔がシャルロットたちの方を振り返って手を振ろうとしたとき、シャルロットが叫ぶ。
「!?」
宙翔が後ろを見ると、いつの間にか音もなく立ち上がった巨大イノシシが最後の力を振り絞り、宙翔を下敷きにするべく倒れ込もうとしていた。
『こやつまだ!?』
完全に油断していた宙翔と炎姫は反応が遅れてしまう。
その時斜め上方向から巨大イノシシに向かって黄色の閃光が走る。
直後巨大イノシシは宙翔たちがいる方とは別の方向に向かって倒れ完全に沈黙した。
巨大イノシシが襲ってこないことを確認すると、宙翔は霊装を解除しその隣には炎姫が実体化していた。
「間一髪でしたね、姐さん」
声のする方を見ると、閃光が着地した場所に一人の少女が立っていた。
いや、少女の姿をした精霊がいた。
「おぬしは雷亜!?」
炎姫が驚きの声を上げると、雷亜と呼ばれた精霊はニカッと満面の笑みを浮かべた。
読んでくださってありがとうございます。
前々からお伝えしておりましたが、自分の仕事の関係で7月と8月は月一更新とさせていただきます。
なので次回の更新は8月6日となります。
みなさんにはお待たせする形になってしまい申し訳ありません。
9月からは毎週更新に戻せるように、なんとか時間を捻出して頑張って書いていきますので、今後とも拙作をよろしくお願いします。




