空虚
いつもの場所、そこは何気ない一言で、崩れたりする。
でも、それくらいで崩れるなら最初からそこは、私の居場所じゃない。
社会に順応していくにつれて、自分の居場所がなくなる。
そして、また、探そうとするのだ。限りある時間をないがしろにしてまで。
しかし、限りある時間があるからこそ、人は何かを求めて躍起になるのだ。
なのに、それを見て笑うやからがいる。
そんなやつどうだっていいじゃないか、自分のありのままを認めてくれる人だけといればいいじゃないか。
だけど、そんなことをしてもいずれ終わりは来てしまう、人が絡むと有限になってしまうから。
だから、私は考えるのをやめた。